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より高い成果を実現できるホームページ運営法の事例
ホームページで期待通りの成果を得るためには、まずは集客対策が重要です。実際に、当社の制作実績でも多くの企業がSEO対策に取り組み、成果を上げています。しかし、さらに高い成果を実現するためには、集客対策だけではなく戦略的なホームページ運営が必要です。
このページでは、これまでの経験を基に、ホームページ公開直後に行うべきSEO対策や、より高い成果を実現するための運営方法について解説します。
目次
ホームページ公開直後に行うSEO対策法
ホームページ公開直後に成果が出ない理由は、どれだけユーザーニーズに応える内容であっても、見込み顧客を集客できていないことが原因です。
そのため、最初に取り組むべきは集客対策ですが、多くの企業がSEOを希望されるため、当社では公開直後はSEOに絞ったサポートを行っています。
SEOの基本は、新規ページの作成にあります。ただし、むやみにページ数を増やすのではなく、まずは目標とするページ数を設定し、その数に到達することを目指しましょう。
目標ページ数の定め方は、サイト内で最も重要なSEOキーワードを1つ選び、そのキーワードでGoogle検索を行います。そして、上位10位までのホームページのトップページのURLを使って、Googleで【site:トップページのURL】と検索し、検索バー下の「ツール」をクリックすると、それぞれのホームページのページ数が表示されます。
このページ数の平均が、御社が上位表示を狙うために必要な目標ページ数となります。目標が定まれば、あとは良質なコンテンツを意識しながら新規ページを作成し続けることで、SEO効果が現れるでしょう。
当社の経験では、良質なページを計画的に作成し、目標ページ数に到達すれば、1ヶ月前後で期待通りのSEO効果が得られるケースが多くあります。
より高い成果を実現したホームページ運営の方法
ホームページ公開後、SEO対策によって期待通りの成果を得ることは十分に可能です。しかし、それ以上の成果を狙うには、戦略的なホームページ運営が必要となります。
良質な新規ページ作成を継続する
SEO効果が発揮され、期待通りの成果を得た後も、良質な新規ページの作成を継続することは重要な戦略です。ここでは、新規ページ作成を続けたホームページの事例と、それによるメリット・デメリットを解説します。
新規ページ作成を継続したホームページ
SEO効果が発揮された後も、新規ページ作成を継続している例として、大阪でインクジェット印刷を行う会社のホームページがあります。
このホームページでは、【インクジェット印刷 大阪】など、制作時に設定したSEOキーワードの大半で1位表示を達成し、高いSEO効果を維持しています。
メリット
新規ページ作成を継続することで、このホームページはさまざまなビジネスに関連するキーワードで1位表示を実現しています。検索エンジンは、特定のキーワードに対してサイト全体が専門的かどうかも評価するため、新規ページの追加により、検索順位を着実に向上させることができました。
新規ページ作成は、検索順位を高めるために非常に効果的な対策です。
デメリット
一方で、検索順位が高くても、必ずしも訪問者数の増加に直結するわけではありません。
事例のインクジェット印刷を行う会社では、多くのキーワードで1位表示を達成しているものの、それらのキーワードの検索ボリュームが少ないため、期待通りの集客には繋がっていません。検索順位が高くても、訪問者数が伸びなければ、問い合わせ数も増加しないという問題があります。
もちろん、インクジェット印刷会社では、サジェストキーワードやGoogleキーワードプランナーなどを利用して検索回数を調査してきましたが、1位表示を実現しても期待通りの訪問者数は得られていません。
そのため、現在ホームページに掲載していないキーワードを新たに試し、網羅的に上位表示を狙うSEO対策に取り組む予定です。少し非効率ではありますが、この戦略によって訪問者数の増加を目指しています。
サイト内を定期的にリライトして品質を高める
サイト内を定期的にリライトして品質を向上させることは、SEO効果の維持や向上、そしてコンバージョン率を改善する上で大きなメリットがあります。
リライトでは単に文章を変更するだけではなく、Webマスターの目視確認やGoogleアナリティクスのデータを活用し、ユーザーが読みづらい箇所の修正、役立つ内部リンクの追加、テキストでは伝わりづらい箇所に画像を設置するなど、ユーザー体験の改善に努めています。
ここでは、定期的にリライトを行い、品質を高めたホームページの事例とそのメリット・デメリットについて解説します。
リライトに力を入れたホームページ
リライトに注力した例として、東京の鍼灸治療院のホームページがあります。このホームページはSEO効果を高めながら、コンバージョン率も徐々に向上させ、成功した事例となっています。
メリット
リライトに力を入れることで、SEO効果とコンバージョン率の向上が期待できます。たとえば、東京の鍼灸治療院では、60ページほどの規模にもかかわらず、Googleからの訪問者数が1日に500人前後に達し、集客に成功しています。
この鍼灸治療院では、鍼灸師自身がWebマスターを兼任しているため、多忙な中でも効率的にホームページの成果を高めることに成功しています。
デメリット
デメリットとしては、SEO効果が必ずしもリライトだけで得られるわけではなく、ドメインパワーに大きく依存する点があります。
当社の他の制作実績と比較しても、60ページ前後のホームページでここまで高い成果を出した例は他にはありません。一般的には、極端にページ数が少ないと検索エンジンからの評価が低くなり、SEO効果が得にくいという傾向があります。
ネットショップが行ったマイページの充実対策
ネットショップでは、常に新規顧客を集客するだけでなく、既存の会員に対するアプローチを強化することで、効率的に売上を向上させることができます。
ここでは、マイページの充実を図ったネットショップの事例と、そのメリット・デメリットを解説します。
マイページを充実させたネットショップ
マイページの充実によって高い売上を実現したのは、ANAとJALの株主優待券を格安で販売するネットショップです。このネットショップは商品がニッチであるため、SEO効果が出た後、既存顧客へのリピート購入を促すためにマイページの機能を強化し、着実に売上を伸ばすことに成功しました。
メリット
マイページの改善は、SEOのように時間がかかるものではなく、サイト内の品質改善のように効果が不確実なわけでもありません。
たとえば、ANAとJALの株主優待券を格安で販売するネットショップでは、マイページでPDFの領収書をダウンロードできる機能を導入することで、多くの法人会員を獲得し、売上を大きく向上させました。
このネットショップの年間売上は3億円を超え、現在も着実に成長を続けています。
デメリット
マイページの充実には、内容次第で多くの予算がかかるというデメリットがあります。たとえば、ANAとJALの株主優待券を格安で販売するネットショップでは、マイページの充実が売上向上に繋がりましたが、検討が不十分だと期待する効果が得られない場合もあります。
そのため、マイページを充実させる際は、ホームページ制作会社にしっかり相談し、売上に繋がる確実な対策に絞ることが重要です。
より高い成果を実現したホームページ運営法のまとめ
ホームページの運営では、SEO対策や新規ページ作成、定期的なリライト、そしてマイページの充実といった施策が重要なポイントとなります。これらの対策をバランスよく取り入れることで、集客力を高め、コンバージョン率を向上させることができます。
特に、SEO効果が発揮されても、その後も継続的な運営と改善が必要です。新規ページの作成を続け、リライトによる品質の向上を図り、さらに既存顧客向けのマイページを充実させることで、売上を長期的に伸ばすことが可能です。
ただし、それぞれの施策にはリソースや予算が必要ですので、事前に十分な検討を行い、どの施策が最も効果的であるかを慎重に判断することが大切です。
これらの戦略を適切に実行すれば、ホームページのパフォーマンスを最大化し、より高い成果を持続的に実現することができるでしょう。