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ホームページのアクセス数の目安を定める方法や増やし方を解説
ホームページのアクセス数の目安を気にするWebマスターは多くいます。
しかし、アクセス数の目安は、ホームページごとに異なっているので、即答することはできず、お客さまのホームページの状態や目標コンバージョン数から定めなくてはなりません。
当ページでは、ホームページのアクセス数の目安を定める方法、アクセス数を増やす方法、コンバージョン率を高める方法を解説します。
目次
ホームページのアクセス数の目安を定める方法
ホームページのアクセス数の目安を定める方法を解説します。
公開当初
ホームページを公開した当初は、アクセス数を増やすために集客対策に取り組みましょう。
いくつまで増やせば良いかですが、コンバージョンが発生するまでになっており、当社の経験上は、3,000アクセスくらいになると、コンバージョンが発生し始めます。
ちなみに、コンバージョンって何?と思いの方はこちらのページもご覧ください。
成果が出始めたとき
コンバージョンが発生し始めたら、ホームページのコンバージョン率を計算しましょう。
コンバージョン率の計算方法は、「コンバージョン数÷アクセス数×100」になり、例えば、コンバージョンが3件で3,000アクセスだったら、コンバージョン率は0.1%になります。
コンバージョン率をベースにして、獲得したいコンバージョン数を考えることで、アクセス数の目安を立てることができます。
月に30件のコンバージョンが欲しい場合は、コンバージョン率が0.1%だと目標は30,000アクセスになります。
ホームページの目標はアクセス数を増やすことではなく、コンバージョン数を増やすことになるので、コンバージョン率をベースにしなくてはなりません。
多くのアクセス数が必要な場合はコンバージョン率を高める
コンバージョン率が0.1%で30件のコンバージョンが欲しい場合は、30,000アクセスが必要になります。
30,000アクセスを達成することは決して簡単ではなく、SEOやSNS運用、広告出稿など、さまざまな対策が求められています。
そのため、この場合は、集客対策と同時にコンバージョン率を高める対策を行いましょう。
コンバージョン率が0.2%まで高まることで、目標問い合わせ数が30件なら、15,000アクセスで良くなります。
このように、ホームページの集客力が高くなければ実現できないと判断した場合は、がむしゃらに集客対策に取り組むのではなく、コンバージョン率を高める対策を行うようにしましょう。
ホームページのアクセス数を増やす方法
ホームページのアクセス数を増やす方法を解説します。
良質なコンテンツを作成する
良質なコンテンツを作成すれば、SEO効果の向上やSNSで拡散されるようになり、アクセス数が向上します。
多くのアクセス数を獲得できているホームページほど、ページ数の多さや各ページの品質の高さが重要になっているので、毎日少しずつ良質なコンテンツを増やしましょう。
定期的に品質が高まるリライトを行う
定期的に品質が高まるリライトを行いましょう。
現在のホームページの集客力やコンバージョン率は、品質の高さが最重要になっているので、Webマスターが目視、あるいはGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを利用して、品質の低いページをリライトしましょう。
また、リライトを行うべきページは、SEOをベースにして考えるのが効率的で、各ページで上位表示を狙ったキーワードで、検索順位が高くなるまで、何度もリライトを繰り返すことが大切です。
平均CTRを高める
Googleサーチコンソールには平均CTRという指標があります。
平均CTRとは、Googleの検索結果で何%のユーザーが自社サイトへのリンクをクリックしたかを示す数値で、サイト全体で平均CTRを高めることで、アクセス数を大きく伸ばすことができます。
平均CTRを高めるためには、検索順位も影響をしますが、すぐにできる対策として、各ページのタイトルとmeta descriptionをユーザーが思わずクリックしたくなるような魅力的な文言に改善しましょう。
各ページで上位表示を狙っているキーワードで、Google検索を行い、1位から5位までのホームページのページタイトルとmeta descriptionを確認して、その中で1番魅力的な文章に変更することで、平均CTRを高めることができます。
Google Discover対策を行う
Google Discoverとは、スマートフォンでGoogleアプリを開いたときに、表示されたページの下部にある記事一覧のことを言います。
また、パソコンでもGoogleのホームページを開いたら、おすすめ記事が紹介されていると思いますが、それがGoogle Discoverです。
Google Discoverは、ユーザーの検索履歴から、興味がありそうなページを紹介しているので、表示されれば、多くのアクセスを獲得することが可能です。
ただし、Google Discoverには注意点があり、それぞれの対策を行うことで、多くのアクセス数を獲得することができます。
ちなみに、Google Discoverを紹介しているGoogleページはこちらです。
良質なホームページであること
Google Discoverに表示してもらうためには、良質なホームページでなくてはなりません。
低品質なページが多いとまったく表示されなかったり、極端にページ数が少ないホームページは表示頻度が少なくなっています。
そのため、コンテンツの品質が高いことはもちろんですが、日々新規ページを作成して、ページ数を増やすことに注力しなくてはなりません。
1,200px以上の魅力的なアイキャッチ画像を利用
Google Discoverに表示させるには、横幅が1,200px以上のアイキャッチ画像を利用しましょう。
1,200px未満のアイキャッチ画像だと、Google Discoverに表示される可能性が下がります。
また、アイキャッチ画像を利用していないと、表示回数が下がることはもちろんですが、Google Discoverでのクリック率も低下します。
アイキャッチ画像は、一般的にページの内容を要約した画像になっているので、魅力的なアイキャッチ画像であるほど表示回数やクリック率を高めることができます。
SNSでシェアを狙う
昨今では、検索エンジンと変わらないくらい多くのアクセス数を獲得できるのがSNSです。
SNSには、XやInstagram、Facebookなどがあり、自分でアカウントを開設して、ページをシェアするのではなく、ユーザーが自発的にシェアしてくれることを狙いましょう。
そのためには、ホームページが良質であることはもちろんですが、自社のSNSアカウントを開設して、見込み顧客や既存顧客とのコミュニケーションを行いましょう。
コミュニケーションの中で、自社のビジネスに関する良質な投稿を行うことで、フォロワー数がどんどん増えていき、ホームページのURLが拡散されるようになります。
Web広告に出稿する
ペイドメディアやリスティング広告などのWeb広告に出稿することで、多くのアクセス数を獲得できます。
Web広告は予算が必要ですが、見込み顧客が利用しているホームページに出稿することで、即効性のある集客対策として利用が可能です。
似たテーマのページで紹介してもらう
自社と似たテーマのページで紹介してもらうことでアクセス数が高まります。
昨今では、良質なコンテンツを作成していれば、ナチュラルリンクを獲得することができますが、自社の取引先などにも依頼をして、より多くのホームページで紹介してもらうようにしましょう。
セミナーの開催やイベントへの参加
セミナーやイベントで自社のホームページを紹介することで、アクセスしてくれる可能性が高まります。
また、セミナーやイベントは、テーマが定められているので、自社の見込み顧客に限定することができ、コンバージョン数を増やす対策としても効果を発揮します。
ホームページのコンバージョン率を高める方法
ホームページのアクセス数を増やす対策と並行して行いたいコンバージョン率を高める方法を解説します。
Webマスターが目視で確認する
Webマスターが目視で品質が低いと感じるコンテンツを発見しましょう。
例えば、誤字・脱字や、情報が古くなってしまい現在では役に立たないページ、読み直してみるとテキストだけでは伝わりづらいコンテンツなどを改善することで、よりユーザーに魅力的なホームページへと成長し、コンバージョン率が高まります。
ホームページの分析ツールを見る
GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどを活用して、ホームページが抱える問題点の抽出と改善を行いましょう。
ホームページの分析ツールは、数値データとして訪問者の足跡やGoogle検索での表示を確認することができるので、具体的な問題点を発見することができます。
ただし、ホームページの分析ツールは問題点を把握することはできますが、改善法は示してくれないので、Webマスターやホームページ制作会社がどのような改善を行えば、数値データが最適化されるかの仮説を立てて、対策に取り組む必要があります。
ホームページのアクセス数の目安のまとめ
ホームページのアクセス数の目安を解説しました。
ホームページのアクセス数の目安は、欲しいコンバージョン数と現在のコンバージョン率から算出しなくてはならず、業界としての平均値を見てもまったく意味がありません。
ホームページのアクセス数の目安っていくつだろう?とお悩みのWebマスターの参考になれば幸いです。