- 公開日: 最終更新日:
ホームページ制作が高い理由!原因や安く抑える方法
ビジネスを行うのであれば、ホームページ制作は必須の時代になりました。
しかし、グロスで見たときには、ホームページ制作費は高いと言われることもあり、なぜそれほどまでに多くの予算が必要になるのでしょうか。
当ページでは、ホームページ制作費が高い理由、原因、高ければ良いのか、安くする方法、安く制作した事例について解説します。
目次
ホームページ制作費が高い理由
ホームページ制作費が高い理由は、作業工数の多さになります。
ホームページ制作には仕入れがほとんどなく、主な内訳は人件費になるのですが、20ページ前後のホームページを制作するのに3ヶ月くらいの期間が必要になります。
100万円のホームページを制作したときに、3ヶ月かかってしまうと、月の人件費として33万円の報酬だと、ぎりぎり採算が取れる程度です。
つまり、ホームページ制作料金が高い理由は、お客さまの希望を達成するために、どれくらい時間がかかるかから算出されていて、お客さまの要望が多いほど、作業時間が増え、高くなってしまいます。
ホームページ制作費が高くなる原因
ホームページ制作費が高くなる原因は作業工数の多さですが、具体的にどんな作業を行うかを解説します。
調査工数
ホームページ制作は目的を持って行うことが一般的です。
目的を達成するためには、Webマスターやホームページ制作会社の勘や経験から対策法を考えるのではなく、調査を行い、その結果に基づいた対策を実施しなくてはなりません。
例えば、検索エンジンユーザーのニーズを調べたり、競合サイトを分析したり、サイトリニューアルであれば既存サイトの現象分析と問題点の洗い出しなどを行います。
この調査は、お客さまの要望や制作するホームページの規模によって作業時間が異なってきますが、1週間程度が必要になります。
制作工程
ホームページ制作工程は以下になります。
- ワイヤーフレームの作成
- Webデザインの作成
- コーディング
ワイヤーフレームを作成することで、お客さまが、すべてのページに掲載するコンテンツや配置を確認することができるので、見込み顧客が分かりやすいホームページとすることができます。
その後、代表的なページのWebデザイン案を作成し、カラーや装飾のあるページを確認することで、UIやUXが最適化されているかを判断できるようになります。
最後に、コーディングを行うのですが、コーディングは単にWebブラウザに最適化するだけではなく、Web標準を意識することで、SEO効果を高められる可能性があります。
このように、制作工程では、ワイヤーフレームの作成から、主要なページのWebデザイン作成、コーディングなどを行っていて、制作工程は2ヶ月半かかるケースが一般的になります。
確認作業
ホームページは、いきなり本番環境で制作するのではなく、まずはテストサイトとして公開されます。
テストサイトを用意することで、公開前に、Webマスターやホームページ制作会社がサイト全体を確認することができるので、問題点を改善してから本番公開が行えるようになります。
最後の確認作業は、1週間程度で行うことが一般的ですが、システムを多く利用しているホームページであるほど、作業時間が長くなります。
ツールの導入と初期設定
ホームページを公開して終わりではなく、最後にツールの導入と初期設定を行います。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- Microsoft Clarity
上記3つのツールを導入し、初期設定やお客さまへの利用サポートを行うことが一般的で、1営業日ほどの期間がかかります。
ホームページ制作費は高ければ良いのか
ホームページ制作の費用は高ければ良いというものではありません。ホームページ制作は、制作会社の作業時間や施策の難易度によって、料金が定まっています。
もちろん高いほうが、さまざまな対策を行ってくれます。しかし、例えば、Webサイトを制作する目的が、SEOを行い、多くの見込み顧客を集客することなのに、ホームページ制作会社の時間配分が、デザインに注力していれば、期待通りの成果を得ることはできないでしょう。
また、最悪のケースでは、理由もなく、単価が高いケースも見られ、この場合は、ただインターネットにホームページを公開しているだけなので、予算の無駄使いとなってしまいます。
これらの問題を防ぐためには、ホームページ制作会社との打ち合わせで、何が目的でどんなホームページを制作して欲しいのかを明確にしたうえで、内訳の分かる見積書を求めることが大切です。
自社が達成したいホームページの目的から、最適な料金設定を行っている会社であれば、期待以上の成果を実現することができます。
ホームページ制作費を安くする方法
作業工数の多いホームページ制作ですが、価格が高いとお考えの方に向けて、安くする方法を解説します。
ちなみに、予算を抑えるために、闇雲に制作会社の作業を減らしてしまうと、ただインターネットに公開されているホームページになってしまうので、成果を出せる仕組みを削らないように意識しましょう。
小規模サイトの制作
ホームページのコンバージョンに直接影響が出ないコンテンツを1ページにまとめたり、削除することで、小規模サイトを制作することが可能です。
例えば、もともとはFAQに多くのページを作成する予定だったけれども、1ページにまとめたり、トップページの1コンテンツとして表示することで、予算を下げることができます。
自社で運営を行う
ホームページ運営は自社で行いましょう。
ホームページ制作時にWordPressなどのCMSを実装して、お客さま自身で新規ページの作成や、原稿の差し替え程度であれば行えるようにすることで、ランニングコストを抑えることができます。
また、レンタルサーバーやドメインの契約をホームページ制作会社に丸投げするのではなく、自社で契約を行うことで、年間に10万円程度の予算を下げることができます。
単にホームページ制作予算として高いか安いかを判断するのではなく、運営も考えて、5年間の総額を下げることができれば、中長期的に見れば予算を抑えることが可能です。
安くホームページを制作した事例
実績から安くホームページを制作した事例を解説します。
双子用抱っこ紐のネットショップ
双子用抱っこ紐のネットショップでは約50万円で作成しています。
シングルページとスタッフブログのみのページになり、さらには商品販売を行ってはいますが、ショッピングカートではなく、問い合わせフォームのカスタマイズで対応しました。
シングルページでは、双子用抱っこ紐の魅力や特徴を掲載することで、訪問者に安心して購入してもらうことを目的として、スタッフブログではイベントへの参加や、エンドユーザーから質問が多い内容を記事として公開しています。
ホームページの成果としては、主にXやInstagramからの集客に成功しているので、お客さまの期待通りのコンバージョン数を獲得しています。
また、ページ数は少ないですが、SEO効果も高く、ニッチな検索キーワードではありますが、確実に1ページ目にランクインすることができています。
ホームページ制作は、安ければ効果がないということはなく、コンバージョンの獲得を見据えた設計を行うことで、期待通りの成果を実現することができます。
ホームページ制作費が高い理由のまとめ
ホームページ制作費が高い理由を解説しました。
ホームページ制作費はグロスで見れば高くなりますが、20ページであっても、多くの時間がかかってしまうので、実はそれほど高いものにはなっていません。
ホームページ制作は高いとお考えの方の参考になれば幸いです。