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ホームページのバナーデザインの基本!作り方と参考サイトも紹介

ホームページに掲載するバナーは、訪問者の目を引き、伝えたい情報を的確に届けるために欠かせない要素です。見た目の印象だけでなく、構成や配色などにも工夫が必要になります。

このページでは、バナーデザインの基本から作り方のコツ、参考になるサイトや無料ツールまでを紹介します。

ホームページのバナーデザインの基本

ホームページの第一印象を左右するバナーは、視覚的に訴求力が高く、訪問者に対して行動を促す役割を担います。ここでは、効果的なバナーデザインの基本について解説します。

バナーに必要なデザイン要素

バナーを構成する要素には、背景画像やカラー、テキスト、アイコン、ボタンなどがあります。これらの要素は、ただ並べれば良いわけではなく、それぞれの役割を理解したうえでバランスよく配置することが重要です。

たとえば、背景は視覚的な印象を決定づけるため、訴求内容と合ったトーンやモチーフを選ぶ必要があります。また、テキストはキャッチコピーと補足文に分けることで、情報を効果的に伝えることができます。CTAボタンの配置も重要で、ユーザーが自然にクリックしたくなる位置やデザインを工夫しましょう。

全体として、要素の統一感と視認性を保つことが、ユーザーに伝わりやすいバナーを作るポイントです。

視線を集めるためのデザインの工夫

バナーは、ユーザーの視線を引きつけ、短時間で内容を伝える必要があります。そのためには、視線誘導のテクニックが欠かせません。

たとえば、視線を中央に集めたい場合は、背景のグラデーションや光の効果を使って中心に明るさを持たせると効果的です。また、人物写真やイラストの視線方向をテキストに向けるだけでも、ユーザーの目は自然とその部分に引き寄せられます。

さらに、重要な情報にはアクセントカラーを使って強調し、情報の優先度に応じて文字のサイズや太さを調整することで、読みやすく印象に残りやすいデザインに仕上げることができます。

デザインだけでなく、見る人の動きを想定した設計が、効果的なバナーを作るカギになります。

縦長バナーの注意点

スマートフォンユーザーの増加に伴い、縦長バナーの活用が広がっていますがデザイン上の注意点があります。

まず、縦長レイアウトは視線が上から下へ流れるため、情報を詰め込みすぎると途中で離脱されてしまう可能性があります。そのため、要点を絞り、スクロールせずに伝わる範囲に重要な情報を配置することが必要です。

また、画像や文字が小さくなりすぎないよう、サイズ感と余白の取り方には十分な配慮が必要です。特にスマートフォン表示では、タップしやすいボタンサイズや読みやすい文字サイズが求められるため、PCと同じデザインをそのまま流用するのは避けた方が良いでしょう。

さらに、縦長バナーは読み進めることが前提になるため、スクロールを促す視覚要素を加えることも有効です。

バナーデザインの作り方とコツ

バナーを効果的に見せるには、基本的な作り方を押さえながら、細かなデザインの工夫を取り入れることが大切です。ここでは具体的な作り方や意識すべきポイントを解説します。

サイズを定める

バナーを制作する際には、まず設置する場所に合わせてサイズを決めておくことが重要です。

ホームページで使われるバナーには、たとえばヘッダーに配置する横長のバナーや、サイドバーに入れる縦長のバナー、記事下に置くアイキャッチ的なものなどがあります。それぞれ表示されるスペースが異なるため、縦横比や画像の解像度を適切に設定することが必要です。

画面の横幅に合わせて伸び縮みするデザインもありますが、多くの場合は固定サイズで設置するため、事前にサイトのレイアウトを確認しておくことで、デザインのずれや再編集を防ぐことができます。

また、参考として、728×90や300×250などの広告用バナーサイズもデザインの目安として活用できます。

情報を厳選する

バナーは限られたスペースで情報を伝えるため、内容を絞り込むことが欠かせません。伝えたい情報をすべて詰め込むと、視認性が下がり、結果としてユーザーの関心を引けなくなってしまいます。訴求したいポイントは1つか2つに絞り、必要最低限のテキストと視覚要素で構成することを意識しましょう。

また、視線が最初に向かいやすい箇所にキャッチコピーを配置し、その後に補足情報や行動を促すボタンを置くと、流れのあるバナーになります。整理された情報は読みやすく、ユーザーの行動を促進しやすくなります。

コンテンツに優先順位をつける

バナー内の各要素には優先順位を持たせ、視線誘導を意識したレイアウトを心がけましょう。

最も伝えたい内容を最も目立つ位置に配置し、次に必要な補足情報を視線の流れに沿って配置することで、自然な導線を作ることができます。文字サイズや色、太さなどを使い分けることで、何が重要な情報かを明確に伝えることができます。

また、配置の工夫によって余白を活かし、全体に圧迫感を与えないようにすることも大切です。バナーは一瞬で理解される必要があるため、情報設計の工夫が成果を左右します。

バナーを目立たせるか・なじませるかを判断する

バナーはページの一部として表示されるため、周囲のWebデザインとの関係を考慮する必要があります。

あえて目立たせたい場合は、ページ全体とは異なる配色やフォントを用いてコントラストをつけると効果的です。一方で、自然に溶け込ませたい場合は、トーンやフォント、余白の使い方を揃えることで統一感を持たせることができます。

バナーが他のパーツと似すぎていると、クリック率が下がる可能性もあるため、どのような目的で表示させるかによってデザインの方向性を調整しましょう。バナーはWebデザインと連動しつつ、しっかりと存在感を示す必要があります。

配色の工夫で印象をコントロールする

配色はバナーの印象を大きく左右します。

例えば、赤やオレンジなどの暖色は目を引きやすく、セールや緊急性を伝えたい場面に適しています。一方、青やグレーといった寒色系は落ち着いた印象を与えるため、信頼性や安心感を打ち出したい場合に向いています。また、ブランドカラーと連動させることで、全体として統一感のあるビジュアルに仕上がります。

色の使いすぎは逆効果になるため、メインカラーとアクセントカラーを明確に分け、背景とのコントラストを意識すると視認性が向上します。視覚的に魅力のあるバナーを作るには、配色の戦略が不可欠です。

フォントと文字の視認性を高める

バナーに使うフォントも、デザインの印象や読みやすさに直結する重要な要素です。

視認性を重視するなら、太字でシンプルなサンセリフ体などがおすすめです。キャッチコピーなど目立たせたい部分には、装飾のあるフォントを使ってインパクトを出すことも可能ですが、使いすぎると読みづらくなってしまうため注意が必要です。

また、文字と背景のコントラストが弱いと読みにくくなるため、背景に半透明のベースカラーを敷いたり、文字に影を付けたりして調整しましょう。

サイズもスマートフォンでの表示を考慮して十分な大きさを確保することがポイントです。伝えたい情報が確実に届くフォント設計を心がけることで、バナーの効果は大きく向上します。

おしゃれなデザインが見つかる!バナー作成の参考サイト

自社でバナーをデザインする際には、参考になる事例を数多く見ることが重要です。ここでは、実際に使われているバナーデザインを閲覧できる便利なギャラリーサイトを紹介します。

バナー広場

バナー広場サイトの画像

バナー広場は、カテゴリーやフィルター検索、フリーワード検索を活用して、目的に合ったバナーデザインを簡単に探せるギャラリーサイトです。

業種やサイズ、カラーなど豊富な条件で絞り込めるため、アイデア出しの際にも非常に便利です。さらに、気に入ったデザインはお気に入りに登録して保存できる機能もあり、複数のバナーを比較しながらデザインを検討できます。

当社でも実務で頻繁に活用しており、特に自由検索機能は、特定のテーマやキーワードで絞り込みたいときに重宝しています。

バナーデザインアーカイブ

バナーデザインアーカイブサイトの画像

バナーデザインアーカイブは、シンプルな構成でバナー事例を一覧表示しており、ページ遷移なくスムーズに多くのデザインを確認できるのが特徴です。

サイズや色合い、業種で閲覧できるため、バリエーションや一貫性をチェックしたいときに役立ちます。また、デザインごとに掲載時期が記載されており、最新のトレンドに沿ったデザインを探す際にも便利です。

サイト自体が軽量で読み込みが早いため、テンポよくインスピレーションを得たい方に向いています。

BANNER LIBRARYサイトの画像

BANNER LIBRARYは、テイストやカラー、業種などで絞り込みながらバナーデザインを検索できるギャラリーサイトです。

掲載されているバナーの多くには、実際に使用されているWebサイトやSNSへのリンクが付いており、デザインがどのように活用されているかを実例として確認できます。

これにより、単なる見た目だけでなく、使用シーンまで含めた視点でバナーを選ぶことができ、自社の目的に合ったイメージをより明確に描くことが可能です。

豊富な事例と絞り込み機能が揃っており、実務でも非常に参考になるサイトです。

無料でバナーデザインを作れるツール

費用をかけずにバナーを作成したい場合は、無料で使えるツールを活用するのがおすすめです。ここでは、実務でも利用しやすいツールを紹介します。

Adobe Express

Adobe Expressサイトの画像

Adobeが提供するAdobe Expressは、テンプレートを選んで簡単にバナーデザインができる無料ツールです。プロのデザイナーが作成したテンプレートが豊富に揃っており、テキストや画像を差し替えるだけで高品質なバナーが完成します。

操作も直感的で、デザインの知識がない初心者でも扱いやすいのが特徴です。フォントやカラーの変更、画像のアップロードも自由に行えるため、自社のイメージに合ったデザインに調整することができます。

完成したバナーはそのままダウンロードでき、SNS投稿やホームページへの掲載に活用できます。

DALL・E3

DALL・E3サイトの画像

DALL・E3は、OpenAIが提供する画像生成AIで、テキストからバナー風のビジュアルを自動で作ることができます。青を基調とした縦長のセールバナーなどの指示を入力すれば、そのイメージに沿った画像を生成できます。

文字を含む表現も可能で、英語を中心にある程度自然な構成に仕上がるため、アイデア出しだけでなく、そのまま素材として使えます。

無料で利用できる点も大きな魅力で、オリジナリティのあるバナーを素早く作りたい場合に便利なツールです。ただし、日本語のテキスト表現や細かい調整には限界があるため、必要に応じて画像生成時のプロンプトを工夫して、希望に近い仕上がりに近づけるのがポイントです。

ChatGPT

ChatGPTサイトの画像

ChatGPTは、バナーに使うキャッチコピーの作成から画像の生成まで対応できる使いやすい生成AIツールです。

たとえば、春のセール用バナーを作りたいと入力するだけで、キャッチコピーやデザインの方向性を提案してくれます。さらに、横長で青を基調にしたセールバナーを作ってといった指示にも対応し、バナー風の画像を自動で作成できます。

操作はすべて日本語ででき、特別なデザイン知識がなくても扱えるのが大きな魅力です。文章と画像を組み合わせて一連の作業を進められるため、バナー制作に不慣れな方でもスムーズに取り組むことができます。

アイデア出しから完成イメージの作成まで、ひとつのツールで完結したい方におすすめです。

まとめ:ホームページに合うバナーを作るために

バナーは、限られたスペースの中で情報を伝え、ユーザーの行動を促す重要な要素です。効果的なバナーデザインを行うには、基本的な構成や視線誘導、配色やフォントなど、さまざまな視点からの工夫が必要です。

今回紹介したように、作り方のポイントを押さえたうえで、実例を参考にしたり、無料のツールを活用することで、専門知識がなくても魅力的なバナーを作成することが可能です。

まずは目的や掲載場所に合わせて適切なサイズと情報設計を行い、自社のホームページに自然になじむ、あるいはしっかり目を引くバナーを意識して作ってみましょう。

また、バナーの意味や種類、表示のメリットについては、バナーとは?意味や種類、表示のメリットと作成方法を解説のページで詳しく紹介しています。基礎から理解したい方はぜひご覧ください。

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