点数の出るSEOツールとは

現在、多くのSEOツールが存在していますが、その中でも特に人気があるのは、SEO評価を点数化してくれるツールです。

例えば、LighthouseやPageSpeed Insightsはよく知られており、ドメインパワーやページランクなども、点数形式で評価を表示してくれます。

これらのツールを使えば、ホームページが検索エンジンからどのように評価されているかを数値で把握でき、具体的な改善点を明確に見つけやすくなります。漠然とした評価よりも、数値化された評価の方が、サイト運営の効率を大幅に向上させることができるでしょう。

SEOツールの点数を利用する際の注意点

SEOツールの点数を利用する際には、いくつかの注意が必要です。

点数を高めても必ず検索順位が上がるわけではない

点数化してくれるSEOツールの最大の問題は、その点数だけで検索順位が決まらない点です。現在の検索エンジンは、さまざまな要素を総合的に判断し、ページごとに重要なキーワードでランキングを決定します。

点数にこだわるとコンバージョン率が低下する可能性

点数にこだわった運営を行うと、次第にホームページがユーザー目線を失う恐れがあります。

点数はあくまでツールが示す数値であり、ユーザー体験とは直接関係していません。仮に点数が上がり、SEO効果が向上しても、ユーザー目線を欠いたホームページでは、問い合わせや商品購入などのコンバージョンの獲得に繋がりにくくなります。

ホームページ制作の最終目的は、コンバージョンを増やすことです。訪問者数が増えたとしても、コンバージョン数が減ってしまう事態は避けたいところです。そのため、ホームページはあくまでユーザー目線を最優先して、次にSEOの点数を考慮するというバランスが重要です。

点数の出るSEOツールを有効活用するために

点数の出るSEOツールを効果的に活用するために、お客様が知っておくべきポイントを解説します。

Googleツールのみを信頼する

現在、多くの点数化を行うSEOツールがリリースされていますが、基本的にはGoogleツールのみを信頼することが重要です。検索順位を決定しているのはGoogleであるため、他社が提供するツールは優れていても、直接的に検索順位との関連性はありません。

Googleが提供する点数化ツールには、LighthouseやPageSpeed Insightsがあります。それ以外のツールは参考程度にとどめ、過度に依存しないサイト運営を心がけましょう。

対策を行う前には事前に調べる

点数の出るSEOツールを利用して、ホームページを改善する前に、必ずGoogleやXを利用して、自分が行う対策がどのような結果を生み出すかを調べましょう。

たとえば、PageSpeed Insightsで点数を高める対策として、画像をWebPにすることが推奨されています。しかし、WebPは、クロール済み - インデックス未登録になる可能性が高い拡張子です。

WebPにして、PageSpeed Insightsの点数が高まったとしても、ホームページに掲載している画像がすべてクロール済み - インデックス未登録になってしまうと、訪問者数の低下に繋がる恐れがあります。

そのため、点数を高める目的は、ホームページの訪問者数を増やすことになるので、事前に調べてから対策を行うことが重要です。

ドメインパワーやページランクは参考程度で良い

点数を出すSEOツールで多くの方が気にするのが、ドメインパワーとページランクになると思います。

ドメインパワーとページランクを高めることで、SEO効果が発揮しやすいメリットがあるのですが、どちらもGoogleが提供している数値データではありません。つまり、ドメインパワーとページランクを高めることは良いことですが、必ず検索順位が上がるものではないのです。

そのため、ドメインパワーやページランクの扱い方としては、ユーザーのためにホームページ運営を行っていれば、自然と高まったという状態が理想的であり、無理に対策を講じたところで、良い結果を得られた事例は見たことがありません。

点数が出るSEOツールのまとめ

点数の出るSEOツールは、自社のSEO状態を把握するのに便利です。しかし、点数にこだわってしまうと、点数は上がったとしても、検索順位が落ちてしまう可能性があります。

大切なのは、ユーザーのためのホームページであると認識して、ユーザーのためになる対策を行い、ならない対策は実施しないことが重要です。

現在SEOツールを利用している方は、ぜひ当ページを参考に、点数を見ながらユーザーフレンドリーなホームページを目指し、点数と検索順位、成約数を高めましょう。