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SEOリスクを回避する正しいページ削除の方法とは

ホームページ運営において、ページの削除は避けられない場合があります。

しかし、適切な方法を取らなければ、SEOに悪影響を与える可能性もあります。特に検索エンジンは、削除されたページの状況を誤解することがあり、検索順位の低下やインデックスの混乱を引き起こすことがあります。

本記事では、ページ削除によるSEOリスクを最小限に抑えつつ、適切な削除方法を解説します。リスクを避け、サイト全体のSEO効果を維持するための実践的なアプローチを見ていきましょう。

ページ削除はSEOリスクがある

Webページを削除すると、検索エンジンは様々な判断を行います。適切な処理を行わないと、検索エンジンがページ削除を誤解し、SEOに悪影響を及ぼすリスクが発生します。主なリスクとして以下の点が挙げられます。

404エラーによるサイト全体の評価が低下

ページを削除した後、適切なリダイレクト設定を行わないと、訪問者やクローラーが削除されたページにアクセスすると404エラーが返ってきます。検索エンジンは404エラーが多発するホームページのことを信頼性が低いと判断し、検索順位が下がる可能性があります。

バックリンクの価値喪失

削除したページに対して他のホームページからのバックリンクがある場合、適切にリダイレクトを設定しないと、せっかく獲得したリンクの価値が無駄になってしまいます。これにより、サイト全体のSEO効果に悪影響を与えることがあります。

インデックスの混乱

ページを削除したにもかかわらず、検索エンジンのインデックスにはそのページが残ってしまうことがあります。これにより、ユーザーが検索結果から削除済みのページにアクセスしてしまい、ユーザー体験が悪化するだけでなく、検索エンジンからの評価も下がるリスクがあります。

検索順位の低下

削除したページが以前から重要なキーワードで上位に表示されていた場合、ページ削除によりそのキーワードでのランキングが大幅に下がるリスクがあります。さらに、削除されたページが内部リンクで他のページに重要なSEO価値を伝えていた場合、サイト全体のSEOにも悪影響を与えることがあります。

SEOリスクを回避するページの削除法

どうしても不要なページを削除しなければならない場合、SEOリスクを最小限に抑えるための正しい手順が重要です。本セクションでは、SEOへの悪影響を回避しつつページを削除する具体的な方法を解説します。

1. 404ページをカスタマイズする

削除したページにアクセスしたユーザーに対して、単純な404エラーページではなく、カスタマイズされた404ページを用意することで、ユーザー体験を改善しつつ、SEOに悪影響を与えるリスクを軽減できます。

ユーザーを他の有益なページに誘導できるリンクを設置することに加え、404エラーページにnoindexタグを記述して、検索エンジンにインデックスされないようにすることが重要です。

2. 削除して301リダイレクトを設定する

ページ削除の際には、301リダイレクトを設定して、削除したページのSEO効果を他の関連ページに引き継ぎましょう。特にバックリンクの価値や検索エンジンからの評価を失わないために、適切なリダイレクト先を選定することが重要です。

関連ページがある場合はそのページにリダイレクトし、関連ページがない場合は、カスタマイズされた404エラーページを表示することが推奨されます。

3. 内部リンクの見直し

削除したページへの内部リンクを放置すると、ユーザーが404エラーページに到達したり、SEOの評価も悪化します。削除したページへのリンクを他の関連ページに修正したり、無効なリンクを削除してサイト全体の整合性を保ちましょう。

4. 外部リンク対応

削除したページに向けられている外部リンクが存在する場合、それを確認し、可能であればリンク元に連絡して新しいリンク先に更新してもらうことが推奨されます。これにより、外部リンクの価値を維持し、ホームページのSEOリスクを回避できます。

5. 1年半が経過したら301リダイレクトを解除

301リダイレクトを永続的に維持する必要はありません。通常、1年半程度が経過した後、リダイレクトを解除しても、検索エンジンが適切に新しいURL構造を認識しているため問題ありません。これにより、サーバー負荷も軽減できます。

6. Googleサーチコンソールの404エラーを監視

リダイレクト解除後は、そのページが404エラーとして表示されますが、1年半が経過していればSEO評価の引き継ぎが完了しているため、SEOへのリスクはほとんどありません。

ただし、404エラーが過剰に増えるとサイト全体のSEOに悪影響を及ぼす可能性があるため、Googleサーチコンソールを定期的に監視し、状況を確認しましょう。エラーが自然に消えるのを待つことが推奨されますが、必要に応じて適切な対処を行うことが大切です。

SEOリスクを回避する正しいページ削除の方法のまとめ

ページ削除はホームページの整理に不可欠な作業ですが、SEOに悪影響を与えないためには慎重な対応が求められます。

削除する際には、適切な301リダイレクトの設定や404ページのカスタマイズ、内部リンクや外部リンクの見直しを行うことで、検索エンジンやユーザーに悪影響を与えるリスクを最小限に抑えることが可能です。また、Googleサーチコンソールを活用して404エラーを監視し、サイト全体のSEOパフォーマンスを維持することも重要です。

正しい手順を踏むことで、不要なページの削除がSEOに悪影響を及ぼすことなく、ホームページの質を高める結果につながります。

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