株式会社セブンデザイン 大阪市都島区のホームページ制作会社

  • 公開日: 最終更新日:

自分で被リンクを増やすには?無料でできる対策を紹介

外部からのリンクがSEOに効果があると聞いても、自分でどうやって増やせばいいのか分からないという方は多いはずです。特に、無料でできる範囲で何か始めたいと考える方にとって、情報が散らばっていて整理しにくいこともあるかもしれません。

このページでは、リスクを避けつつ、地道に取り組める被リンク対策を紹介します。

自分で被リンクを増やしてもSEOに悪影響はないのか

被リンクは、SEOで長く重要視されてきた要素のひとつです。現在では、かつてほどの影響力はありませんが、今でも無視できる存在ではないため、対策に取り組む企業は多くあります。とはいえ、思うように被リンクを集められているホームページは多くなく、自分で獲得したいと考える方も少なくありません。

その際に、インターネット上では、自分で被リンクを増やすとペナルティを受けるや検索順位が下がるといった情報を見かけます。そのため、対策に取り組むこと自体が問題があるように感じられるケースもあります。

ただ、これまでの実務経験から見る限り、自分で被リンクを増やすことがすべてリスクにつながるわけではありません。たとえば、自社が運営する別サイトからリンクを設置するといった、ごく自然な範囲での取り組みは特に珍しいことではなく、日常的に行われ、SEOに良い影響を与えています。

大切なのは、誰がリンクを貼ったかではなく、どんな文脈でリンクが設けられたかという点です。検索エンジンは、リンクの量や手法だけでなく、そこにある背景や意図を含めて評価しています。

そのため、自分で被リンクを増やすこと自体がSEOのマイナスになるとは限りません。むしろ、内容や流れが自然で、意味のあるリンクであれば、今でも適切に評価される可能性があります。

自分で被リンクを増やす際に注意すべき点

被リンクを自分で増やすことは可能ですが、やり方を間違えるとSEOに悪影響を与える可能性もあります。ここでは、実施前に知っておきたい注意点を紹介します。

被リンク元と先の関連性を意識する

被リンクが効果を発揮するには、リンク元とリンク先に一定の関連性があることが重要です。

たとえば、上位表示を狙っているキーワードやテーマが被リンク元と一致していれば、検索エンジンにとって意味のあるリンクと評価されやすくなります。一方で、まったく無関係な分野からのリンクは、SEO効果が薄かったり、場合によっては不自然と判断されることもあります。

ただし、たとえば社員が個人ブログを立ち上げて、この会社に勤めていますと紹介するようなリンクであれば、自然な文脈で発生したものと見なされ、効果が出るケースもあります。リンクの背景にある文脈が検索エンジンにとっても重要な要素になっていることを意識しましょう。

低品質なコンテンツからの被リンクは辞める

被リンクの効果は、そのリンク元の質に大きく左右されます。

たとえコンテンツ量が多くても、内容が薄く、ユーザーに価値のないページからの被リンクは、SEO上の評価につながりにくい傾向があります。さらに、低品質なページからのリンクは、Googleのアルゴリズムによって無効化されるだけでなく、場合によってはスパムリンクと見なされてマイナス評価を受ける可能性もあります。

そのため、自分で被リンクを増やす場合は、どこからリンクされるかに十分注意することが大切です。被リンクを集めること自体が目的になってしまうと、かえって検索順位を落とす原因にもなりかねません。

リンク元のコンテンツが、ユーザーにとって役立つ情報を持っているか、信頼できるものかを基準に判断し、質の低いページからのリンク設置は避けるようにしましょう。

被リンク元を育てる意識を持つ

リンクを設置するだけでは、SEOへの効果は十分とは言えません。

重要なのは、そのリンク元のページ自体が検索エンジンに評価されるように成長していくことです。たとえば、自分で作ったブログなどから本サイトへリンクを貼る場合、リンク元のページも更新し、質を高めていくことで、リンク全体の価値が高まります。

被リンクは、貼って終わりではなく、育てて評価されて初めて意味を持つという考え方が必要です。

短期間での効果を見込まない

近年、Googleは被リンクの評価に対して厳しくなっており、多くのリンクが自動的に無効化されています。そのため、短期間で成果を期待して大量のリンクを用意しても、目に見える効果がすぐに出るとは限りません。

現在の被リンクによるSEO効果は、中長期的にじわじわと出てくるケースがほとんどです。焦ってすぐに結果を出そうとするよりも、継続的に良質なリンクを積み重ねていく姿勢が求められます。

短期的な成果ではなく、半年〜1年単位で成果を見るくらいの心構えで取り組みましょう。

不自然な自演リンクはSEO評価を下げる可能性がある

検索順位を意図的に操作するためだけに行われたリンク設置、いわゆる自演リンクは、検索エンジンにとってスパムと見なされるリスクがあります。たとえば、複数の無関係なサイトを用意して相互にリンクを貼り合う、まったく関係のない掲示板やコメント欄にリンクを残すといった行為は注意が必要です。

SEOで効果を出すには、自然な形でユーザーにとって有益なリンクであることが前提となります。関連性がなく、文脈のないリンクは避け、あくまで本質的な価値を意識したリンク構築を心がけることが大切です。

自分で増やせる無料の被リンク対策

被リンクを自力で増やしたい場合でも、予算をかけずに実践できる方法はいくつかあります。ここでは無料で取り組める被リンク対策を紹介します。

国や公的機関のサイトに登録する

自治体や公的機関が運営している事業者紹介ページや団体登録システムなどを活用することで、信頼性の高い被リンクを獲得できます。これらのサイトはテーマこそ異なりますが、Googleからの評価が高く、SEO上のプラスに働く傾向があります。

特に、地方自治体の企業支援サイトや商工会議所、認定制度の紹介ページなどは、ドメインの信頼性が高く、1本のリンクでも効果が見込めることがあります。登録に審査が必要な場合もありますが、企業としての実態があれば通過できることが多いため、積極的に活用すべきです。

Webサービスを利用する

はてなブックマークやNewsPicksなど、外部のWebサービスを利用して、自社ページを紹介する方法も効果的です。これらのサービスは、ドメインパワーが強く、しっかり活用すれば自然な形で被リンクを獲得できます。

注意点は、アカウントを作成してリンクを貼るだけでは不十分だという点です。継続的にサービス内で活動したり、コンテンツを更新したりすることで、Googleからの評価が高まり、リンクの効果も出やすくなります。

運用を止めてしまうとリンクだけが残り、実質的な価値が失われるため、定期的にログインして活用する姿勢が求められます。

無料ブログを活用する

noteやはてなブログなどの無料ブログを利用して、被リンクを設置するのもひとつの方法です。たとえばnoteで自社のサービスに関する記事を執筆し、その中で自社サイトへのリンクを設置することで、検索エンジンからの評価につながるケースがあります。

ただし、リンクを貼るためだけのブログ記事では意味がありません。あくまで読み手にとって価値のある情報を届けることが前提です。また、ブログ自体も継続的に育てていくことで、リンク元の評価が高まり、結果的に本サイトへのSEO効果も期待できます。

無料ブログを使った被リンクの効果については、自分で貼ったnoteからの被リンクにSEO効果はあるのかのページで詳しく解説しています。

新たにホームページを制作する

複数の事業を展開していたり、ブランドごとに異なるターゲット層が存在する場合、新たにホームページを立ち上げることも検討できます。そのうえで、相互に自然な流れでリンクを設置すれば、被リンクの一つとして活用できます。

ただし、SEO目的だけのために新しいサイトを量産することは逆効果です。新たに制作するホームページは、しっかりと目的やターゲットを定めたうえで制作し、独立した価値を持つサイトである必要があります。

情報が整理されたサテライト的な役割を持たせることで、無理のない被リンク対策につなげられます。

自然な被リンクを獲得する

自然な被リンクとは、他者が自発的にリンクを貼ってくれる状態を指します。たとえば、自社が発信した役立つ情報がSNSで紹介されたり、専門メディアから引用されたりするケースがこれにあたります。

このような自然なリンクを得るためには、サイト内のコンテンツの質を高めることが不可欠です。また、ただ待っているだけでは拡散されにくいため、情報を届けたい相手に向けてSNSやメールなどで知らせるなど、積極的な宣伝活動も必要になります。

良質な情報+適切な露出で、自然な被リンクが生まれやすくなります。

取引先にリンクを貼ってもらう

取引先や関係企業のホームページからリンクをもらうのは、比較的実現しやすい被リンク施策です。たとえば、納品実績紹介や導入事例、パートナー紹介ページなどの中に、自社サイトへのリンクを設けてもらうことで、評価の高い被リンクを獲得できます。

この方法は、ビジネス上のつながりがあるため、不自然なリンクと見なされにくいというメリットがあります。ただし、ページの文脈に自然に溶け込む形でリンクを設置してもらうよう配慮することが大切です。

相互リンクを依頼する

ドメインパワーがまだ弱い状態では、被リンクを得るのが難しいケースもあります。そうした場合には、テーマや業界が近い企業同士で相互リンクを依頼するのも一つの手段です。

ただし、やりすぎは禁物です。明らかにSEO目的だと判断される相互リンクの乱用は、かえってマイナスに働くリスクがあります。あくまで自然な関係性がある相手に限定し、コンテンツの中で無理なく紹介する形でリンクを設置してもらいましょう。

現在のSEOは被リンクに依存しなくても成果を出せる

被リンクは今もSEOにおける評価要素のひとつですが、以前ほどその影響力に依存する時代ではなくなってきました。検索エンジンのアルゴリズムが進化し、サイト全体の構造やコンテンツの質、ユーザー体験など、多角的な視点で評価されるようになっているためです。

たとえば、ページの表示速度やスマートフォンでの見やすさ、コンテンツの網羅性や検索意図との一致などが評価対象に加わったことで、リンクが少なくても上位表示されているサイトも実際に増えています。

検索エンジンは、ユーザーにとって本当に価値のあるページを評価する方向へと進んでおり、被リンクの量だけで順位が決まるわけではないというのが現在のスタンダードです。

そのため、被リンクが十分に集まっていない段階でも、しっかりと設計されたサイトや、読者の課題に応える良質なコンテンツを用意することで、成果を上げることは十分可能です。

被リンク対策はもちろん重要ですが、それ以上に、ユーザー視点でどう価値を提供するかがSEOにおいて問われるようになっていると言えるでしょう。

まとめ:被リンク対策はユーザー視点で考えることが重要

被リンクは今でもSEOにおける重要な要素のひとつですが、単にリンクの数を増やすことが目的になってしまうと、かえって逆効果になる場合もあります。自分で被リンクを増やすことは可能ですが、リンクの背景や文脈が自然であること、ユーザーにとって意味のある導線であることが大切です。

また、短期的な結果を求めるのではなく、コンテンツの質を高めながら、中長期的に評価される被リンクを少しずつ積み上げていく姿勢が求められます。リンクを貼る側・される側のどちらの立場でも、ユーザーにとって役立つ情報かどうかを常に意識することが、SEOで成果を出すための近道になるはずです。

関連サービス

SEOサービス
適切な被リンク対策方法を提案するSEOサービス
記事一覧に戻る