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司法書士のホームページ制作法!SEOに特化した解説
成果の出るホームページのスタートラインは集客に成功することです。
しかし、多くの司法書士のホームページでは、期待通りに集客力を高めることができていません。
そこで、検索エンジンでの露出を増やし、見込み顧客にアプローチできるSEO対策をおすすめします。
当ページでは、司法書士のホームページ制作で大切なポイント、必要なコンテンツ、SEO対策法、参考サイト、その他の集客対策を解説します。
目次
司法書士のホームページ制作で大切なポイント
ホームページには、デザイン性やコンテンツなどによって一定のコンバージョン率が存在します。
そのため、どんなにSEOに成功しても、コンバージョン率が低ければ成果を実現することはできません。
そこで、コンバージョン率を高める司法書士のホームページ制作において重要なポイントを解説します。
競合の司法書士に勝つ意識
日本司法書士会連合会のデータによると、司法書士の数は毎年増加傾向にあります。
この増加傾向により、司法書士の主なターゲットである地域ごとの競争が激化しています。
特に、東京や大阪、神戸、福岡などの人口が多い地域では、司法書士事務所の競争が激しくなり、ホームページでの集客と成約戦略がより重要になっています。
そのため、司法書士のホームページでは、単なる競合分析だけでなく、「競合サイトの中で自社をどう際立たせるか」という意識を持つことが大切です。
競合サイトのデザイン、サービス内容、ユーザーの反応などを徹底的に分析し、自社の強みや独自の価値を効果的に打ち出すことで差別化を図りましょう。
司法書士の法務に関する情報を網羅する
司法書士は、不動産登記、相続手続き、商業登記など、それぞれの業務内容や手続きの流れを詳しく説明し、ユーザーが求める情報にすぐにアクセスできるようにすることが重要です。
ユーザーは、自分が求めているサービスをすぐに見つけられないと、他の司法書士事務所のホームページへと流れてしまう可能性があります。
そのため、提供できるすべてのサービスをホームページに網羅的に掲載し、ユーザーにわかりやすく伝えることが重要です。
特徴を打ち出したWebデザイン
Webデザインはただ見栄えが良いだけではなく、ユーザーがホームページにアクセスした瞬間に、司法書士事務所の特徴を捉え、信頼を築くための重要な要素です。
ユーザーが狙い通りに問い合わせをしてくれるためのWebデザインを目指しましょう。
司法書士のホームページに必要なコンテンツ
司法書士のホームページに必要なコンテンツを解説します。
当事務所の強み
司法書士の強み、すなわちユーザーメリットを打ち出しましょう。
司法書士の数は増加傾向にあるので、強みが分かりづらいホームページだと、競合他社に見込み顧客を奪われる可能性があります。
例えば、「豊富な実績がある」や「親身なサポートを行っている」、「充実したネットワークを持っている」など、お客さまにとってのメリットを具体的に示すことで、ユーザーが依頼を決める理由付けになります。
サービス案内
提供しているサービスは網羅的に紹介しましょう。
訪問者からすると、ホームページに掲載していない内容は、提供していないことと同義になってしまうので、訪問者が競合他社に流れてしまう可能性があります。
実績やお客さまの声
司法書士のホームページでは、実績やお客さまの声を掲載しましょう。
実績やお客さまの声は、「ユーザーが問い合わせを行う後押しをしてくれる」効果があるので、コンバージョンに導ける文章を掲載することが大切です。
また、写真や動画を活用し、信頼性を高める対策を行いましょう。
アクセスマップ
司法書士事務所は、お客さまが訪問して、そこで打ち合わせを行うことが基本です。
そのため、分かりやすいアクセスマップを掲載して、お客さまがスムーズに訪問できるようにしましょう。
単にGoogleマップを埋め込むだけではなく、最寄駅からの具体的なルート案内を行うことで、スムーズな打ち合わせを実現できます。
スタッフ紹介
ホームページに、司法書士事務所のスタッフ紹介を作成することでユーザーに安心感を与えられます。
代表者はもちろん、スタッフの写真や紹介文を掲載しましょう。
司法書士の見込み顧客はどんな人が相談に乗ってくれるのかも意識しているポイントになるので、自社のホームページが打ち出したい内容に合わせた写真や紹介文を掲載します。
ただし、プライバシーの観点から、女性スタッフの写真はイラストや顔がはっきり分からない写真を使うなどの配慮が必要です。
司法書士のホームページが行うSEO対策法
司法書士のホームページが行うべきSEO対策法を解説します。
ホームページのSSL化
ホームページを制作する際には、SSL化を行いましょう。
SSLとは、ホームページの安全性を高める対策のことを言い、訪問者のアクションがインターネット網を経由する際に、暗号化される技術です。
SSLに対応することで、ホームページのURLがhttpからhttpsに変わるのですが、Googleはhttpsをランキングシグナルとして利用していると公表しているので、SEOでは必須の対策となります。
レスポンシブWebデザイン作成
レスポンシブWebデザインとは、1つのページになるのですが、パソコンとスマートフォンのそれぞれでアクセスすると、媒体に最適化されたレイアウトに切り替わるホームページ制作法です。
Googleはモバイルファーストインデックスを実装しており、スマホサイトを中心にホームページのSEO効果を定めています。
そのため、SEOを行うためには、レスポンシブWebデザインが必須になり、必ず対応することがおすすめです。
ページの表示速度を意識
ページの表示速度もSEOに影響を与えます。
SEOにおけるページの表示速度は、Webマスターが目視で確認するだけではなく、PageSpeed Insightsを活用して、クローラーが感じる表示速度を高めましょう。
Googleは10の真実で、ページの表示速度は遅いよりも早い方が良いと明言しており、ランキングシグナルの1つに加えているので、60点以上を獲得できるように改善しましょう。
更新するコンテンツを定める
高いSEO効果を実現するためには、良質なホームページとすることが基本です。
ただ、検索エンジンは、ページ単位だけではなく、サイト全体での評価も行っているので、上位表示を狙っているキーワードと関連したページ数を増やすことも重要です。
そのため、ホームページを制作する際には、必ず司法書士のWebマスターが定期的に新規ページ作成を行えるコンテンツを定めましょう。
これまでの経験で見ると、お客さまが更新するコンテンツとして選ばれるのは、スタッフブログや相談事例になります。
ビジネスに関する内容以外は書かない
司法書士のホームページでは、ビジネスに関する内容以外の掲載は辞めましょう。
検索エンジンは、サイト全体のテーマを見たうえで、検索順位を決定しているので、ビジネスと関係がないページがあるとSEOにマイナス影響があります。
そのため、個人の日記などは記載してはならず、もし日記を書く場合は、司法書士や不動産登記、相続手続き、商業登記などの業務と絡め、それぞれのキーワードが強調された文章を作成するようにしましょう。
作成ページ数はライバルサイトを調査
ホームページ公開当初のSEOでは、新規ページ作成が中心ですが、具体的に何ページを作成すれば良いか分からないと言われることがあります。
必要なページ数を調査する方法は、御社がメインで上位表示を狙っているキーワードで10位までにランクインしているホームページのページ数の平均値です。
例えば、【行政書士 大阪】で上位表示を狙っているのであれば、まずはGoogleで【行政書士 大阪】で検索を行い、1位から10位までにラインクインしているホームページのURLをメモしましょう。
その後、【site:トップページのURL】で検索を行い、検索ボックスの下にあるツールをクリックすると、該当のホームページのページ数が表示されます。
この作業を10サイトに行い、平均値が、1ページ目にランクインするために必要なページ数と言えます。
ホームページ制作中にこの調査を行い、いつまでに目標ページ数に到達するかを検討することで、スムーズなSEO効果を得ることができます。
ユーザーに価値あるページを作成
SEOではページ数だけではなく、各ページの品質の高さも重要です。
もし、1位のホームページと同じページ数になっているのに、自社サイトが1位にランクインできていない場合は、品質が負けていることを意味しています。
そのため、検索結果からの訪問者が満足するページを作成できているかを確認して、品質が高まるリライトに取り組むことが大切です。
各ページで固有の内容を書く
検索エンジンは、サイト内に似たページがあると重複コンテンツとみなします。
例えば、「大阪でおすすめの司法書士を紹介」というページがあるのに、「大阪市でおすすめの司法書士を紹介」といったページは重複コンテンツになります。
この重複コンテンツは、サイト全体のSEOを下げる効果があります。
そのため、各ページで固有の内容を書くことを意識することはもちろん、すでに似た内容のページがある場合は、どちらか一方のページを削除して、転送設定の301リダイレクトを行うことで、SEO効果が高まります。
司法書士のホームページのSEOで確認すべき参考サイト
司法書士のホームページのSEOで確認しておきたい参考サイトを紹介します。
杠司法書士法人
ユーザーニーズを考えた魅力的なページが多いホームページです。
主に更新しているのはコラムコンテンツになり、記事数としては43ページですが、カテゴリーや作成スタッフの一覧ページを使うことで、サイト全体で見ると500ページを超えています。
コラムの内容を見ると、すべてが司法書士のビジネスに関連する内容で、分かりやすく紹介されていて、高いSEO効果を実現しているのも納得です。
もりおか司法書士事務所
SEOでは、ページ数とサイト全体の品質が見られています。
こちらの司法書士事務所では、ページ数は23ページしかないのですが、高いSEO効果を実現しています。
その理由は、サイト全体がユーザー目線を追及しており、どのページを見ても分かりやすい内容です。
それが検索エンジンから評価された結果、高いSEO効果を発揮している事例となっています。
司法書士のホームページ制作で行うその他の集客対策
当社の司法書士のホームページ制作経験で見ると、SEOだけでも高い成果を発揮することはできますが、その他の集客対策を解説します。
X運用
SNSの中でも多くの見込み顧客が存在するのがXです。
Xでは、他のユーザーとのコミュニケーションを楽しむことが重要です。
コミュニケーションを楽しむことで、次第にフォロワー数が増えていくので、認知度が高まっていき、御社の投稿がさまざまな方へと拡散されるようになります。
ただし、SEOのようにWebマスターが日々ホームページを運営していれば、成果が出るというものではなく、徹底したユーザー目線での投稿が必要です。
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供するSNSのようなツールです。
Googleビジネスプロフィールに登録するメリットは、ローカルパックでの表示になり、ローカルパックとは、【司法書士 大阪】で検索すると結果ページに表示された地図のことを言います。
この地図に表示させるには、Googleビジネスプロフィールを運用することが大切になり、継続して運用していくことで、次第にローカルパックに表示されるようになります。
また、具体的な対策法については、MEOとは?のページからご確認ください。
司法書士のホームページ制作法のまとめ
司法書士のホームページ制作法を解説しました。
司法書士のホームページでは、メインはSEOに取り組みながら、ユーザー目線のホームページへと成長させることで、コンバージョン数を大きく伸ばすことが可能です。
これからホームページを制作する司法書士のWebマスターの参考になれば幸いです。