低品質な被リンクから脱却！成果報酬型SEOが進化していた

当社のお客様で、最近成果報酬型SEOを申し込まれた企業があります。

もともと当社は、この施策に反対していたのですが、実際にサービスが開始されると、その内容が昔と大きく変わっていました。成果報酬型SEO会社は、低品質な被リンクに頼らず、ブログ記事の作成や高品質な被リンク対策を行っていたのです。

本ページでは、現在も低品質な被リンクを行っている会社が存在する可能性はありますが、当社が経験した高品質な成果報酬型SEOについて紹介します。

従来の成果報酬型SEOとは

従来の成果報酬型SEOは、大量の低品質な被リンクで順位を上げる方法が主流でした。当時の検索エンジンはリンク数が重視されていたため、この方法でも効果があったのです。

しかし、検索エンジンの進化により、被リンクの質が重視されるようになり、従来の成果報酬型SEOの手法はその多くが無効化されるようになりました。

それでも成果報酬型SEOの人気が高かった背景には、Googleがリンクの適切な評価に失敗するケースがあったことが挙げられます。このようなケースでは、低品質な被リンクでも一時的にSEO効果を高めることができたためです。

当社としては、従来の成果報酬型SEOに対して「低品質な被リンクを増やすだけの手法」とのイメージを持っていました。しかし、最近お客様の1社が成果報酬型SEOを申し込まれ、そのサービス内容が従来とは異なり、高品質な施策を行っていることが判明しました。

この実例を基に、当ページでは新しい成果報酬型SEOの内容を紹介したいと思います。ただし、依然として低品質な対策を行う成果報酬型SEO会社が多く存在している点に注意が必要です。

当社のお客様が利用した現在の成果報酬型SEOの特徴を解説します。

一般的に成果報酬型SEOは被リンク対策が中心となることが多いですが、お客様が利用したサービスでは、ホームページ運営全体が代行されていました。

具体的な対応内容としては、新規ページの作成と既存ページのリライトが含まれています。ただし、成果報酬型SEO会社自体が原稿を作成することはなく、ChatGPTで生成した文章を担当者がチェックし、公開する形式を採用しているとのことです。

当社も実際に作成されたページを確認しましたが、専門知識がなくても読みやすく、内容が充実しているように感じました。そのため、SEOの効果も期待できる可能性があります。

さらに、既存ページのリライトにも取り組んでおり、こちらもChatGPTによる文章リライトが行われています。内容には大きな変化は見られませんが、見出しが適切に設置されているため、読みやすさが向上していました。

今回、手間のかかる作業として感じたのは、デザイン性の高いサテライトサイトを作成していた点です。各サテライトサイトは10ページほどの構成でしたが、それでも合計で約100本の被リンクが得られており、多くのサテライトサイトが短期間で作成されていました。

従来のサテライトサイトでは、プライバシーポリシーや問い合わせフォームがないことが一般的です。しかし、この成果報酬型SEOのサテライトサイトには問い合わせフォームが設置されており、問い合わせがあればお客様に直接メールが届く仕組みになっています。

つまり、これらのサテライトサイトは、単なる被リンク目的でなく、問い合わせも可能な構造を持っており、オリジナルで制作したホームページに比べれば品質は劣るものの、テンプレートを利用したものよりは高い品質を実現しています。

そのため、Googleから高い評価を受ける可能性も十分にあると感じます。

昨今のSEOでは、SEO以外の対策にも取り組むことの重要性が増しています。

そのため、成果報酬型SEOでは、SNS運用のレクチャーも提供されていました。具体的には、フォロワー数を増やすために、どのような投稿をどの頻度で行うべきかについてアドバイスが行われたようです。

実際の効果としてはほとんどありませんでしたが、レクチャーを受ける間と後では、明らかに投稿の品質を高めることに成功しているので、SEO効果にもつながっている可能性があります。

ここまで、成果報酬型SEOの現状について紹介してきました。

まだお客様は利用開始から1ヶ月も経っていない段階ですが、Googleサーチコンソールのデータでは、合計クリック回数と合計表示回数が明らかに増加し始めています。これにより、現在の成果報酬型SEOは、従来のブラックハットSEOではなく、正攻法で成果報酬サービスを提供する会社が増えていると感じました。

SEOを検討中の方は、当ページを参考に、選択肢の一つとして成果報酬型SEOを考慮してはいかがでしょうか。