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お客様事例で見る!内部リンクのSEO効果

内部リンクはSEOにおいて非常に重要な役割を果たしますが、その効果を最大化するためには設置方法や運営の工夫が欠かせません。

本記事では、具体的なお客様事例を通じて、内部リンクがSEOに与える影響や実際の効果をご紹介します。「内部リンクはSEOに効果的」と言われる一方で、具体的な効果がわかりにくいと感じる方にとって、本記事が参考になれば幸いです。

内部リンクがSEOで重要視される理由

内部リンクとは、同じサイト内の関連ページへと誘導するリンクのことです。適切な内部リンクはSEOにおいて効果的とされ、その理由は主に以下の3点に集約されます。

ページの関連性が高まる

検索エンジンは内部リンクを通じてサイト内の情報構造を深く理解し、適切にリンクが設置されていることで、サイト全体が関連するテーマに対して豊富な情報源として評価されます。結果として、SEO効果の向上が期待できます。

クロール済み - インデックス未登録の改善

内部リンクの設置は、クロール済み - インデックス未登録のページの改善に役立ちます。クロール済み - インデックス未登録の状態はページ単体だけでなく、サイト全体の評価が影響を及ぼすことがあるため、内部リンクを通じてサイト全体のつながりを強化し、SEO評価を高めることが重要です。

なお、クロール済み - インデックス未登録の原因は内部リンクの不足だけでなく、重複コンテンツやページの品質が関わることもありますが、ユーザーを意識したページ作成を行っている場合は、内部リンク設置が改善につながるケースが多いです。

ユーザー行動が最適化される

内部リンクはユーザーのサイト内での行動をスムーズにし、複数のページを閲覧してもらうために重要です。

例えば、関連コンテンツへのリンクが目立つ場所に設置されていると、ユーザーの関心を引き、クリック数の増加が期待できます。これにより、ホームページの平均滞在時間が伸び、直帰率が低下することで、検索エンジンからのSEO評価が高まります。

SEO効果を最大化する内部リンク設置法

SEO効果を引き出すためには、内部リンクを戦略的に設置することが重要です。単にリンクを増やすだけでなく、以下のようなポイントを意識することで、SEO効果を最大化できます。

1. 関連性の高いページにリンクを設置する

内部リンクは、関連するテーマやキーワードでつながるページ同士をリンクさせることがポイントです。関連性のあるページへのリンクを設置することで、検索エンジンがサイト内の情報構造を理解しやすくなりSEO効果が向上します。

2. アンカーテキストにキーワードを適切に使用する

アンカーテキストには、リンク先ページに関連するキーワードを自然な形で含めるようにしましょう。ただし、過度にキーワードを詰め込みすぎると、不自然に見えるため、適切で簡潔な表現を心がけることが大切です。

3. ユーザーの利便性を意識したリンク設置

内部リンクはSEO効果だけでなく、ユーザーがスムーズに目的のページにたどり着けるようにする役割を持っています。ユーザーが関心を持ちそうな位置や文脈にリンクを設置することで、サイト内での回遊を促し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることが可能です。

4. 階層が深いページにもリンクを設置する

階層が深いページや、普段アクセスされにくいページにも内部リンクを設置することで、検索エンジンのクロールがスムーズになります。こうしたページにリンクを張ることで、全体のインデックス率を向上させ、SEO効果をさらに高めることができます。

5. サイト全体でバランスよくリンクを分散する

一部のページだけにリンクが集中しすぎると、SEO評価が偏ってしまう可能性があります。サイト全体にバランスよく内部リンクを設置し、重要なページや関連するコンテンツに均等にリンクが行き渡るようにすることが理想的です。

お客様事例から見る内部リンク設置によるSEO効果

テンプレートを活用した内部リンク設置によるSEO効果を期待し、制作実績の鍼灸治療院のホームページで実施した事例をご紹介します。

鍼灸治療院のホームページの画像

この鍼灸治療院のホームページでは、サービスページのSEO効果を向上させるために、たとえば「肩こりの鍼灸治療」ページに、他の関連サービスページへの内部リンクを持つテンプレートを導入しました。

鍼灸治療院と当社は、これによりサービスページのSEO効果が向上し、問い合わせ数の増加を期待していましたが、実際にはSEO効果が大きく下がる結果となりました。

Googleサーチコンソールのデータの画像

上の画像は、鍼灸治療院のGoogleサーチコンソールのデータです。リンクを設置した翌日から、合計クリック数と合計表示数が大幅に減少しています。ただし、平均CTRや平均掲載順位には変化が見られませんでした。

このテンプレートによる内部リンク設置は他の企業でも同様に実施しており、同じ現象が確認されています。しかし、その後、アクセスは減少前よりも高い数値に回復しています。

この現象はGoogleの小さな再評価による一時的な変動であると考えられます。内部リンクが急激に増えた場合に、Googleはサイト全体の再評価を行うことが良くあります。

このように、テンプレートを使った内部リンクの設置は、一時的にGoogleからのアクセスが減少する可能性がありますが、この状況で焦ってテンプレートを削除してはいけません。通常、アクセスは時間とともに徐々に回復します。

実際に、鍼灸治療院のホームページでもアクセスが少しずつ戻り、現在は設置前よりも多くの訪問者の集客に成功しています。中長期的な効果をしっかり計測することが重要です。

お客様事例から見る内部リンクによるSEO効果のまとめ

内部リンクの設置は、検索エンジンがサイト内の情報構造を理解しやすくなるので、SEO効果を高める重要な要素です。

ただし、多くの内部リンクを一度に設置する場合は、短期的には順位が低下する可能性もありますが焦る必要はありません。中長期的な視点で効果を見極めることが重要であり、しっかりとデータを観察しながら、内部リンク戦略を維持・調整していくことが最善のアプローチです。

最終的には、関連性を意識しつつ、ユーザーの利便性を考慮した内部リンク設置が、SEO効果を持続的に高めるための鍵となります。

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