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個人の物件オーナーのホームページ制作法!考えるべき内容や参考サイトを紹介
最近では、個人の物件オーナーでもホームページ制作を行うケースが増えています。
ユーザーは、インターネットで不動産を探すのが一般的となり、管理会社や不動産会社に頼り切るのではなく、オーナー自身でホームページを制作して、入居者を見つける動きが広がっています。
当ページでは、個人の物件オーナーがホームページ制作で考えるべきポイント、基本的な対策法、必要なコンテンツ、参考サイト、集客法を解説します。
目次
個人の物件オーナーがホームページ制作で考えるべきポイント
個人の物件オーナーが成果が出るホームページ制作で考えるべきポイントを解説します。
集客が成果の鍵
どんなにデザインが優れ、内容が充実していても、見込み顧客を集客できなければホームページの成果は期待できません。
集客はホームページの成果を出すための第一歩と言えます。
具体的な集客法についてはこの後紹介しますが、基本的な対策として、定期的に良質な新規ページを作成し、既存ページをリライトして品質を向上させることが重要です。
問い合わせ後のフローを事前に計画
ホームページから問い合わせがあった後のフローも計画しておきましょう。
問い合わせだけでは、物件オーナーの成果にはならず、適切なクロージングによって契約が成立します。
そのため、ホームページを制作する前に、問い合わせ後のフローを明確にし、スムーズな内見やフォローアップの手順の検討など、クロージング率を高めるために準備と計画を行うことが必要です。
クロージングについて詳しくはこちらをご覧ください。
個人の物件オーナーが行うホームページ制作の基本的な対策
個人の物件オーナーが行うホームページ制作の基本的な対策法を解説します。
SSL対応
ホームページにアクセスしたユーザーの安全性を高めるためにSSL対応を行いましょう。
例えば、ユーザーがホームページから問い合わせを行ったときに、その内容はインターネット網を通過してサーバーに届けられて管理者のメーラーに届きます。
インターネット網を通過しているときに、問い合わせ内容がそのままの文章だと、悪意のある方が容易に内容を閲覧することができます。
そこで、SSLを実装することで、インターネットを通過している間は、問い合わせ内容が暗号化され、サーバーに届いた段階で、暗号が解除されます。
ユーザーの安全性を高めることは、重要な要素になってくるので、SSL対応は必須と言えます。
SSLについて詳しくはこちらで解説しています。
レスポンシブデザイン作成
レスポンシブデザイン作成とは、1つのページで、パソコンとスマートフォンでアクセスしたときに、画面サイズに最適化されるホームページ制作法のことを言います。
昨今のユーザーは、パソコンではなく、スマートフォンで不動産を探していることが多いので、物件オーナーはユーザーが扱いやすいホームページとするために、レスポンシブデザイン作成が必須となります。
レスポンシブデザイン作成を行っていないと、パソコンでの見た目が、スマートフォンでも表示されるので、文字が小さくて読めなかったり、リンクがクリックしづらいなどの問題が発生します。
さらに、現在のGoogleはモバイルファーストインデックスを実装させており、パソコンではなくスマホサイトを中心にホームページを評価しているのでSEOでもマイナス影響を受けてしまいます。
レスポンシブデザイン作成について詳しくはこちらのページで解説しています。
WordPressの実装
ホームページから成果を出すためには、定期的な更新が求められています。
更新ができるホームページを制作する方法は多くあるのですが、その中でもWordPressがおすすめです。
WordPressを実装することで以下のメリットがあります。
- SEOを強化するプラグインが豊富
- 更新画面が簡単に操作できる
- 多くの会社がWordPressで成果を実現
- 利用者が多く分からないことは検索すればすぐに見つかる
WordPressについて詳しくはこちらをご覧ください。
表示速度への意識
ホームページの表示速度を意識することも重要です。
例えば、検索エンジンから訪れたページがなかなか表示されなかった場合に、ブラウザバックで検索結果に戻り、別のホームページにアクセスした経験がある方も多いと思います。
これはホームページの成果において非常にもったいない状態です。
また、Googleはページの表示速度を点数化してくれるPageSpeed Insightsというツールを提供しています。
PageSpeed Insightsは、人間の目視ではなく、検索エンジンが情報収集で利用しているクローラーがアクセスしたときの読み込み時間を点数化してくれています。
クローラーが読み込み速度が遅いと感じると、SEOの評価に悪影響を与えるので、目視とPageSpeed Insightsの両方で表示速度を確認することで、ホームページの成果を最大化することができます。
個人の物件オーナーのホームページに必要なコンテンツ
個人の物件オーナーのホームページに必要なコンテンツを解説します。
コンセプト
物件のコンセプトを紹介しましょう。
例えば、デザイン性や防犯など、コンセプトを解説することで、ユーザーがその物件をさらに魅力的に感じてくれるようになります。
不動産を探している方の物件に対する希望は千差万別になっているので、その物件が注力するポイントを打ち出すことで、問い合わせに繋がるようになります。
室内空間
物件を探している方は、室内空間も気になるポイントです。
間取りはもちろん、広さを示す平米数、リビングや浴室、ベランダなどの写真を公開することで、ユーザーに興味を持ってもらえる可能性が高まります。
また、住所や賃料については、不動産会社と相談をして、どこまで打ち出すかを検討しましょう。
共用空間
物件を探している方は、室内だけではなく共用空間も気になるポイントです。
例えば、オートロックや宅配ボックス、エントランス、廊下などを写真付きで公開することで、ユーザーの興味を引くことができます。
空室状況
物件の空室状況を打ち出しましょう。
空室状況を打ち出す際には、物件を探している方の中には、角部屋が良いと考える方も多くいるので、どの場所に位置するのかも合わせて紹介することがおすすめです。
構造や防災
物件の構造や防災も打ち出しましょう。
構造では、RCやSRCなどを掲載することで、希望する構造かを確認できるようになります。
さらに防災対策を行っているのであれば、それらも打ち出すことで、物件の魅力を際立たせることが可能です。
近隣施設
物件の周りにある施設を紹介しましょう。
例えば、スーパーまでは徒歩何分で行けるのかや、近くにコンビニや公園、お弁当屋があるのかなどを打ち出すことで、物件のメリットとすることができます。
個人の物件オーナーのホームページ制作における参考サイト
個人の物件オーナーのホームページ制作における参考サイトを解説します。
シエリア京都山科三条通
トップページのファーストビューでは、魅力的な物件の写真を活用して、ユーザーの興味を引きつけています。
建築デザインや間取りなどのページも分かりやすく解説しているので、ユーザーはより詳しい物件情報を得ることができています。
さらにスペシャルでは、この物件を買いたいと思わせるために、物件の良さを最大限アピールしています。
リバーガーデン四天王寺
トップページのメイン画像はアニメーションを活用して、魅力的な写真や重要なテキストが配置されています。
また、ページをスライドしていくと、遅延表示された画像があり、訪問者にとって気になるポイントが強調されています。
Webデザイン性も高く、多くのユーザーのニーズを満たしているホームページであると推測されます。
個人の物件オーナーのホームページで行う集客法
個人の物件オーナーのホームページで行う集客法を解説します。
SEO
SEOとは、狙った検索キーワードで上位表示を行う対策のことです。
個人の物件オーナーの場合、定期的にホームページを更新することが難しいので、例えば週に良質な2ページの作成を行うなどのルールを定めて更新を継続していれば、自然と検索順位が高まっていきます。
ただし、必ず行っておきたいのが、トップページで上位表示を狙うキーワードを定めることと、そのキーワードと関連した内容のページを作成することが大切です。
検索エンジンは、検索キーワードとサイト全体の関連性を見ているので、しっかりと運営を継続していれば、必ずSEO効果を発揮できます。
知り合いにホームページを宣伝してもらう
可能であれば、知り合いにホームページの宣伝をしてもらいましょう。
例えば、知り合いに不動産関係のブロガーがいれば、お願いをして記事を書いてもらい、その記事からリンクを行ってもらうことで、ホームページの集客対策になります。
地道な活動ではありますが、不動産関係のホームページは多くあり、その他の集客対策は、大手企業が独占している状態になるので、費用対効果の高い対策にはなりづらくなっています。
個人の物件オーナーのホームページ制作法のまとめ
個人の物件オーナーのホームページ制作法を解説しました。
個人の物件オーナーのホームページ制作では、ライバルが大手不動産会社になってくるので、ライバルサイトやユーザーニーズを考えた適切な対策を行うことが大切です。
個人の物件オーナーでもホームページ制作は必要?とお悩みの方の参考になれば幸いです。