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学習塾のホームページ制作法!必要なコンテンツや参考サイト、集客法を解説
日本は高齢化社会なので、学習塾業界にとっては大きな問題です。
少子高齢化ということは、市場規模は小さくなっていることを意味しているのですが、学習塾は生徒一人ひとりに対してのサービス力を強化することで、全体的な売上を微増させています。
しかし、その裏では激しい顧客の獲得争いが繰り広げられており、その競争に勝つためには、生徒や保護者から「この塾に通いたい!」と思ってもらうことが重要で、そのためにはホームページを使ったPRが効果的です。
当ページでは、学習塾のホームページ制作で大切なポイント、基本的な対策法、必要なコンテンツ、参考サイト、集客対策を解説します。
目次
学習塾のホームページ制作で大切なポイント
経済産業省の止まらない少子化、学習塾への影響は?を見ると、業界としての売上は微増どまりですが、生徒1人あたりの売上が大きく向上しています。
つまり、ホームページでは、魅力的なさまざまなサービス提供を行っていることをアピールすることが大切で、「この魅力があるから、この学習塾に通いたい」と思わせるポイントを打ち出しましょう。
また、見込み顧客には、生徒だけではなく、保護者も含めることが大切です。
生徒自身で学習塾を探すケースもありますが、小学生では、本人が探すケースは珍しく、主に保護者が探しているケースがほとんどです。
そして保護者が良さそうな学習塾のホームページを見つけ、「この学習塾が良さそうなんだけど通ってみる?」と子どもにホームページを提示する流れになるので、どちらに対しても魅力的なコンテンツを打ち出す必要があります。
学習塾のホームページ制作で基本的な対策
学習塾のホームページ制作における基本的な対策を解説します。
ホームページの更新システムの実装
ホームページの更新システムを実装することで、ホームページ制作会社に依頼しなくても、お客さま自身で新規ページ作成や文章のリライトが行えるようになります。
現在のホームページで成果を出すためには、良質な新規ページ作成と品質が高まるリライトが必須と言われているので、更新システムの重要性は高くなります。
また、ホームページ更新システムの中でも、当社がおすすめするのがWordPressです。
- SEO対策が行いやすい
- 管理画面の操作性が高い
- ユーザー数が多く情報収集がしやすい
- オープンソースなので無料
これらのメリットから、学習塾のホームページ制作では、WordPressの実装を強くおすすめします。
また、WordPressについてはこちらで解説しているので興味があればご覧ください。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、1つのページなのに、パソコンとスマートフォンでアクセスをすると、デバイスごとに最適化されたレイアウトを表示するホームページ制作手法のことを言います。
昨今では、パソコンよりもスマートフォンを使ってアクセスするユーザー数も増えているので、レスポンシブデザイン作成が必須と言えます。
例えば、学習塾で言うと、保護者はパソコンを利用することが多いと思いますが、子どもはスマートフォンで利用することの方が多くなると推測できます。
それぞれのデバイスに最適化することによって、ユーザー環境に依存しない本当に扱いやすいホームページへと成長するのです。
また、Googleはモバイルファーストインデックスと呼ばれる仕様を実装して、スマホサイトを中心にホームページを確認しているので、レスポンシブデザインはSEOにおいても重要と言えます。
SSL対応
SSLとは、ホームページの安全性を高める対策の1つです。
SSL対応を行うことで、例えば、訪問者が問い合わせフォームから送信した内容が、インターネットを経由している間は暗号化され、Webマスターのメーラーに到着と同時に暗号化が解除されます。
インターネットを通過しているときに暗号化されることによって、悪意のある第三者が容易に内容を閲覧することができなくなり、訪問者の安全性を高めることができます。
現在、レンタルサーバー会社などが無料のSSLを提供していることが一般的になるので、学習塾のホームページを制作する際に、必ず申し込みを行うようにしましょう。
ホームページの表示速度を意識
ホームページの表示速度を意識することは大切です。
もし表示速度が遅かった場合は、アクセスしたユーザーがページが表示される前にブラウザバックなどを行い、別の学習塾のホームページにアクセスする可能性があります。
そのため、Webマスターが目視で確認をして、もし表示速度が遅かったら、改善に取り組みましょう。
また、ホームページの表示速度はSEOにも影響を与えます。
Googleサイトのページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用しますのページを見るとランキング要因に含まれていると記載があります。
ただ、ここでの表示速度は、Webマスターの目視ではなく、PageSpeed Insightsの点数が重要です。
PageSpeed Insightsは、ページの表示速度を100点満点で採点してくれるのですが、測定される点数はGoogleの情報収集を行っているクローラー視点の表示速度になります。
つまり、プログラムがスムーズにホームページを巡回できるかどうかを指し、Googleが閲覧しやすいホームページと成長させることでSEO評価が高まります。
PageSpeed Insightsについて詳しくはこちらのページからご確認ください。
学習塾のホームページに必要なコンテンツ
学習塾のホームページで必要なコンテンツを解説します。
合格実績
受験のミカタが2017年に塾選びで大切なポイントを調査したところ1位が合格実績となっています。
他にも塾選びで大切なポイントを紹介しているホームページの多くが、合格実績の重要性を紹介しています。
そのため、学習塾のホームページでは、「合格した学校名」と「学部名」、「それぞれの人数」を、テキストで紹介するだけではなく、グラフなどを利用して、魅力的に合格実績を打ち出すことが重要です。
合格体験談
学習塾の生徒や保護者の合格体験談を打ち出すことで、見込み顧客の後押しを行うことができます。
合格体験談は、実際の体験談を掲載するので、入塾を迷っている見込み顧客が「入塾したらどんな生活が待っているのか」をイメージしやすいコンテンツです。
そのため、合格実績と内部リンクで繋げた合格体験談を掲載することで、シナジー効果が生まれ、高いコンバージョンを獲得できるホームページへと成長します。
教育方針
教育方針は、どんな学習塾かを打ち出せるコンテンツです。
言い換えれば、「どんな目的の方に生徒になって欲しい」かをアピールできるコンテンツです。
自分が希望している学習塾でなければ、すぐに退学をされてしまう恐れがあるので、どんな教育方針を持っているかをしっかりと打ち出すことが重要です。
学習カリキュラムと料金プラン
学習カリキュラムや料金プランを提示することで、年間で学べる知識とかかる費用を知ることができます。
教育方針をベースにした学習カリキュラムであるほど、ホームページの訪問者は自然と納得され、コンバージョンを高めることができます。
また、関連するオプションがある場合は、しっかりと打ち出しておくことで、生徒1人あたりの売上向上にも繋げることができます。
授業紹介
授業紹介も重要なコンテンツの1つです。
動画を活用した授業紹介を行うことで、テキストだけでは十分に伝えることができなかった雰囲気を打ち出すことができるので、安心して入塾の申し込みが行えるようになります。
塾長・講師のプロフィール
学習塾では、人と人との付き合いになってくるので、塾長や講師のプロフィールや写真を掲載しましょう。
生徒や保護者は、どんな人に教わるのかを不安に感じているので、塾長や講師のプロフィールを紹介することで、親近感を持ってホームページを閲覧してもらえるようになります。
アクセス
学習塾においては、アクセスも重要な要素です。
特に、小中学生をターゲットにしている学習塾では、自宅からのアクセスのしやすさが、ホームページのコンバージョンに大きな影響を与えます。
そのため、単にGoogleマップを埋め込むだけではなく、イラストを使って見やすく分かりやすいアクセスマップを作成するようにしましょう。
スタッフブログ
学習塾のホームページでは、スタッフブログを作成しましょう。
スタッフブログを作成することによって、SEO効果を高めることが可能です。
掲載する内容は、学習に関するノウハウ記事でも良いですが、そこまで多くの時間を取れないWebマスターであれば、イベント情報を掲載するだけでも十分に高い効果を発揮します。
ただし、学習塾に関する内容でなければ効果を発揮できないので、どのようなタイトルでも良いですが、必ず学習塾を絡めたコンテンツ作成を行いましょう。
学習塾のホームページの参考サイト
学習塾のホームページ制作における参考サイトを紹介します。
栄光ゼミナール
シンプルなWebデザインになっていますが、コンテンツが非常に分かりやすく、適切な強調が行われているホームページです。
さらに、リンクボタンの表現の仕方が上手く、リンクであることを気が付かないユーザーはいないと思います。
徹底したユーザー目線を追及しており、シンプルを目指している学習塾が参考にしたいホームページです。
杉山塾
シンプルなWebデザインを採用していますが、トップページのファーストビューでどんな学習塾になるのかを明確に打ち出しています。
メイン画像に人の写真を持ってくることで、親近感を高めることもできているので、このホームページであれば、保護者も子どもに進めやすい学習塾になっていると感じました。
学習塾のホームページが行うべき集客対策
学習塾のホームページが行うべき集客対策を解説します。
SEO
SEOとは、狙ったキーワードで検索順位を上げる対策のことを言います。
SEOで高い成果を出すためには、スタッフブログに新規ページ作成を行うことが重要で、上位表示を狙っているキーワードで10位までのホームページよりも少しだけ多い良質なページ数を作成しましょう。
さらに、SEOはページ数だけではなく、品質の高さも重要な要素になるので、少しだけ多いページ数になっても、期待通りのSEO効果が発揮されなかった場合は、品質の高まるリライトに取り組みます。
ただし、学習塾に関する内容のページでなければSEO効果は発揮されないので、必ずビジネスとの関連性がある記事を公開しましょう。
MEO
MEOとは、Googleマップで上位表示を狙う対策です。
MEOを行う目的は、ローカルパックへの表示になり、Googleマップで3位以内にランクインされることで、【学習塾 大阪】などの地域名を含んだキーワードで検索をすると、検索結果ページに御社の情報が表示されるようになります。
ローカルパックの魅力は、自然検索の結果で1位表示されているホームページよりも上位に表示されるようになるので、高い集客効果を発揮できる可能性があります。
MEO対策法について詳しくはMEOとは?のページをご覧ください。
Xの運用
Xには、多くの見込み顧客が存在しています。
さらに、昨今では、検索エンジンを利用せずに、SNSで情報収集を行う方も増えているので、御社も必ずXを運用しましょう。
Xでは、単に自社サイトへのリンクを行うのではなく、主に生徒を中心にコミュニケーションを楽しむことがおすすめです。
楽しそうにコミュニケーションを行っていることで、その他のXユーザーも御社のアカウントをフォローしてくれるようになるので、期待以上の集客効果を得られるようになります。
学習塾のホームページ制作法のまとめ
学習塾のホームページ制作法を解説しました。
従来は生徒数を増やすことだけに注力すれば良かった学習塾ですが、少子高齢化の影響を受けて、生徒数ももちろん大切ですが、1人あたりの売上も意識しなくてはならなくなりました。
ホームページを制作して、さまざまなニーズの見込み顧客を集客し、それらのユーザーに対して適切な情報配信を行うことで、生徒数や売上の向上に繋げることができます。
学習塾のホームページってどうやって制作するの?とお悩みのWebマスターの参考になれば幸いです。