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手数や工数が多いホームページでSEO効果が出ない理由と改善策

SEO効果を発揮するためには、多くの作業や工数がかかる場合があります。しかし、手数や工数をかけても、必ずしもSEO効果が高まるわけではありません。

むしろ、複雑なサイト構造や品質の低いコンテンツが増えることで、検索エンジンからの評価が下がり、結果として思うようなSEO成果が得られないこともあります。

このページでは、手数や工数が多いにも関わらずSEO効果が出ない理由や対策法について解説します。具体的な問題点と改善策を確認することで、SEOパフォーマンスを向上させるためのヒントを得てください。

SEOにおける手数や工数の考え方

SEOにおける手数や工数は、単に多ければ効果が上がるというわけではありません。

サイト運営において、作業量が増えるほど良い結果が得られるという考え方は誤解であり、実際には質の高いコンテンツや適切なサイト構造が求められます。

手数や工数が多いと、更新頻度やページ数が増えがちですが、それがユーザー体験を向上させるかどうか、また検索エンジンの評価を高めるかという点を常に意識する必要があります。

無駄な作業や無意味なページの増加は、逆にSEO効果を阻害し、サイト全体のパフォーマンスを低下させるリスクがあります。そのため、SEO効果を最大限に引き出すためには、ユーザーにとって価値のある手数や工数に集中することが重要です。

ホームページの手数や工数が多いのにSEO効果が出ない理由と対策法

ホームページの手数や工数がライバルサイトよりも多いにも関わらず、なぜSEO効果が出ないのか。その理由は、単に手数や工数を増やすだけでは十分ではなく、コンテンツの質やサイト構造が適切でなければ、検索エンジンの評価に繋がらないためです。

以下では、具体的な問題点とその対策法を解説し、自社サイトに応じた対策に注力することで、大きくSEO効果を高めることができる可能性があります。

ページの品質が低い

SEO効果を上げるために、ページ数を増やすことに注力する企業は少なくありません。しかし、ページ数の増加に重点を置くあまり、低品質なページが多く作成されてしまうことがよくあります。こうした低品質なページでは、検索エンジンから適切に評価されず、結果としてSEO効果が期待できません。

そのため、新規ページの作成を一時的に止め、既存ページのリライトに注力し、サイト全体の品質を高めることが重要です。すべてのページがユーザーにとって価値ある情報を提供できるように改善しましょう。

どのページが低品質かを特定する方法は難しいですが、Googleサーチコンソールを使うことで一つの手掛かりが得られます。

特に「クロール済み - インデックス未登録」のステータスになっているページは、検索エンジンから評価されていない可能性が高いです。まずはクロール済み - インデックス未登録のページを確認し、ゼロにすることから始めましょう。

クロール済み - インデックス未登録の改善法はこちらをご覧ください。

複雑な内部リンク構造になっている

多くの企業は、内部リンクがSEO効果に役立つことを理解しています。しかし、関連性のない内部リンクは検索エンジンに無視される可能性が高く、リンクが過剰に多い場合は、かえってサイト全体のSEO評価を下げるリスクがあります。

そのため、もしSEO目的で内部リンクを増やしている場合は、ユーザー視点でリンクの関連性を見直し、必要に応じて調整することが重要です。

また、リンク先のページの内容をしっかり伝えるアンカーテキストの選定も大切です。アンカーテキストは、単にリンクを設置するだけでなく、リンク先のページがどんな内容かをユーザーと検索エンジンに明確に示す役割を果たします。

これらの対策を講じることで、サイト全体のパフォーマンスが向上し、SEO効果を最大限に引き出します。

詳しい内部リンクの最適化についてはこちらをご覧ください。

ホームページの読み込み速度が遅い

ホームページの読み込み速度が遅いと、いくら更新を重ねてもSEO効果を十分に発揮することが難しくなります。検索エンジンは、読み込み速度の遅いホームページをユーザーにとって不便と判断し、結果として検索順位を下げる傾向があります。

そのため、Googleが提供するPageSpeed Insightsを活用して改善点をチェックすることが重要です。PageSpeed Insightsでは表示速度が点数化されますが、必ずしも100点を目指す必要はありません。

重要なのは、Webマスター自身が実際にホームページを確認して、表示速度に問題がないかを判断してさらに、PageSpeed Insightsのスコアが60点未満の場合は、60点以上になるよう改善を行いましょう。

当社の経験では、目視で問題がないと感じ、スコアが60点以上であれば、SEO効果に十分な結果が得られることが多いです。

PageSpeed Insightsの詳しい解説はこちらをご覧ください。

重複コンテンツが多い

重複コンテンツには、サイト内と外部からのコピーによって作成されたコンテンツの2種類があります。

外部からの重複コンテンツは、著作権侵害に該当する可能性があり、Googleも明確に禁止しています。また、サイト内に重複コンテンツが多いと、ページタイトルとの関連性が曖昧になり、結果としてSEO効果が低下するリスクが高まります。

そのため、サイト内で重複しているコンテンツがある場合は、その部分を見直し、ページタイトルとの関連性を再確認しながら改善することが重要です。適切な修正を行うことで、検索エンジンに対してページの独自性と価値を示し、SEO効果を高めることができます。

重複コンテンツについての詳しい情報はこちらをご覧ください。

検索結果でのクリック数が低い

検索結果でのクリック率(CTR)は、ユーザーが検索結果でリンクをクリックした割合を示す指標です。

Googleは、GoogleアナリティクスのデータとSEOの直接的な関連はないと明言していますが、検索結果ページでのユーザー行動、特にクリック率は検索エンジンが評価する要素の一つであると考えられています。そのため、検索結果でのクリック率が低いホームページは、十分なSEO効果を得られない可能性が高いのです。

CTRは、Googleサーチコンソールの検索結果パフォーマンスレポートで確認することができます。

Googleサーチコンソールに表示される平均CTR

改善方法としては、各ページで上位表示を狙うキーワードを明確に設定し、そのキーワードで検索された際に、ユーザーが思わずクリックしたくなるような魅力的なページタイトルとmeta descriptionを作成することが大切です。

当社の経験では、SEO効果が高いホームページの多くは、平均CTRが3%以上であることが多いため、3%を目標にページタイトルとmeta descriptionの改善を行うと良いでしょう。

直帰する訪問者数が多い

直帰率とは、1ページだけを見て離脱したユーザーの割合のことで、Googleアナリティクスで確認することができます。検索エンジンは、検索結果から訪問したユーザーが、そのまま検索結果に戻ってしまう行動を理解しており、これがSEOに影響を与える可能性があります。

直帰率が高い場合、検索エンジンはそのページがユーザーにとって有益でないと判断する可能性があり、結果として検索順位が下がることがあります。これを防ぐためには、ユーザーのニーズに応える質の高いコンテンツを作成し、内部リンクを活用して他のページへ訪問者をスムーズに誘導することが求められます。

ただし、直帰率を改善するには時間がかかります。短期間で大きな改善は難しいため、中長期的な視点でコンテンツを見直し、内部リンク戦略立て、段階的に改善を進めていくことが重要です。

直帰率についての詳細な情報はこちらをご覧ください。

闇雲に被リンクを集めている

被リンクとは、他のホームページから自社サイトへリンクが張られることを指します。

しかし、闇雲に低品質な被リンクを集めることは非常にリスクが高いため、もしそのような活動を行っている場合はすぐに中止しましょう。低品質な被リンクは検索エンジンによって無効化されるだけでなく、過剰な被リンクはペナルティを受けるリスクもあるため、手間や工数が無駄になる可能性があります。

被リンクでSEO効果を高めたい場合は、国や公共機関が運営する権威性の高いホームページからリンクを獲得することが重要です。また、自然に獲得できるナチュラルリンクの獲得に注力しましょう。

ナチュラルリンクは簡単に集まるものではありませんが、ユーザーがリンクをしたくなるような質の高いコンテンツを提供することで、少しずつ信頼できる被リンクを増やすことができます。

404エラーや301リダイレクトが多い

ホームページ運営に力を入れている企業ほど、404エラー301リダイレクトが増えることがあります。

これらは直接的なSEOへの悪影響は少ないですが、ユーザーエクスペリエンスの低下や、検索エンジンのクローラーの効率的な巡回を妨げる要因となり、結果としてサイト全体のSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、404エラーや301リダイレクトの数をできるだけ減らす意識を持つことが重要です。

具体的には、404エラーや301リダイレクトの元ページのURLを可能な限り復活させ、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供するページに修正しましょう。もし、そのページがホームページのテーマに無関係であれば、404エラーのまま放置し、検索エンジンが自然にインデックスから外すのを待ちましょう。

これらの対応には時間がかかることもありますが、日々の改善を積み重ねることで、SEO効果の向上が期待できるようになります。

手数や工数が多いホームページでSEO効果が出ない理由と対策法のまとめ

手数や工数をかけてホームページを運営することは重要ですが、ただ作業量を増やすだけではSEO効果は得られません。

むしろ、コンテンツの質や内部リンクの構造、ページの読み込み速度、被リンクの質など、SEOにおいて重要な要素に適切に注力することが大切です。無駄なページの増加や低品質なコンテンツの作成、闇雲なリンク集めは、かえって検索エンジンからの評価を下げるリスクがあります。

SEO効果を最大化するためには、質の高いコンテンツ作成や、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための改善を行いながら、長期的な視点でホームページを育てていくことが必要です。手数や工数をかける際は、常にサイト全体のパフォーマンス向上に繋がる施策を意識して進めていきましょう。

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