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中小企業がホームページを作るメリットとは?開設率や制作のコツ

ホームページは、企業の信頼性や情報発信において欠かせない存在となっています。中小企業にとっても、オンラインでの発信力がこれまで以上に求められるようになりました。

このページでは、中小企業がホームページを持つメリットや作成のポイントを整理し、制作を検討している方に役立つ情報をお届けします。

中小企業がホームページを作るメリット

ホームページは企業にとって情報発信や信頼性の確保に役立つツールですが、中小企業にとってもさまざまなメリットがあります。ここでは、ホームページ制作を通じて得られる効果について整理していきます。

自社の認知度が向上する

ホームページは、会社名で検索された際に企業を見つけてもらうための基本的な窓口になります。

オンライン上に自社の情報を掲載することで、これまで接点のなかったユーザーにも企業の存在を知ってもらうことができます。たとえば、地域名と業種を組み合わせたSEO対策を行うことで、より多くの人に見つけてもらえる可能性が高まります。

商品・サービスの告知ができる

ホームページを活用すれば、自社の商品やサービスの内容を24時間いつでもユーザーに伝えることが可能です。

パンフレットの代わりに詳細な情報を掲載できるだけでなく、実績紹介や導入事例、よくある質問などもあわせて掲載することで、問い合わせや受注につながる導線を作ることができます。

販促がやりやすくなる

ホームページは広告・SNS・メディア展開など、他の販促施策との連携がしやすいのが特長です。

例えばSNS広告からホームページの特設ページへ誘導することで、見込み客に対して効果的な情報提供ができます。キャンペーン情報やイベント告知など、タイムリーな情報発信にも対応できます。

省人化に繋がる

ホームページに、よくある質問や資料請求、問い合わせフォームなどを設置することで、対応業務を自動化・効率化することができます。採用活動ではリクルート情報を掲載すれば、応募前に自社の雰囲気や業務内容を知ってもらうことができ、ミスマッチの防止にもつながります。

人手をかけずに一定の業務負担を減らす手段としても活用できます。

見込み顧客を分析できる

アクセス解析ツールを導入すれば、ホームページに訪れたユーザーの行動を数値として把握できます。どのページが多く見られているのか、どの地域・デバイスからアクセスされているかなどを分析することで、見込み顧客の傾向を把握し、次の施策に活かすことができます。

マーケティング施策を改善するうえでも、ホームページは重要な役割を果たします。

中小企業のホームページの開設率

現在、多くの企業がホームページを活用していますが、開設率を正しく把握することは簡単ではありません。

よく引用されるのが総務省の通信利用動向調査で、2022年のデータによると、全体の企業のうち91.8%がホームページを開設しているとされています。業種別に見ても、ほとんどの業界で87%以上の高い開設率となっており、一見するとほぼすべての企業が制作しているように思えます。

ただし、この調査の対象は常用雇用者が100人以上の企業に限られており、日本の企業の大多数を占める中小企業の実態を正確に反映しているとは言い切れません。特に従業員数が少ない小規模事業者では、ホームページをまだ持っていないケースも少なくありません。

一方で、取引先からの信頼確保や新規顧客の獲得を考えると、ホームページの有無が企業の印象に与える影響は大きくなっています。

今や開設していること自体がスタンダードとなりつつある中で、まだ持っていないという状態は、かえってマイナスに捉えられる可能性もあります。

このような背景を踏まえると、ホームページを開設していない中小企業にとっては、遅れを取らないための対策としてホームページ制作を検討する価値があると言えるでしょう。

中小企業がホームページで失敗する原因

ホームページ制作は目的や計画が明確でないまま進めてしまうと、期待した効果が得られないこともあります。ここでは、中小企業がホームページを作る際に陥りやすい失敗パターンを紹介します。

ホームページを作成する目的を明確にしない

何のためにホームページを作るのかが曖昧なままでは、デザインや構成、掲載情報の方向性が定まりません。

たとえば、採用のために作る、資料請求につなげたい、会社の信頼性を高めたいなど、明確な目的を設定することで、必要な要素や導線が自然と見えてきます。目的を定めずに進めてしまうと、成果につながりにくいサイトになるリスクが高まります。

ターゲットが曖昧なまま制作してしまう

自社のホームページを誰に向けて発信するのかを考えずに作ってしまうと、訪問者にとって魅力のない内容になってしまいます。

中小企業の場合、地元企業や特定業種の企業をターゲットにしていることも多いため、ユーザー像を具体的に描くことが重要です。ターゲットのニーズや関心に合わせた設計を行うことで、閲覧後のアクションにもつながりやすくなります。

見た目だけにこだわってしまう

デザインを重視するあまり、伝えるべき情報やユーザーの使いやすさが犠牲になるケースもあります。

見栄えの良さは大切ですが、それだけで成果が出るとは限りません。問い合わせや資料請求といったゴールに誘導するためには、分かりやすい構成と情報の整理が不可欠です。

バランスの取れたホームページ制作が求められます。

ホームページを更新しない

一度作っただけで更新されていないホームページは、検索エンジンにもユーザーにも評価されにくくなります。最新情報がないことで、信頼性を損なうことにもつながります。

特に中小企業ホームページでは、ニュースやブログ、実績紹介などを通じて、定期的な更新を行うことでSEO効果が期待でき、SNSの拡散にもつなげやすくなります。

中小企業のホームページ制作のコツ

中小企業がホームページ制作を成功させるためには、見た目や機能だけでなく、制作前後の計画や運用の視点も大切です。ここでは、実際に取り組む際に意識すべきコツを紹介します。

自作ならWordPressのテーマを購入する

中小企業がコストを抑えてホームページを作成したい場合、WordPressを活用した自作が選択肢にあります。

無料テーマも多数ありますが、見た目の洗練度やカスタマイズ性を考えると、有料テーマの利用を検討するのが効果的です。有料テーマには、企業サイト向けに設計されたテンプレートやSEO対応済みの設計が施されているものも多く、時間と手間を省きながら、一定の品質を確保できます。

目的とターゲットを具体的に定める

ホームページ制作の最初のステップとして、誰に向けて、何のために作るのかを明確にすることが重要です。

例えば、新規顧客の獲得、採用強化、既存顧客への情報発信など、目的が異なればサイトの構成や導線も大きく変わります。あいまいなまま制作を進めると、訪問者のニーズに合わないサイトになりがちです。

中小企業こそ、ターゲットと目的を具体的に絞ることで、伝える力のあるホームページになります。

ユーザーに役立つコンテンツを作成する

デザインだけでなく、訪問者にとって価値のある情報を提供することが、ホームページの成果につながります。

よくある質問や事例紹介、業界のコラムなどは、ユーザーの信頼を得る要素になり得ます。また、検索エンジンからの流入を意識したキーワード選定と、読みやすい文章構成も大切です。

運営計画を立てる

ホームページは制作して終わりではなく、公開後の運用が成果を左右します。

更新頻度やコンテンツ追加のタイミング、担当者の役割分担などを事前に決めることで、運用がスムーズになります。とくに中小企業では、限られたリソースの中で無理なく継続できる運営体制を整えることが重要です。

小さな更新でも継続して行うことで、検索エンジンからの評価やユーザーからの信頼を得やすくなります。

中小企業がホームページ制作に使える補助金

中小企業がホームページ作成を検討する際に、コスト面の不安から制作をためらうケースも少なくありません。そうした中で、補助金・助成金制度を活用することで、初期費用の負担を大きく抑えることが可能です。

代表的な制度としては、IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金などがあり、ホームページ作成やECサイト制作、CMS導入などが対象になるケースもあります。補助額の上限や要件は年度や事業区分によって異なるため、申請前に最新の情報を確認することが重要です。

また、補助金の多くは事前申請が必要であり、制作が完了してからでは申請できないといったルールもあるため、スケジュールには注意が必要です。

補助金を活用することで、予算を抑えながらも質の高いホームページの立ち上げが実現できるため、積極的に活用を検討したいところです。

詳細な制度については、ホームページ制作の補助金と助成金のページもあわせてご確認ください。

優秀な中小企業のホームページ例

中小企業のホームページは、限られた予算や人員の中でも工夫次第で高いクオリティに仕上げることができます。ここでは、実際のサイト事例をもとに、目的に合った優秀なホームページ制作例を紹介します。

最低限の情報を公開した名刺型サイト

名刺型サイトの画像

T-Linksのホームページは、会社概要・事業内容・問い合わせフォームといった必要最低限の情報を1ページ内にコンパクトにまとめた名刺型サイトです。ページ数を増やさずシンプルに構成することで、訪問者が迷わずに企業の基本情報を把握できます。

小規模な中小企業にとって、まずは信頼感を伝える手段として、無理なく運用できるモデルケースです。過剰な装飾を避け、統一感あるデザインと必要な情報の明確な提示によって、第一印象の良い中小企業のホームページが実現されています。

操作がしやすく利便性の高いサイト

利便性の高いサイトの画像

オープンロードのホームページは、サイドバー付きの2カラムレイアウトを採用しており、情報の整理・閲覧性が高い設計となっています。

問い合わせページへの動線や、一覧表示されたコンテンツなど、ユーザーが目的の情報にすばやくたどり着ける工夫が随所に見られます。コンテンツ量が多い中小企業のホームページの場合でも、適切なナビゲーションと視線の流れを意識することで、サイト全体の使いやすさを高めることが可能です。

写真やイラストでイメージが伝わるサイト

イメージが伝わるサイトの画像

LINKのホームページは、視覚的な表現に重点を置いたデザインが特徴です。

イラストや写真を効果的に使い、言葉では伝えきれない事業の雰囲気や想いを直感的に届けています。色味や写真のトーンを統一することで、サイト全体に一貫性が生まれ、閲覧者に安心感を与える設計となっています。

ビジュアルで差別化したい場合や、サービス内容が抽象的な業種にも参考になる中小企業のホームページです。

まとめ:中小企業のホームページのポイント

中小企業がホームページを制作することには、多くのメリットがあります。

ただ作るだけでなく、目的やターゲットを明確にし、運営や更新を見据えた計画を立てることが重要です。また、補助金制度を活用すれば、コストを抑えてスタートすることも可能です。

これからホームページ制作に取り組む中小企業は、今回紹介した事例やポイントを参考に、自社に合った進め方を検討してみてください。

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