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検索順位の改善法!ケース別に具体例を解説
昔はホームページの検索順位が高かったのに、今は低いという話をよく耳にします。
検索順位を改善するには、なぜ落ちてしまったのかを明確に把握して、適切な改善に取り組むことが重要です。
当ページでは、検索順位改善の難しさ、大切なポイント、改善法を解説します。
目次
検索順位の改善は簡単ではない
検索順位を改善することは、決して簡単ではありません。
ホームページの状況次第では、適切な対応を行った後に新規ドメインに載せ替えた方が、検索順位を改善できる可能性があるほどです。
なぜ、検索順位の改善が難しいかと言うと、検索エンジンが、その理由を明確に教えてくれないからです。
検索順位が低下した理由は、過去の対策に原因があると予測するしかなく、必ず改善できるとは限りません。
これまでの経験で見ると、検索順位が落ちた1ヶ月前までに行った対策が原因であるケースがほとんどなので、状況把握と適切な改善を行うことで、期待通りの効果を得ることができます。
検索順位改善で大切なポイント
検索順位改善で大切なポイントは、検索エンジンがホームページを適切に認識できる状態を構築することと、低品質なコンテンツを改善することの2点が重要です。
大規模データベースサイトを除き、一般的なホームページでは、Webマスターがユーザーのためにページを作成していれば、多少文法が間違えているや、誤字脱字があったとしても、検索エンジンは評価をしてくれます。
しかし、適切にコンテンツを認識できないや、ユーザーのことを一切考えていない場合は、低い検索順位にランクインされてしまうのです。
これから検索順位の改善に取り組むWebマスターは、この2点を理解して、適切な対応に取り組むことで、期待通りの効果を得ることができるでしょう。
ケース別に見る具体的な検索順位の改善法
ケース別に検索順位の具体的な改善法を解説します。
いつの間にか検索順位が下がっていた
ホームページ運営はそれほど行っていないのに、ある日を境に検索順位が落ちてしまっている場合に疑うべきは以下2点になります。
コアアルゴリズムアップデート
Googleコアアルゴリズムアップデートの影響を受けてしまうと、突然検索順位が低下してしまいます。
Googleコアアルゴリズムアップデートは、Google Search Status Dashboardのページで開催履歴が確認できるので、検索順位が落ちたタイミングに該当するアップデートを見つけましょう。
具体的な対策法は、Googleコアアルゴリズムアップデートごとに異なってくるため、検索エンジンを利用して、ホームページ制作会社などのブログから情報を仕入れれば、適切な改善を行うことが可能です。
検索意図の変化
SEOにおいて重要なのは検索意図を満たすことです。
検索意図とは、ユーザーがなぜその検索行動を行ったのかの理由になり、その理由を満たしたページを作成していることで、自然と検索順位が高くなります。
この検索意図は、時代ごとに変化しています。
例えば、2024年パリ オリンピックの事例で言うと、開催中に検索をしている人は、「スケジュールを知りたい」、「昨日の試合の結果を見たい」という検索意図を持っています。
しかし、2030年に検索を行う人は、どんな大会だったのかや、試合結果も概要として知りたいと考えています。
検索意図から外れてしまうと、検索順位が落ちてしまうので、ユーザーに価値あるコンテンツにリライトすることで改善することができます。
ページを大量に削除してしまった
ページを大量に削除すると、関連ページの検索順位が落ちてしまいます。
実際に、当社の制作実績で、過去に300ページ中50ページを削除した結果、トップページの検索順位を大きく落としてしまったお客さまもいます。
ページ数とSEOには関係性がないのですが、それは新規ページ作成時の話であり、削除をするという行為自体が検索順位を落としてしまいます。
ページを大量に削除してしまった場合の対策法は以下の3点になります。
- 301リダイレクトを行う
- URLを復活させる
- 削除した以上に多くの新規ページを作成する
自社の状況に合わせた適切な対策を行うことで、ホームページの検索順位を改善することができます。
SEO効果がありそうな対策を行い続けた
Webマスター自身で、SEOについて調べながら、効果がありそうな対策を繰り返していると、少しずつ検索順位が下がってしまったという事例もよく耳にします。
例えば、ページにstrongタグを過剰に埋め込んだり、トップページの文字数を増やすためにコンテンツを追加するなどの対策です。
これらの対策は、すぐに変化は見られませんが、検索エンジンからホームページが低品質になったと判断されると、少しずつ検索順位を落としてしまいます。
この場合の検索順位の改善法は、ユーザー目線でコンテンツを確認して、不要な対策を削除することです。
実際に、あるお客さまの事例で、各ページで重要な文章にstrongタグを含めるようにしたところ、検索順位が大きく落ちたので、サイト全体で解除したところ、改善することに成功しています。
ブラックハットSEOを行った
ブラックハットSEOとは、検索順位を高めるためだけに行っている対策です。
現在の検索エンジンは、ユーザーに価値あるホームページを上位表示させているので、検査順位を高めるためだけのブラックハットSEOは、評価を落とす仕様になっています。
もし、ブラックハットSEOに該当する対策を行っている場合は、すべての対策を解除することで、検索順位が改善されます。
ただし、被リンクペナルティを受けている場合は手動ペナルティの解除や、低品質コンテンツが多くなっている場合はページ削除ではなくリライトに取り組むことがおすすめです。
検索順位改善のまとめ
ケース別の検索順位改善について解説しました。
他にもさまざまなケースがあると思いますが、当社が思いついたタイミングでコンテンツを追加していこうと考えています。
また、上記に当てはまらなかった場合は、一般論としての検索順位が下がった原因と対処法ページから、Webマスター自身で改善策を検討することがおすすめです。
現在の検索エンジンは、テクニックではなく、ユーザー目線の追求が重要になるので、SEOのためだけに行っている対策は、すべて訪問者のために改善しましょう。
検索順位を改善したいとお悩みのWebマスターの参考になれば幸いです。