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SEOで逆効果になるやってはいけない対策法
SEOに取り組んでいるホームページでは、あれこれ対策を考えて、実施していると思います。
しかし、その中にはSEOでやってはいけない対策法も存在しており、時間をかけて取り組んだにもかかわらず、逆効果になってしまう例は多く見てきました。
当ページでは、SEOで逆効果になるやってはいけない対策法とは何か、具体的な対策法を解説します。
目次
SEOで逆効果になるやってはいけない対策法とは
SEOで逆効果になるやってはいけない対策法とは、訪問者のためではなく、検索エンジン、主にGoogleのためだけに行っている施策すべてのことを言います。
Googleは、検索キーワードに対して、ユーザーに価値あるページのランキングにしたいと考えており、SEO対策として最適なホームページを上位表示したいとは考えていません。
SEOに取り組んでいる会社は、まずは上記を理解したうえで対策を行うことが大切で、ユーザーのためのホームページ運営を行っていれば、自然と上位表示を実現できます。
ただし、SEO効果を高めるためにGoogleサーチコンソールを利用して数値データからホームページを改善することはやってはいけない対策法には含まれません。
数値データだけを最適化すると、やってはいけない対策に含まれますが、Googleサーチコンソールを見て、ユーザーフレンドリーなホームページを目指すことは、高いSEO評価を得ることが可能です。
ちなみに、Googleサーチコンソールってなに?とお思いの方はこちらをご覧ください。
SEOで逆効果になるやってはいけない対策法
SEOで逆効果になるやってはいけない対策法を解説します。
404 NOT FOUNDのページを増やす
ページを削除すると404 NOT FOUNDになります。
Google曰く404 NOT FOUNDはSEOにマイナス影響がないそうですが、これまでの経験で見ると、ページを削除すると、サイト全体の検索順位が落ちてしまいます。
そのため、検索順位が低いページを無理に削除してはならず、基本的にはリライトで対応しましょう。
404 NOT FOUNDについて詳しくはこちらをご覧ください。
過剰に301リダイレクトを行う
301リダイレクトとは転送設定のことを言います。
301リダイレクトは、404 NOT FOUNDよりもSEOでのマイナス評価は低いので、ページを削除するときには行いたい対策と言えます。
しかし、当社のこれまでの経験で見ると、301リダイレクトが多いホームページは、Googleサーチコンソールの平均CTRに悪影響を与えています。
こちらのホームページは、過剰に301リダイレクトを行う前までは、多くの検索キーワードで1位表示を実現していました。
しかし、Webマスターがさらに高いSEO効果を得るために、Googleサーチコンソールを使って、検索順位が低いページを低品質と判断をして、301リダイレクトでページの統合を行った結果、どんどん平均CTRが落ちています。
さらに、Googleは、ユーザー行動を重視して、検索結果でクリックされないページのSEO評価を落としているので、現在では大半のキーワードで10位前後まで落ちました。
ページを削除して、301リダイレクト行ったとしても、すぐに元ページが検索結果に表示されなくなるのではなく、検索順位を落としながら、しばらくの間は表示されてしまいます。
つまり、もともと高い検索順位だったページが下位に表示された結果、クリックされなくなるので、CTRが落ちてしまい、サイト全体のSEOに悪影響を及ぼすのです。
キーワードカニバリゼーションを気にしすぎる
キーワードカニバリゼーションとは、1つの検索キーワードで2ページ以上が表示されている状態のことです。
この状態は、その検索キーワードに対して、どちらのページも少しだけ検索順位が落とされていることを意味するので、Webマスターは意識を向けることが大切です。
しかし、キーワードカニバリゼーションを意識しすぎてしまい、どちらか一方のページから、その単語を抜いたりして、文章の品質を下げてしまうと、逆にSEO効果を落としてしまいます。
キーワードカニバリゼーションは、ホームページをインターネットに公開すれば必ず発生するので、過剰な意識をして対策を行ってはなりません。
コピー&ペーストでページを量産する
他社のホームページや自社サイトから、コピー&ペーストでページを量産してはいけません。
コピー&ペーストで作成されたページは、重複コンテンツとみなされるので、SEO評価を落とす結果となってしまいます。
一昔前に流行った対策で、「SEOに強い大阪のホームページ制作会社を紹介」という1ページを作成して、地域名を京都や神戸などに変更しただけのページを量産する対策がありました。
これは、現在では、Googleにすぐに見破られ、SEOペナルティの対象です。
似たような内容を書く場合であったとしても、必ずWebマスター自身の言葉で文章作成を取り組まなければ、SEOとして逆効果になってしまいます。
自作自演や購入で低品質な被リンクを集める
被リンクとは、外部のホームページから紹介されることを言い、現在でも高いSEO効果を発揮できます。
ただし、現在のGoogleは、自作自演やペイドリンクと言われる購入した被リンクは無視する仕様になっていて、さらに過剰に数が多いと、SEOペナルティを与えています。
自作自演であれば国が運営しているホームページからだけ、ペイドリンクは絶対に購入してはいけません。
悪意のある被リンクを放置する
Webマスターは定期的にGoogleサーチコンソールで、どんなホームページから被リンクを受けているかを確認する必要があります。
Googleは、悪意のある被リンクを無効化してくれていますが、100%ではないので、Webマスターが定期的に確認をして、否認ツールを活用しましょう。
リンク否認ツールを活用することで、Googleに無効化してもらうことができます。
ただし、Webマスターが悪意のある被リンクだと思っても、Googleが評価しているケースもあるので、利用は慎重に行う必要があります。
すべてのページでタイトルが同じ
タイトルが同一のページがあると、Googleから同じ内容のページを量産していると判断されてしまい、重複コンテンツとして、SEO効果を下げられる可能性が高くなります。
そのため、すべてのページで固有のタイトルを設定するように注意しましょう。
インデックス未登録を放置する
Googleサーチコンソールには、インデックス未登録という項目があります。
特に意識をして確認すべきは以下の2点です。
- クロール済み - インデックス未登録
- 検出 - インデックス未登録
それぞれで異なる理由から、インデックス未登録になっているので、適切な改善を行う必要があります。
改善法は、クロール済み - インデックス未登録とは?と検出 - インデックス未登録とは?のページで解説しているので、興味があればご覧ください。
PageSpeed Insightsで100点にこだわる
PageSpeed Insightsとは、Googleが提供しているページの表示速度を100点満点で採点してくれるツールのことを言います。
100点満点で評価してくれるので、多くのWebマスターは100点にこだわってしまうのですが、100点を取ったとしても、SEOとして大きな効果は見込めません。
また、逆に100点を取るために、あれこれ改善しているホームページでは、ミスが発生して、PageSpeed Insightsの点数は高くなりますが、Googleが認識づらくなってしまい、SEO効果が落ちるケースもあります。
これまでの経験で見ると、60点前後あれば、十分にSEO効果を発揮することができるので、点数を高めるためだけの対策は行わないようにしましょう。
SEOで逆効果になるやってはいけない対策法のまとめ
SEOで逆効果になるやってはいけない対策法を解説しました。
SEOで逆効果になるやってはいけない対策法は、訪問者のためではなく、検索順位を上げるためだけの施策のことを言います。
これまで、多くのホームページでSEOのためだけに行った対策の効果を見てきましたが、90%程度のお客さまでは失敗しています。
大切なのは、訪問者のためになるSEOに取り組むことです。
SEOで逆効果になるやってはいけない対策って何があるの?とお悩みのWebマスターの参考になれば幸いです。