株式会社セブンデザイン 大阪市都島区のホームページ制作会社

  • 公開日: 最終更新日:

採用サイト制作のポイント!費用と無料ツールを解説

企業のリクルート活動において、採用サイト制作は重要な役割を果たします。応募者に自社の魅力を伝え、ミスマッチを防ぎ、より適した人材を獲得するためには、企業独自の採用サイトが必要です。しかし、採用サイトってどう作るの?費用はどれくらいかかるなどの疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、採用サイト制作の目的や必要なコンテンツ、制作の流れとポイント、無料で利用できる作成ツールについて解説します。また、採用サイトを自社で作る場合と制作会社に依頼する場合の費用の違いについても触れています。

無料で作れるツールはあるの?といった疑問にもお答えします。採用サイト制作を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

採用サイトを制作する目的

企業が採用サイトを制作する目的は、単に応募者を増やすことだけではありません。ミスマッチを防ぎ、より自社に合った人材を獲得することも重要です。ここでは、採用サイトを制作する目的を解説します。

応募者数の増加

採用サイトを持つことで、求人情報を求める多くの求職者にアプローチできます。企業のWebサイトやSNSを活用し、より多くの人に自社の採用情報を届けることで、応募の機会を増やすことが可能です。特に、求人媒体だけではカバーしきれない層にもリーチできるのが採用サイトの強みです。

ミスマッチを防ぐ

求職者とのミスマッチは、早期離職の原因になります。採用サイトでは、企業のビジョンや社風、具体的な仕事内容を詳細に掲載できるため、応募前の段階で求職者に企業の実態を理解してもらいやすくなります。これにより、応募者と企業の相互理解が深まり、定着率の向上につながります。

自由にコンテンツを作成できる

求人媒体では、掲載できる情報が限られています。しかし、自社の採用サイトであれば、写真や動画を活用して企業の雰囲気を伝えたり、先輩社員のインタビューを掲載するなど、自由にコンテンツを作成できます。これにより、求職者にとって魅力的な情報を発信しやすくなります。

求人媒体への依存を減らす

求人広告にかかるコストは企業にとって負担になりがちです。採用サイトを制作することで、長期的にコストを削減しつつ、企業独自の採用ブランディングを強化できます。また、求人媒体の掲載期間が終了しても、自社サイトなら常に情報を発信し続けることができます。

採用サイトに必要なコンテンツ

採用サイトを作成する際には、求職者にとって必要な情報を適切に掲載することが重要です。

ただ単に企業情報を載せるだけではなく、会社の理念や働く環境、実際に働く社員の声を伝えることで、求職者が企業との相性を判断しやすくなります。また、適切なコンテンツを分かりやすく整理することで、求職者に伝わりやすい採用サイトを作ることができます。

ここでは、採用サイトに欠かせないコンテンツを紹介します。

会社案内

会社案内では、企業の基本情報を明確に伝えることが重要です。

設立年、事業内容、所在地、従業員数などを記載することで、求職者が会社の規模や業種を理解しやすくなります。また、企業文化や強みを簡潔に紹介することで、企業の魅力を伝えることができます。

ミッション・ビジョン

企業の目指す方向性や価値観を伝えるのがミッション・ビジョンの役割です。

求職者は、自分の価値観と企業の考え方が合うかどうかを判断するためにこの情報を重視します。特に、今後の成長ビジョンや社会的な意義を明確にすることで、共感を得やすくなります。

数字で見る〇〇

求職者にとって、企業の実態を数字で示すことは非常に有効です。

例えば、売上高、社員の平均年齢、男女比、平均勤続年数などをグラフやアイコンを用いて分かりやすく表現すると、直感的に企業の雰囲気を伝えられます。

事業内容

企業がどのような事業を行っているのかを明確に説明するコンテンツです。

求職者は、自分のスキルやキャリアが活かせるかを判断するため、事業の具体的な内容や特徴を簡潔に伝えることが重要です。また、主力サービスや新規事業についても触れると、企業の成長性をアピールできます。

代表メッセージ

代表メッセージは、企業の価値観や求める人材像を直接伝える貴重な機会です。

企業の成り立ちや今後の展望、求職者へのメッセージを掲載することで、企業の方向性が伝わりやすくなります。また、経営者の人柄を感じられる内容にすることで、求職者の共感を得やすくなります。

先輩インタビュー

実際に働く社員の声は、求職者にとって非常に有益な情報です。

入社の決め手、現在の業務内容、やりがい、1日の流れなどをインタビュー形式で紹介することで、職場のリアルな雰囲気を伝えられます。また、新卒・中途採用の両方の視点から情報を提供すると、幅広い層に響きやすくなります。

募集要項

募集要項では、職種ごとの仕事内容、応募資格、給与、勤務地、福利厚生などの情報を明確に記載します。

求職者が知りたい情報を網羅し、誤解のないように詳細に記載することが重要です。また、研修制度についても触れることで、企業のサポート体制をアピールできます。

採用スケジュール

採用の流れを時系列で示すことで、求職者がスムーズに応募できるようになります。エントリー開始、面接の回数、選考基準、内定までの期間などを明確にすると、求職者が安心して応募しやすくなります。

よくある質問

求職者が抱きやすい疑問に事前に答えることで、問い合わせ対応の負担を減らしつつ、応募のハードルを下げることができます。

例えば、未経験でも応募できますか?や研修制度はありますか?、リモートワークは可能ですか?など、よくある質問を掲載すると、求職者の不安を解消できます。

お知らせ

企業の最新情報を発信する場として、お知らせコンテンツが活用できます。

会社説明会やインターン募集情報、採用イベントの案内などを定期的に更新することで、求職者との接点を増やすことができます。また、企業の活動状況を伝えることで、求職者に安心感を与える効果もあります。

採用サイト制作の流れとポイント

採用サイトを効果的に作るには、適切な流れに沿って制作を進めることが重要です。ここでは、採用サイト制作の基本的な流れとポイントを解説します。

1. 採用サイト制作の目的を決める

採用サイトを作る前に、まずは何を目的とするのかを明確にすることが重要です。

例えば、応募者数を増やしたいや特定のスキルを持つ人材を採用したい、企業のブランド力を高めたいなど、目的が異なればサイトの構成やコンテンツも変わります。目的を明確にすることで、ターゲットに適した情報発信ができ、結果として採用の成功率が高まります。

2. 求めるターゲットを明確にする

どのような人材を採用したいのかを明確にすることも、採用サイト制作の重要なポイントです。

ターゲット層が明確でないと、どんなコンテンツを掲載すべきか分からなくなり、サイトの方向性がブレる原因になります。新卒採用向け、中途採用向け、技術職向け、営業職向けなど、ターゲットごとに適したメッセージやコンテンツを準備することが効果的です。

3. 掲載するコンテンツを整理する

採用サイトには、企業の魅力や求職者が知りたい情報を適切に掲載することが重要です。ターゲットに合ったコンテンツを用意することで、求職者が求める情報をスムーズに得られ、応募意欲を高めることができます。

代表メッセージ、事業内容、社員インタビュー、募集要項など、求職者が応募を検討する際に役立つ情報を整理し、分かりやすく掲載しましょう。特に、新卒採用・中途採用・専門職など、ターゲットごとに適した情報を掲載することで、より効果的な採用サイトを作ることが可能です。

4. サイトマップを作成する

掲載するコンテンツが決まったら、サイト全体の構成を整理し、適切なページ遷移を設計することが重要です。

例えば、トップページ→企業紹介→仕事内容→先輩インタビュー→応募ページなど、求職者がスムーズに情報を取得できる構成を意識しましょう。サイトマップを作成することで、情報の抜け漏れを防ぎ、スムーズなサイト設計が可能になります。

5. 採用サイトのデザインを考える

デザインは、求職者の第一印象を左右する重要な要素です。

企業のブランドイメージに合ったデザインを採用し、視覚的に分かりやすいレイアウトを意識することが大切です。特に、採用サイトでは以下のポイントを意識すると効果的です。

  • 写真や動画を活用して企業の雰囲気を伝える
  • シンプルで分かりやすいUIを採用する

6. 採用サイトを制作・公開する

コンテンツやデザインが決まったら、実際に採用サイトを制作し、公開します。

公開後は終わりではなく、アクセス解析を行いながら改善を続けることが重要です。例えば、エントリーフォームの離脱率が高い場合は、入力項目を減らすなどの工夫が必要です。また、求人情報を随時更新し、最新の情報を提供することで、求職者にとって常に価値のある採用サイトを維持できます。

採用サイトのデザイン例

採用サイトのデザインは、企業の魅力を効果的に伝えるために重要な役割を果たします。ここでは、優れたデザインを持つ採用サイトの事例を紹介します。

ファーストリテイリング

ファーストリテイリングの採用サイトの画像

ファーストリテイリングの採用サイトは、コーポレートカラーである赤と白を基調としたシンプルで洗練されたデザインが特徴です。

トップページには「服を変え、常識を変え、世界を変えていく。」というキャッチコピーが配置され、企業のビジョンを強く印象付けています。また、社員インタビューや人材育成に関するコンテンツが充実しており、求職者が企業文化や働く環境を深く理解できる構成となっています。

三井住友銀行

三井住友銀行の採用サイトの画像

三井住友銀行の採用サイトは、ロゴカラーである緑や黄緑を基調としたデザインが印象的です。

トップページをスクロールすると、挑戦をテーマにしたメッセージが次々と表示され、企業が求める人材像を明確に伝えています。さらに、「SMBC人事に退職者のぶっちゃけアンケートぶつけてみた!」といったスペシャルコンテンツでは、退職者の意見や人事の率直なコメントを掲載し、企業の透明性と信頼性を高めています。

リクルート

リクルートの採用サイトの画像

リクルートの採用サイトは、シンプルでありながら情報量が豊富なデザインが特徴です。

「すべては好奇心から始まる。」というキャッチコピーを中心に、企業理念や事業内容、社員インタビューなど、多岐にわたるコンテンツが整理されています。また、グループ会社の採用情報へのリンクも設けられ、求職者が幅広い情報にアクセスできるよう配慮されています。

採用サイトを制作する際の注意点

採用サイトを効果的に運用するためには、デザインだけでなく、企業の採用戦略に適した設計が重要です。ここでは、採用サイトを制作する際に意識すべきポイントについて解説します。

広告や企業サイトとの統一感を意識する

採用サイトは、企業のブランドイメージを伝える重要なツールです。

広告や公式サイトとデザインやメッセージに統一感を持たせることで、企業の信頼性を高めることができます。例えば、ロゴやカラー、フォントの統一を意識することで、求職者がサイトを訪れた際に違和感を感じることなく、企業の魅力をスムーズに理解できます。

また、広告で使用しているキャッチコピーやビジュアルを採用サイトにも反映することで、求職者の関心を持続させることが可能です。

応募数を増やすことだけに注力しない

採用サイトの目的は、単に応募数を増やすことではなく、企業に合った人材を採用し、定着率を高めることです。そのため、求職者が企業の実態を正しく理解できるよう、適切な情報を提供することが重要になります。

例えば、社員インタビューを掲載すれば、具体的な仕事内容や職場の雰囲気を伝えやすくなります。数字で見る〇〇コンテンツを活用すれば、平均年齢や男女比などを視覚的に示し、直感的に企業の特徴を把握できます。

こうした情報を充実させれば、企業の方針に共感してもらえ、長く働く意思を持つ人材にアプローチできます。

スマートフォンに最適化する

求職者の多くがスマートフォンを利用して採用サイトを閲覧し、エントリーを行います。そのため、スマートフォンでの閲覧に適した環境を整えることが重要です。

まず、レスポンシブデザインを採用し、画面サイズに応じたレイアウトに調整します。横スクロールをなくし、ボタンやメニューの配置をタップしやすくすることで、操作性を向上させます。

また、ページの読み込み速度を改善するために、画像の圧縮や不要なスクリプトの削減を行います。表示の遅延を防ぐことで、求職者の離脱を抑えられます。

スマートフォンに最適化された採用サイトを制作することで、応募率の向上につながります。

採用サイトの制作費用

採用サイトを制作する際の費用は、自社で制作する場合と、制作会社に依頼する場合で大きく異なります。どちらの方法を選ぶかは、予算やサイトの目的によって決まります。

自社制作の場合:0円~

自社で採用サイトを制作する場合、CMSや無料の採用サイト作成ツールを活用することで、費用をかけずに制作することが可能です。

特に、テンプレートを利用すれば、デザインや構築の手間を省くことができます。ただし、デザインの自由度が低い、SEO対策が不十分になりやすい、カスタマイズに限界があるなどのデメリットもあるため、運用のしやすさや企業のブランディングを考慮して選ぶことが大切です。

制作会社への依頼:100万円~

プロの制作会社に依頼する場合、デザインの自由度が高く、企業のブランドイメージに合った採用サイトを作れるのが大きなメリットです。

SEO対策やスマートフォン対応も考慮した設計ができるため、長期的に見れば効果的な採用活動につながります。費用は依頼する範囲やカスタマイズの内容によって異なりますが、一般的に100万円以上が相場です。

採用サイトを制作できる無料ツール

採用サイトを制作する際に、コストを抑える方法として、無料ツールを活用する方法があります。以下に、おすすめの無料ツールをご紹介します。

Go To Recruit

Go To Recruitの画像

Go To Recruitは、BSTが提供する採用サイト構築に特化した無料のWordPressテーマです。

HTMLやPHPなどの専門知識がなくても、必要な情報を入力するだけで簡単に採用サイトを作成できます。主な機能として、トップページの画像スライドショー、レスポンシブ対応、エントリーフォームの標準装備などがあり、基本的な設定項目を入力するだけで、求人サイトが完成します。

Lightning

Lightningの画像

Lightningは、ベクトルが提供する無料のWordPressテーマで、ビジネスサイトの制作に向いています。

企業サイトの制作がベースですが、少しのカスタマイズで採用サイトとしても活用可能です。シンプルなデザインと柔軟なカスタマイズ性を備えており、企業のブランドイメージに合わせた採用サイトの構築が可能です。

実際に当社の制作実績のお客様の中にも、このテーマを活用して採用サイトを制作し、期待通りの成果を上げている企業があります。低コストで採用サイトを運用したい場合に、有力な選択肢となるでしょう。

採用サイト制作のまとめ

採用サイトは、企業のリクルート活動を強化し、求職者とのミスマッチを防ぐために重要な役割を果たします。

目的を明確にし、必要なコンテンツを適切に配置することで、求職者にとって分かりやすく魅力的な採用サイトを制作できます。また、デザインの統一感やスマートフォン対応を意識し、操作しやすい環境を整えることが求められます。

自社で無料ツールを活用して制作する方法もありますが、ブランディングやカスタマイズ性を重視する場合は、採用サイト制作に強い制作会社へ依頼するのも有効な選択肢です。採用サイトの成功には、適切な設計と運用が欠かせません。長期的な視点で改善を重ねながら、求職者に響く採用サイトを目指しましょう。

関連サービス

大阪のWebサイト制作会社
採用サイトのことなら大阪のWebサイト制作会社にお任せ
記事一覧に戻る