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SEO効果が出るホームページの画像の使い方
画像自体が直接SEOに影響を与えるわけではありませんが、画像を効果的に活用することで、ホームページのユーザビリティが向上し、結果的にSEO効果を高めることができます。
今回は、当社がホームページ制作時に提案している、SEOに役立つ画像の活用法を紹介します。
目次
ホームページにおける画像のSEO効果
ホームページの制作や運営において、多くの画像を利用することがあると思います。しかし、画像はただ載せれば良いわけではありません。周囲のテキストとの関連性を持たせることで、ページの内容がより詳しく、わかりやすくなり、結果的にSEO効果を高めることができます。
実際に、制作実績のお客さまから「1ページに何枚の画像を使用すれば良いですか?」と質問されることがあります。しかし、画像の枚数自体がSEO効果に直結するわけではありません。重要なのは、必要な場所に必要な画像を適切に配置することです。
もちろん、以下で紹介するような細かいテクニックも役立ちますが、画像の枚数を増やすことよりも、ページの内容を深く理解させるための効果的な画像の活用がSEOで成功するカギとなります。
ホームページのSEO効果を高める画像の利用法
ホームページのSEO効果を高める画像の利用法を解説します。
画像内容と周りにあるテキストの関連性を気を付ける
画像とその周りにあるテキストとの関連性を保つことは、SEOにおいて非常に重要です。
画像だけでなく、それを取り囲む文章との整合性が、検索エンジンがページの内容を理解しやすくするためのカギとなります。例えば、画像が説明している内容に関連するテキストが近くに配置されていると、ユーザーにも検索エンジンにもわかりやすい構成となり、SEO効果を高めることができます。
さらに、画像が示す具体的な情報やメッセージを、テキストでしっかりと補足することで、ページ全体の理解度が向上します。これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、SEOにも良い影響を与えるでしょう。テキストと画像の関連性を意識し、適切な配置を心がけることが大切です。
画像ファイル名は関連性と管理のしやすさを意識
画像ファイル名には、その内容を簡潔に表す英語の説明を付けることが大切です。検索エンジンはファイル名を参考にして、画像の内容を予測しています。そのため、適切な名前を付けることでSEO効果を向上させることができます。
また、画像ファイル名は管理のしやすさを考えて、どのページで使用されているかがすぐに分かるようにしておくと便利です。万が一、画像を削除してしまった場合でも、ファイル名からその画像が使われていたページを確認でき、同じファイル名で画像を復元することが可能です。
alt属性は必ず記入する
現在の検索エンジンは、ある程度画像を認識できるようになりましたが、テキストの方が正確で信頼性の高い情報とされています。したがって、画像には必ずalt属性を設定し、その画像が何を表しているのかをテキストで説明しましょう。
alt属性を記入する際のポイントとして、まずは文字数を極端に長くしないことが重要です。また、重要なキーワードを無理に詰め込むことは避けるべきです。これらの行為はスパムとみなされ、SEO効果を狙っているにもかかわらず、逆に検索順位が下がるリスクがあります。
さらに、alt属性には具体的な内容を記載することが推奨されます。例えば、プールの写真の場合は、単に「プール」と記載するのではなく、「ホテルのプール」などと具体的に記述することで、検索エンジンに正確な情報を伝えることができ、SEO効果も向上します。
alt属性について詳しくはこちらをご覧ください。
画像ファイルの容量を抑える
画像ファイルの容量を抑えるためには、画像を圧縮することが効果的です。
例えば、TinyPNGなどのツールを利用して画像を圧縮することで、ファイルサイズを軽減し、ページの読み込み速度を向上させることができます。これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、検索エンジンにもより好意的に評価されるため、SEO効果を高めることが可能です。
なお、WebP形式はSEOに不利な影響を与える可能性があり、クロール済み - インデックス未登録の状態になることがあるため、利用は控えることをお勧めします。画像の圧縮を行う際には、信頼性のあるツールやプラグインを活用し、適切に軽量化しましょう。
画像内にテキストを含める
検索エンジンは、画像内のテキストもある程度認識することができます。
そのため、テキストを含められる画像を使用する場合は、画像自体に説明や紹介文を含めることが効果的です。これにより、ページの内容をより詳しく伝えることができ、SEO効果にもつながります。
もちろん、画像内にテキストを含める代わりにキャプションを利用することも有効ですが、デザインやレイアウトの都合でキャプションを設置したくない場合には、画像内に適切なテキストを含めることが重要です。
SEO効果があるホームページの画像の使い方のまとめ
画像自体は直接的なSEO効果を持たないものの、適切に活用することでページの内容がよりわかりやすく充実したものとなり、結果としてSEO効果を高めることができます。
重要なのは、画像の枚数にこだわるのではなく、周囲のテキストとの関連性を意識して配置することです。関連性が乏しい画像をただアップロードするだけでは、期待するSEO効果を得ることはできません。
また、画像を一つのページに設置するだけでは大きなSEO効果を期待できないかもしれませんが、多くのページで適切に画像を使用することで、サイト全体のSEO効果を向上させることが可能です。
画像を効果的に活用し、コンテンツの質を高めることが、SEO対策においても重要なポイントです。