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SEOで流入はあるのにコンバージョンが増えない時の対策方法

SEOで一定の流入はあるものの、思うようにコンバージョンが増えないと感じている方は少なくありません。検索順位を上げるだけでは成果にはつながらず、訪問後の導線や情報の質も重要な要素です。

このページでは、SEOにおけるコンバージョンの考え方から成果につなげる改善策までを紹介します。

SEOにおけるコンバージョンとは

SEOの目的は、単にアクセス数を増やすことではありません。本来の役割は、検索から訪れたユーザーに対して、問い合わせや資料請求、購入といった成果につながる行動を促すことにあります。

たとえば、月間1万アクセスがあっても、実際のコンバージョンが数件にとどまるようであれば、集客の質としては不十分だと言えます。SEOではどれだけ多くの人を集めたかではなく、どれだけ見込みのあるユーザーに情報を届けられたかが重視されます。

特にBtoBサイトでは、問い合わせの件数だけでなく、具体性や案件化の可能性といった中身の質も重要です。検索意図に合った情報提供と、スムーズな導線設計を組み合わせることで、初めてSEOがビジネスの成果に直結するようになります。

SEOで流入があるのにコンバージョンが増えない時の対策方法

検索順位が上がり、ある程度のアクセスを獲得できているにもかかわらず、思うように成果が上がらないケースは少なくありません。ここでは、そうした状況における対策方法を紹介します。

コンバージョンレートを確認する

まずは、自社サイトの現状を正しく把握することが必要です。流入数に対してどれだけのコンバージョンが発生しているか、いわゆるコンバージョンレート(CVR)を確認しましょう。

業種やサービスによって理想的な数値は異なりますが、平均的には1%前後が目安とされています。Googleアナリティクスなどのツールを活用すれば、どのページが成果に結びついているか、どの導線で離脱が多いかが見えてきます。改善の第一歩は、データに基づいた現状分析です。

見込み顧客が検索しそうなキーワードに絞る

アクセスがあるのに成果が出ない場合、集客しているキーワードと、見込み顧客が実際に求めている情報とのズレが原因になっていることがあります。たとえば、〇〇とはや〇〇の使い方といった調べ物系のキーワードでは、コンバージョンに直結しにくい場合もあります。

成果を出すには、よりニーズの強い比較や料金、導入事例などの検索意図をもったキーワードにシフトする必要があります。SEOは集めるではなく絞り込む視点が成果に直結します。

良質なコンテンツを作成する

コンテンツの質が低いと、たとえユーザーを集められても、信頼を得られずすぐに離脱されてしまいます。良質なコンテンツとは、単に文字数が多いだけでなく、検索意図にしっかり応え、専門性や独自性があり、ユーザーにとって読みやすいことが条件です。

特にBtoB領域では、課題解決につながる具体的な内容や事例の提示が有効です。SEOとコンテンツは切り離せない関係であり、成果を出すためには、検索に強く、かつユーザーに刺さる内容の両立が求められます。

自社の魅力や特徴を自然に打ち出す

コンバージョンが発生するかどうかは、ユーザーが、この会社に相談してみたいと思えるかどうかが鍵です。そのためには、競合と比較したときの自社の強みや独自の価値を明確に伝えることが必要です。

ただし、押しつけがましくならないように記事の流れに自然な形で組み込むのがポイントです。お客様の声や実績紹介などを活用して、安心感と信頼感を高めましょう。

適切な内部リンク構造を構築する

訪問者が次にどこを見ればいいのかがわからないサイトでは、せっかくの流入もすぐに離脱してしまいます。関連性のあるページを内部リンクでつなぐことで、サイト内の回遊性が高まり、ユーザーの理解も深まります。

SEO的にも内部リンクの最適化は評価対象であり、重要な対策のひとつです。特に、コンバージョンにつながるページへの導線は、わかりやすく配置することが成果に直結します。

コンバージョン改善に役立つ無料ツール

SEOによる流入を成果につなげるには、ユーザーの行動や検索意図を正確に把握することが不可欠です。ここでは、コンバージョン改善に活用できる代表的な無料ツールを紹介します。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、検索エンジン経由でサイトに訪れたユーザーが、どのような検索キーワードを使っているのかを把握できるツールです。

検索パフォーマンスレポートでは、各ページが表示されたキーワードやクリック率、平均掲載順位を確認できます。これにより、コンバージョンに結びついていないページが、本来どういった意図のキーワードで流入しているのかを分析できます。

もし意図とずれていれば、コンテンツの見直しや、検索意図に合ったページへの改善を行います。また、成果につながりやすいキーワードが見つかれば、その内容を深掘りした別ページの作成も有効です。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、サイト内でのユーザーの動きを可視化できるアクセス解析ツールです。コンバージョン改善の視点では、特に以下のような指標が役立ちます。

  • 各ページの滞在時間や直帰率
  • コンバージョンにつながったセッションの経路
  • 離脱が多いページの導線

こうしたデータを基に、コンテンツの配置やリンク導線を見直すことで、離脱を防ぎコンバージョン率を高める改善が可能になります。たとえば、コンバージョン直前で離脱が多い場合は、入力フォームの使いにくさや不安要素の解消が必要です。

Googleアナリティクスは、どのようにサイトが使われているかを読み取るための土台となるため、SEOと組み合わせた改善には欠かせないツールです。

まとめ:SEOのゴールは訪問者数の増加ではなくコンバージョン数の向上

SEOは検索順位やアクセス数の向上が目的のように思われがちですが、最終的なゴールはコンバージョンの最大化です。ただ集客するだけで終わらず、訪問者をいかに成果に導けるかが、SEO施策の成否を左右します。

検索意図に合ったコンテンツ設計や導線の最適化、ユーザー行動の分析を繰り返すことで、サイト全体の価値を高めることができます。流入数にとらわれず、本質的な改善に目を向けることが、SEOの成果につながります。

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