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動物病院のホームページ制作法!重要なポイントや集客法を解説
犬や猫の飼育数は、2016年は16,341千頭でしたが、2023年は15,913千頭と減少しています。
しかし、動物病院の数は、2016年は11,675軒でしたが、2023年は12,706軒と増加しているのです。
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さらに、昨今ではホームページを制作することが当たり前の時代になっているので、ライバルの動物病院に勝つことの難易度が高いと言わざるを得ません。
しかし、適切な対策を行ったホームページであれば、まだまだ十分にライバルサイトに勝つことができます。
当ページでは、動物病院のホームページ制作で重要なポイント、基本的な対策法、掲載すべきコンテンツ、Webデザインの在り方、集客対策法を解説します。
目次
動物病院のホームページ制作で重要なポイント
動物病院のホームページ制作で重要なポイントは、「訪問者から信頼される」と「どんな動物病院なのかが分かりやすい」、「営業時間やアクセス法を打ち出す」の3つです。
例えば、「犬や猫が病気かも?」と思ったユーザーが、症状でGoogle検索を行ったときに、分かりやすい内容で、どのような対処を行えば良いかを打ち出したページにアクセスすると、その動物病院を信頼してくれるようになります。
もし、診察が必要だった場合に、次に訪問者は、「内容は良かったけど、どんな動物病院なんだろう」と考えるので、診療内容や院内の写真を掲載することで、ユーザーが安心して受診できる環境になります。
最後に、「この動物病院のアクセス方法は?」と訪問者は考えるので、営業時間やルートマップを掲載することで、来院に繋げることができるのです。
この3点を意識した動物病院のホームページを制作して、見込み顧客を集めるための集客対策に取り組むことで、高い成果を実現することができます。
動物病院のホームページ制作で必要な基本的な対策法
動物病院のホームページ制作で必要な基本的な対策法を解説します。
レスポンシブWebデザイン
昨今のインターネットユーザーは、パソコンではなくスマートフォンを活用します。
そのため、ホームページのスマホ対応は必須になり、おすすめの対策法はレスポンシブWebデザインです。
レスポンシブWebデザインに対応することで、パソコンとスマートフォンで同じページでありながら、閲覧媒体の幅によってレイアウトを変更することが可能です。
そのため、ホームページ制作予算や納期を抑えることができるので、効率よくスマホ対応が行えます。
SSL対応
ホームページの安全性を高めるために、URLがhttpではなくhttpsになるSSL対応を行いましょう。
SSL対応を行うことで、サイト内の訪問者のすべてのアクションが暗号化されるので、第三者が情報を取得したとしても、解読することができなくなります。
昨今では、インターネット上に多くのウイルスが拡散されているので、安全性の高いホームページにはSSL対応は必須と言えます。
WordPressの実装
ホームページは制作して終わりではなく始まりです。
サイト公開後には、日々更新を行い、ユーザーにとって価値のあるホームページへと育てることで、期待以上の成果を実現できるようになります。
そのためには、サイト更新システムが必要になり、おすすめのツールがWordPressです。
WordPressの魅力は、更新のしやすい管理画面が用意されているので、誰でも簡単にホームページを運営することができます。
WordPressについて詳しくはこちらをご覧ください。
ホームページの表示速度
ホームページの表示速度は、遅いより速いほうが良いです。
表示速度の速いホームページは、ユーザーが離脱することを抑え、さらにGoogleは10の真実で遅いより速いほうがよいと言っているので、SEOとしても効果を期待できます。
ホームページの表示速度は、Webマスターが目視で確認するのではなく、PageSpeed Insightsを利用して、点数として把握しましょう。
100点を目指す必要はありませんが、Webマスターが目視で遅いと感じず、60点前後あれば、訪問者の離脱やSEOでマイナス影響を受ける心配はありません。
動物病院のホームページに掲載すべきコンテンツ
動物病院のホームページに掲載すべきコンテンツを解説します。
診療内容
診療内容が詳しい動物病院は、ユーザーに信頼してもらうことができます。
ユーザーが持つ「この動物病院ではどんな診察を受けれるのか?」という疑問を解決してあげ、もしユーザーが求めている回答があったら、来院に繋げることも可能です。
ただし、ユーザーの見やすさへの意識は必須です。
「ペットが病気かも」と思っているユーザーは、多少焦っているので、内容を整理して、ユーザーの見やすさや理解のしやすさを追求することが大切です。
付随するサービスを紹介
もし、動物病院以外にも、ペットホテルやグルーミングを行っている場合は、ホームページに掲載することが大切です。
ペットホテルやグルーミングについて紹介するコンテンツを作成しておくことで、他の動物病院との差別化に繋がったり、シナジー効果を生み出すことができます。
施設・設備紹介
初めて来院を検討している方は、「どんな動物病院なんだろう?」と不安に感じています。
そのようなユーザーに対して、院内や設備の写真を掲載することで、安心感を持たせることが可能です。
営業時間
動物病院では、営業時間が必須です。
例えば、何時から何時まで営業されていて、定休日はいつなのか、夜間診療を行っているのかなどを掲載することで、ユーザーはスムーズに来院することが可能です。
アクセスマップ
来院を考えている方のために、アクセスマップを掲載しましょう。
電車はもちろん車でのアクセス法や、さらには近隣の駐車場を紹介していることで、ユーザーにとって親切なホームページへと成長します。
支払い方法
支払い方法の打ち出しでは、以下の3点を意識しましょう。
- 支払い手段をすべて提示
- 対応できるクレジットカードの種類
- 動物保険適応の可否
どれも重要なポイントになっているので、訪問者に分かりやすいコンテンツを作成しましょう。
予約システム
昨今では、多くの動物病院のホームページでは、Web予約システムを実装しています。
電話の場合、待ち時間が発生してしまうや、深夜に予約ができないなどのデメリットもあるので、実装することで、訪問者がストレスなく予約することが可能になります。
よくあるご質問
動物病院に関するよくあるご質問を掲載しましょう。
- 診察できる動物の種類
- 健康診断の種類
- 予防接種の時期 など
訪問者が気になるであろう、また過去に多くの問い合わせがあった内容を掲載しておくことで、ユーザーの不安を払拭することができるようになります。
症状別治療
動物病院のホームページで特に大切なのが、症状別に治療内容を解説するコンテンツです。
例えば、「突然犬の口が腫れたときの対処法」などのページを作成します。
これらの症状は、多くの飼い主が検索するキーワードになっているので、多くの見込み顧客をホームページに集客することができるようになります。
症状別治療コンテンツでは、営業目的とするのではなく、自分で対処ができるのかどうかの判断や対応法を掲載するようにしましょう。
また、症状によっては、自分で対処はできないので、その場合はどのようなアクションを行えば良いのかまでを明確に記載することが大切です。
症状でお困りの方は、真剣に情報を探しているので、その方にベストアンサーを提示してあげることで、ユーザーの信頼性を高めることができます。
動物病院のWebデザインの在り方
動物病院のWebデザインの在り方を解説します。
イラストを利用して親しみやすさを打ち出す
トップページにアクセスすると、メイン画像が動物のイラストで作成されており、さらには、グローバルナビゲーションでもイラストが利用されています。
トップページを見た訪問者は、感覚的に温かく親しみが持てると感じ、印象の良い動物病院と判断してくれることは間違いありません。
また、イラストだけではなく、コラムやわんにゃん通信では、多くの犬や猫などの写真を利用していて、楽しめるホームページとなっています。
丸みを帯びたデザインで優しさを打ち出す
トップページのメイン画像やメニューボタンなど、全体的に丸みを帯びたデザインを採用することで、優しさを演出しています。
動物病院を探すユーザーが求める「優しい先生が良い」というニーズに応えた安心感のあるデザインです。
リンクにも丸みを取り入れ、訪問者がリンクに気づきやすく回遊率を高める工夫もされています。
スタッフを掲載し安心感を高める
動物病院を探しているユーザーは、どんな人が働いているのかや、清潔感はあるのかなど、さまざまなことを気にしています。
スタッフが働いている写真を掲載することで、ユーザーに安心感を持たせることが可能になり、さらには診療中の写真であれば、院内が清潔かどうかも判断することができます。
特に動物と優しく接している写真は、ユーザーからの信頼性を高める効果もあります。
動物病院のホームページ制作で行いたい集客対策
動物病院のホームページ制作で行いたい集客対策を解説します。
多くのユーザーニーズに応えるコンテンツでSEOを行う
SEOとは、ホームページのテーマと一致したユーザーニーズに応えるコンテンツを作成することが重要です。
そこで役に立つのが、症状別治療コンテンツになり、さまざまな状況に合わせた魅力的なコンテンツを作成することによって、ページのテーマに関するキーワードで高い検索順位が獲得できます。
また、トップページSEOは、サイト全体の評価になるので、症状別治療コンテンツで作成した良質なページ数が増えていくと、自然と【動物病院 地域名】での検索順位も高まります。
症状別治療でページが思いつかない場合は、スタッフブログなどを代用することも可能です。
スタッフブログでれば症状別治療内容以外にも、さまざまなビジネスに関連した内容で更新ができるので、着実に良質なページ数を増やすことが可能です。
XとGoogleビジネスプロフィールで動物病院の魅力をアピール
XとGoogleビジネスプロフィールを運用しましょう。
Xの運用法
Xでは、飼い主の方とコミュニケーションを行うことで知名度を高めることに注力し、フォロワー数の獲得を狙います。
北海道にある動物病院に沖縄の方が訪れることはまずないと思いますが、Xで知名度を高めることで、たとえ見込み顧客でなかったとしても、御社のホームページをシェアしてくれるようになります。
このシェアは効果が高く、より多くの方に、ホームページを見てもらうことで、見込み顧客にアピールすることが可能になります。
Googleビジネスプロフィールの運用法
Googleビジネスプロフィールでは、ローカルパックを狙いましょう。
ローカルパックとは、検索結果に表示されるGoogleマップのことを言います。
ローカルパックで表示させるためには、Googleビジネスプロフィールの登録をしっかりと行うや、NAPを統一する、Xを運用してサイテーションを獲得するなどのMEOを行うことが大切です。
動物病院のホームページ制作法のまとめ
動物病院のホームページ制作法を解説しました。
動物病院のホームページ制作では、症状別治療コンテンツが高い効果を発揮でき、そして訪問者が安心して来院できる仕組みを構築することが最優先です。
動物病院のホームページ制作をご検討のWebマスターの参考になれば幸いです。