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ホームページ制作のヒアリングシートとは?成果へ導く重要なステップ
ホームページ制作を始める前には、必ずヒアリングシートに基づいた打ち合わせが行われます。
ヒアリングシートは、ホームページ制作において成果を上げるために欠かせないステップです。お客様の魅力や特徴、そして実現したい内容を明確にすることで、具体的な対策や戦略を的確に立てることができます。
当ページでは、ホームページ制作のヒアリングシートとは何か、確認したい項目を解説します。
目次
ホームページ制作のヒアリングシートとは
ホームページ制作のヒアリングシートとは、お客様の情報やホームページに求める要望を詳しく聞き出すための資料です。
ホームページは、ただ作れば良いわけではなく、お客様の事業や見込み顧客のニーズに適切に応えることで初めて成果を生み出すことができます。そのため、お客様の情報や要望を引き出すヒアリングシートは非常に重要な役割を果たします。
また、ホームページ制作会社は、ヒアリングシートを基に、検索エンジンやSNSを活用した徹底的な調査を行います。これにより、ターゲットユーザーや市場動向を正確に把握し、最適なWebデザインやコンテンツを提案することが可能です。
さらに、ヒアリングシートを基に、ホームページ制作会社は提案書と見積書を作成します。これにより、具体的な制作プランと予算が明確になり、お客様に最適な提案ができるようになります。
ホームページ制作のヒアリングシートで確認したい項目
ホームページ制作のヒアリングシートで確認したい重要な項目について解説します。
もしホームページ制作会社からのヒアリングがない場合でも、以下の内容を自ら伝えることで、より成果の出るホームページを制作できる可能性が高まります。
基本情報
まずは、基本情報を伝えましょう。
- 会社名
- 住所
- 電話番号
- 代表者名
- ホームページ制作の担当者名
- 担当者のメールアドレス
- 希望の納期
- 大まかな予算(ある場合は)
- ロゴの有無
これらは、サイト自体に直接的な影響を与えるものではありませんが、スムーズなホームページ制作を進めるために必要不可欠な情報です。
ホームページ制作の目的
ホームページを制作する目的を伝えましょう。
ホームページ制作の目的は、単に「問い合わせを獲得したい」や「商品を販売したい」といった表面的なものではなく、なぜユーザーが問い合わせをしたり、商品を購入するのかまでを含めて考えることが大切です。
ユーザーの動機を理解することで、その意図に応じたコンテンツやデザインをサイト全体に反映させることができます。これにより、より高い成果を実現できるホームページを企画することが可能になります。
ホームページ制作の目的について詳しくはこちらをご覧ください。
ホームページの目標
ホームページの具体的な目標を伝えましょう。
ホームページの目標は、KGIとKPIを設定することが一般的ですが、もし分からなければ、月間の目標数値だけでも問題ありません。たとえば、「月に20件の問い合わせを目指したい」や「月間100万円の売上を達成したい」といった情報です。
これらの情報を基に、ホームページ制作会社はKPIやKGIを設定し、具体的な目標達成のための対策を提案してくれます。
ターゲットユーザー
ホームページのターゲットユーザーを伝えましょう。
ターゲットユーザーは、一般的にペルソナ設計を行うことで定めます。ペルソナ設計とは、問い合わせや商品を購入する可能性が高い1人の理想的なユーザー像を具体的に設定することを指します。
ペルソナ設計を行うことで、ユーザーのニーズに応じた明確なWebデザインやコンテンツを作成でき、より高い成果を実現するホームページ制作が可能になります。
ペルソナ設計が分からない場合でも、ホームページ制作会社が独自の調査を基に適切な提案をしてくれます。
製品やサービスの情報と実績
ホームページに掲載する製品やサービスの情報を伝えましょう。
製品やサービスの情報は、ホームページの中でも重要なコンテンツです。掲載したい内容やカテゴリーについて、できるだけ詳細に伝えることが大切です。
また、実績を公開する場合は、どのように実績を紹介したいかを具体的に伝えることで、効果的な製品・サービスと実績ページの提案が可能になります。
掲載希望コンテンツ
ホームページに掲載したいコンテンツを伝えましょう。
掲載を希望するコンテンツを伝えないと、ホームページ制作会社は調査を基にコンテンツを提案しますが、必ずしも御社が希望する内容が含まれるとは限りません。
そのため、作成したいコンテンツがある場合は、必ず伝えておくことで、より具体的な提案や見積書を作成してもらうことができます。
希望のデザイン
Webマスターが希望するWebデザインがある場合は、必ず伝えましょう。
デザインは、ホームページの目的を達成することが最も重要ですが、Webマスターが気に入らないデザインだと、更新頻度に悪影響を与える可能性があります。
そのため、参考サイトをピックアップし、それぞれのどの部分が気に入っているのかを具体的に伝えることで、ホームページ制作会社はそれらの要素を反映させつつ、目的を達成できるデザインを作成できます。
競合サイトについて
競合サイトのどの点が優れているか、または問題があると感じるかを伝えましょう。
ホームページ制作会社は競合サイトの分析を行いますが、例えば、「現在〇〇の商品が流行しており、それに合わせた魅力的なコンテンツを作成している」といった情報は、お客様の視点でしか分からないことも多くあります。
また、「自社のターゲットは〇〇で、そのターゲットに響くデザインが競合でうまく表現されている」などの情報も、現場を知るお客様からの貴重な意見です。
これらの内容を競合サイトを例に挙げて共有することで、制作会社はより具体的なホームページのイメージを持つことができ、効果的な提案が可能になります。
希望する集客対策法
ホームページは制作するだけでは成果が出ません。多くの場合、その理由は集客力に問題があるからです。
そのため、ホームページ公開後に集客対策が必要となりますが、集客ルートには複数の選択肢があります。もし自社が希望する集客ルートがある場合は、事前にホームページ制作会社に伝えましょう。
集客についての知識がない場合でも、ホームページ制作会社が各集客ルートに必要な運営内容を説明してくれるので、その上で選択して問題ありません。
集客ルートが明確でなければ、優れたデザインやコンテンツを持つホームページであっても成果を出すことは難しいため、希望する集客ルートがある場合は必ず伝えるようにしましょう。
ホームページ制作のヒアリングシートのまとめ
ホームページ制作のヒアリングシートについて解説しました。
ヒアリングシートは、成果を出すために重要な資料であり、これを基にした打ち合わせが欠かせません。
なお、当ページで紹介している内容は一般的なものであり、業界や会社の規模、状況によってヒアリング内容は多少異なることがあります。ですので、この内容を参考にし、ホームページ制作会社に伝えたいポイントをカスタマイズして活用してください。
「ホームページ制作のヒアリングシートって何?」と疑問に思っているWebマスターの参考になれば幸いです。