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ホームページに基本的な内容を掲載することのメリット
ホームページ制作や運営の際に、多くのWebマスターが犯してしまいがちなミスは、基本的な内容をあえて書かないことです。
業界内で「当たり前」とされている内容や、一般常識だと思われる内容を省いてしまうことで、結果としてホームページの成果に悪影響を及ぼす可能性があります。実際にはこうした基本的な内容こそ、訪問者にとって重要な判断材料となります。
当ページでは、ホームページに基本的な内容を記載することによって得られるメリットについて解説します。
目次
ホームページに基本的な内容を書くメリット
ホームページに基本的な内容を書くメリットを解説します。
SEO効果を生み出せる
ホームページに基本的な内容を記載することで、SEO効果を発揮することが可能です。
SEOでは、検索キーワードに関連する詳しくて魅力的なページを上位表示させる仕組みがありますが、本文に検索キーワードが含まれていなければ、SEO効果を十分に得ることは難しくなります。
最近のSEO事情に詳しい方であれば、検索キーワードが本文に使われていなくても、上位表示されているページがあることをご存知かもしれません。しかし、これらのページは、サイト全体の評価やページと検索キーワードの関連性が高いために上位表示を実現しているのです。
つまり、一般的なホームページでは、各ページで狙っているSEOキーワードを本文にしっかりと反映しなければ、検索順位を上げるのが難しくなっています。もちろん、ページの内容と関連のない基本的なことを書くと、検索エンジンはページタイトルとの関連性が低いと判断し、SEO効果を下げてしまいます。
しかし、ページタイトルに関連する基本的な内容を記載することで、狙ったキーワードでのSEO効果を高めたり、関連するさまざまなキーワードでの上位表示を実現しやすくなります。
より深くユーザーが内容を理解できる
基本的な内容は、実は御社だけが当たり前だと感じている可能性があります。
ホームページを公開しているということは、ページを訪れる方は様々な知識レベルを持っており、必ずしもすべての訪問者が御社と同じ知識や背景を持っているわけではありません。そのため、御社が基本的と思って省略した情報が、ユーザーにとっては重要で、理解不足につながってしまう場合があります。
これが、ユーザーにホームページに対する不十分な印象を与え、最終的に成約率の低下につながることもあります。ユーザーにより深く内容を理解してもらい、御社に対して良い印象を持ってもらうためにも、基本的だと思う情報であっても、しっかりと記載することが大切です。
ユーザーが誤解しない
ホームページに掲載していない情報は、ユーザーにとって「提供されていない」と同じ意味に捉えられてしまうことがあります。
つまり、御社の見込み顧客が、ホームページに必要な情報が載っていないと誤解し、その結果、問い合わせなどのアクションに繋がらない可能性が高くなってしまいます。
そのため、どんなに基本的と思う内容であっても、ホームページにはしっかり記載しておくことが重要です。ページタイトルに関連する内容は、基本的かどうかにかかわらず、しっかりと網羅することで、ユーザーが適切な行動を起こしやすくなり、成果に繋がる可能性が高まります。
基本的な内容をホームページに書かない理由
多くの方が基本的な内容をホームページに書かない理由を解説します。
知識があると冗長的に感じてしまう
専門的な知識を持っていると、基本的な内容が無駄に文字数を増やし、冗長だと感じることがあります。
しかし、ホームページを訪れるユーザー全員が同じ知識レベルとは限りません。初心者や業界に詳しくないユーザーも多く訪れる可能性が十分にあります。そのため、基本的な内容を記載することは冗長ではなく、むしろ知識のないユーザーに対して必要な情報提供となります。
ユーザーの理解を助け、より良い体験を提供するためにも、基本的な内容を盛り込むことが重要です。
上位表示を狙っているキーワードの利用率が下がる
基本的な内容を記載すると、狙っているキーワードの出現頻度が下がり、SEO効果が落ちると考える方もいます。しかし、現在のSEOにおいて、キーワードの出現頻度と検索順位には関係がありません。
実際に、あるキーワードで検索した場合、1位のページはそのキーワードを8%使用していましたが、2位のページではわずか1%未満でした。このように、キーワード出現頻度はSEOには影響しないのです。
そのため、キーワード出現頻度に固執せず、基本的な内容をしっかりと記載して、ユーザーの理解を深め、コンバージョン率の向上を目指すことが重要です。
ホームページに基本的な内容を掲載することのメリットのまとめ
当社では、これまで多くのホームページ制作と文章作成を手掛けてきましたが、時には基本的な内容を書き忘れてしまうこともあります。そのため、原稿作成時にはページタイトルに関連する内容を丁寧に網羅し、たとえ基本的と感じる内容でもしっかり記載することが重要です。
また、ホームページは印刷物と異なり、いつでも手軽に文章を修正・リライトできるため、書き忘れに気づいた時点で即座に対応しましょう。
このように、必要な情報をきちんと記載してリライトを繰り返すことで、ホームページはユーザーにも検索エンジンにも良質なホームページとして評価され、集客力や成約率を大きく高めることができます。