株式会社セブンデザイン 大阪市都島区のホームページ制作会社

  • 公開日: 最終更新日:

feedがクロール済み - インデックス未登録になる原因と解決方法

Googleサーチコンソールを見ていると、feedがクロール済み - インデックス未登録と表示されることがあります。Webサイト全体の管理やSEOに関心があるなら、この状態をどう捉えるか一度整理しておくのも有効です。

この記事では、feedがクロール済み - インデックス未登録になる原因と、その対処方法について解説します。

クロール済み - インデックス未登録として表示されるfeedとは

Googleサーチコンソールでは、カバレッジレポートを見ることで、サイト内のクロール状況やインデックスの有無を確認できます。その中でクロール済み - インデックス未登録と表示されるのは、Googlebotが対象のページをクロールしたものの、インデックスには登録されていない状態を示しています。

クロール済み - インデックス未登録のステータスは、一般的なHTMLページだけでなく、RSSやAtomフィードのURLにも適用されることがあります。特に、WordPressなどのCMSを利用しているサイトでは、feedが自動的に生成されるため、運営者の意図とは関係なくこの状態になるケースも少なくありません。

以下のキャプチャーは、実際にRSS/Atomフィードがクロール済み - インデックス未登録と表示された例です。まずはGoogleサーチコンソール上でどのように見えるのかを確認しておくと、今後の対応を検討するうえでの判断材料になります。

クロール済み - インデックス未登録として表示されているRSS/Atomフィードの例

また、クロール済み - インデックス未登録という状態そのものの意味について詳しく知りたい場合は、クロール済み - インデックス未登録とは?のページもあわせてご確認ください。

feedがクロール済み - インデックス未登録になったときの弊害

RSSやAtomフィードがクロールされたにもかかわらず、インデックスに登録されない状態が続くと、思わぬところで影響が出る可能性があります。ここでは代表的な2つの弊害について紹介します。

レポートが見づらくなる

Googleサーチコンソールのカバレッジレポートでは、インデックス状況がURLごとに分類されます。

クロール済み - インデックス未登録となっているfeedが大量に存在すると、レポート全体の視認性が低下する原因になります。たとえば、本来確認したいHTMLページとfeedが同じカテゴリ内に並ぶことで、優先して確認したいページを見つけにくくなる場合があります。

また、クライアントワークなどでサイト運営をサポートしている場合、報告資料の作成や説明時にもfeedの除外情報がノイズとなり、正しい状況の把握を妨げることがあります。

不要な情報として処理しておかないと、定期的な分析作業の効率に影響が出るでしょう。

サイト全体のSEO効果が落ちる可能性がある

クロール済み - インデックス未登録の状態が大量に発生していると、Googleからのサイト全体の評価に影響する可能性があります。

Googleは、インデックスに追加しない理由として、品質が十分でない・重複しているなどを挙げており、この判断が繰り返されると、サイト全体の品質シグナルが下がるリスクを否定できません。

特に、feedがクロール済み - インデックス未登録に複数存在する場合、Google側にとって価値の低いURLが多いサイトと解釈するおそれがあります。その結果、他の重要なページのクロール頻度が下がったり、インデックスの優先順位に影響を与える可能性も考えられます。

これはあくまで推測にとどまる部分もありますが、インデックス管理を丁寧に行うことは、サイトのSEO健全性を保つためにも重要な対応と言えるでしょう。

feedがクロール済み - インデックス未登録になる原因

RSS/Atomフィードがクロール済み - インデックス未登録になる理由はいくつかあります。ここでは、よく見られる2つのケースについて整理しておきます。

低品質コンテンツだから

Googleはインデックスに追加するかどうかを、コンテンツの品質に基づいて判断しています。

RSSやAtomフィードは、その性質上、本文の一部や見出しのみを含むことが多く、単体では情報量が少ないと判断される傾向があります。また、複数の記事をまとめて表示する形式も、オリジナリティやコンテンツの独自性という観点では評価が低くなることがあります。

ただし、これは必ずしもネガティブな評価を受けているという意味ではありません。Google自体、RSSやAtomフィードの活用を推奨しており、必要に応じてクロールは行われます。検索結果に表示されていないだけで、問題として扱われているわけではないため、改善が必須とは限りません。

大切なのは、このステータスを正しく理解し、必要な対応があるかどうかを判断することです。

noindexを設定していないから

インデックス登録を避けたい場合、noindexの設定を行うのが一般的です。しかし、feedに対してnoindexを設定をしていないと、Googleはクロールを行い、品質や検索意図への合致などを加味したうえで、インデックスに含めるかどうかを独自に判断します。

その結果、品質が十分でないと判断され、クロール済み - インデックス未登録として扱われることになります。

特に、CMSで自動生成されるfeedの場合、インデックス対象に含めるかは運営側の意図とは無関係に処理されることがあります。インデックスに含めたくないのであれば、あらかじめ明示的にnoindexを設定することで、Googleの挙動を確実にコントロールできるようになります。

feedのクロール済み - インデックス未登録を解決する方法

feedをクロール済み - インデックス未登録の状態から除外したい場合、noindexを設定することで対応できます。ここでは、実際の対処方法を2つ紹介します。

All in One SEOを利用している場合

WordPressで運用しているサイトであれば、All in One SEOというプラグインを使ってfeedに対してnoindexを設定するのが、もっとも確実かつ手軽な方法です。このプラグインは、ページ単位やアーカイブ、カテゴリー、タグ、さらにはfeedなどにも細かくメタタグをコントロールできる機能が備わっています。

設定手順としては、WordPressの管理画面にアクセスし、All in One SEO>検索の外観を選択してください。次に高度な設定タブを開き、グローバルロボットメタ内のRSSフィードなしにチェックを入れるだけで完了です。

All in One SEOでfeedにnoindexを設定する方法の画像

他のSEO系プラグインでも対応可能な場合がありますが、設定の粒度や安定性を考えると、All in One SEOが最も信頼しやすい選択肢です。

X-Robots-Tagを利用する場合

サーバーレベルでより細かく制御したい場合や、WordPressを使用していないサイトの場合には、X-Robots-Tagを使う方法があります。これは、HTTPヘッダーでnoindexを設定する手法で、.htaccessファイルやサーバーの設定ファイルを通じて適用します。

Apache環境であれば、以下の記述を.htaccessに追加することで、対象のfeedにnoindexを適用できます。

function noindex_feed() {
if ( is_feed() ) {
header( 'X-Robots-Tag: noindex', true );
}
}
add_action('template_redirect','noindex_feed');

この方法では、検索エンジンに対して明確に、このURLはインデックスさせないという意思を示すことができ、クローラーに無駄な判断をさせないように制御できます。

ただし、設定を誤ると他のファイルに影響を与える可能性もあるため、操作には十分注意が必要です。

まとめ:feedのクロール済み - インデックス未登録は放置しないのが正解

RSSやAtomフィードがクロール済み - インデックス未登録と表示される状態は、必ずしもエラーではありませんが、放置してよいかどうかは状況によって異なります。

特に、feedが大量にクロールされながらインデックスされていない場合、レポートの視認性を損ねたり、SEOの足を引っ張る可能性も否定できません。feedの役割や必要性をふまえたうえで、意図的にインデックス対象から除外する設定を行うことで、サイト全体の健全性を保ちやすくなります。

WordPressを使用している場合は、All in One SEOのようなプラグインで対応するのが最も手軽ですし、より細かい制御を行いたい場合にはX-Robots-Tagの設定も有効です。検索エンジンにとって不要なページを明確に除外しておくことは、結果的に他の重要なコンテンツの評価にプラスに働きます。

feedをうまく管理することも、SEO対策のひとつと考えておくとよいでしょう。

また、feedでなく、画像のクロール済み - インデックス未登録でお困りの方は、画像がクロール済み - インデックス未登録になったときの原因と対処法のページをご覧ください。

関連サービス

SEO対策サービス
feedのクロール済み - インデックス未登録を改善するSEO対策サービス
記事一覧に戻る