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逆SEOとは?目的と注意点や対策法、逆SEOを防ぐホームページ制作法
逆SEOとは、自社の風評被害を行っているWebページの検索順位を落とす対策のことを言います。
逆SEOを行うことで、風評被害を行っているWebページが拡散されることを抑えることができるので、自社のブランドイメージを損なう心配がありません。
当ページでは、逆SEOとは何か、目的と注意点、対策法、効果が出ない対策法、逆SEOを防ぐホームページ制作法を解説します。
目次
逆SEOとは
逆SEOとは、自社に対して風評被害をもたらすWebページの検索順位を意図的に下げる対策のことです。
特定のページの内容を削除するのではなく、検索結果での順位を下げることで、そのページの露出を減らし、ブランドイメージへの悪影響を軽減することが目的です。
逆SEOは、企業や個人に対する根拠のない誹謗中傷や悪評が広がることを防ぎ、信頼性を守る手段の一つです。ただし、事実に基づいた批判であれば、まずは自社サービスの改善が重要です。
逆SEOの目的と注意点
逆SEOはあくまで検索順位を下げるものであり、コンテンツ自体を削除するものではありません。したがって、風評被害が完全に解消されるわけではない点を理解しておくことが重要です。
逆SEOを実施するには、多くの時間と労力が必要です。そのため、まずは問題となるWebページの運営者に直接連絡を取り、コンテンツの削除や修正を依頼することが推奨されます。
これは迅速かつ効果的な対応方法であり、逆SEOを回避できる可能性もあります。
逆SEOの対策法
逆SEOの対策法を解説します。
風評被害を行っているページの流入クエリを特定
風評被害を行っているページの流入クエリを特定しましょう。
ahrefsなどを利用することで、対象のページの検索クエリを特定することができますが、有料サービスであるため、企業によっては利用が難しいケースもあるでしょう。その場合は、ページを一読して、そのページが強調している単語を見つけて、すべてをリストアップします。
そして、実際にGoogle検索を行ってみて1ページ目に表示されているクエリが逆SEOに取り組むべきキーワードと言えます。
クエリに対して10サイトを制作する
風評被害を行っているページが上位表示を実現しているキーワードに対して、10サイトを制作しましょう。
なぜ10サイトも制作をしなければならないのかは、検索結果の1ページ目には10件が表示される点と、検索エンジンは同じドメインだと2ページまでしか表示しないことが多い点が理由です。
Googleは、低品質ではなく高品質なホームページを評価しているので、10サイトすべてで良質なコンテンツ作成を行うことで、期待通りの成果を得ることができるでしょう。
上位表示を維持する
上位表示を行った後は、検索順位をキープする必要があります。そのため、10サイトを定期的に更新しなくてはならず、目安としては月に1回の更新でも高い効果を発揮することができます。
効果が出ない逆SEO対策法
効果のない逆SEO対策法を解説します。
低品質な被リンクを行う
自社の風評被害を行っているホームページに低品質な被リンクを行っても効果を発揮しません。
低品質な被リンクは、確かに検索順位を下げる効果がありますが、Googleが無効化する可能性が高かったり、そのホームページの運営者がリンク否認ツールを活用することも考えられます。
そのため、低品質な被リンクで検索順位を落とすという考え方は辞めた方が良く、その時間を使って、良質なホームページを10サイト制作することの方が、結果として短時間で効果を発揮できます。
コピーサイトを量産する
風評被害を行っているホームページのコピーサイトを制作することも効果がありません。
検索エンジンは、いつ公開されたページなのかを把握しているので、後から制作したホームページのみの検索順位を下げています。
逆SEOを防ぐホームページ制作法
逆SEOを仕掛けられても検索順位が落ちないホームページ制作法を解説します。
一般的な逆SEOを防ぐ対策法は、SEOと同じになり、SEOについて詳しくはこちらをご覧ください。
SEOに強いホームページを制作
SEOに強いホームページ制作を行いましょう。
例えば、内部リンクの最適化や検索エンジンが分かりやすいURL構造、SSLを使ったホームページのセキュリティ対策を実施、モバイル対応のレスポンシブWebデザインの導入で、最低限のSEOフレンドリーなホームページとなります。
ホームページの良質化
現在のホームページでは、良質でなければ検索順位を高めることができません。良質では以下のポイントを押さえたホームページを制作しましょう。
- 自社の経験を含める
- 読みやすく理解しやすい文章の作成
- 関連ページがある場合は内部リンクの実施
特に自社の経験を含めることは重要度が高く、御社独自のオリジナリティのあるホームページとすることで、競合他社に真似をされる心配もなく、さらには検索エンジンからも高いSEO評価を得ることができます。
ホームページの更新
ホームページを制作しただけでは高いSEO効果が発揮されないので、必ず定期的に更新を行いましょう。この更新では、良質な新規ページ作成と品質の高まるリライトを行います。
検索エンジンは上位表示を狙っているキーワードに対して、品質が高いことと、関連ページ数が多いことでSEO評価を行っているので、この2点に取り組んでいれば、後発のホームページが自社サイトよりも高いSEO効果を得ることが難しくなります。
逆SEOのまとめ
逆SEOについて解説しました。
一般的に、検索順位を操作することは不可能で、基本的にはホームページの品質を高める対策に取り組むしか方法はありません。
そのため、逆SEOには多くの労力と時間が求められているので、まずは風評被害を行っているホームページの運営者に連絡を入れ、コンテンツの削除を依頼しましょう。
逆SEOの実施でお悩みのWebマスターの参考になれば幸いです。