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  • 2024.06.24

ページのURLを変更するSEOリスクとは?リスクを減らす方法を解説

サイトリニューアルや運営の中で、ページのURLを変更することはSEOリスクが大きいです。

ページのURLを変更してしまうと、これまでのSEO評価がなくなってしまうので、検索順位が大きく下がってしまい、訪問者数が激減する可能性があります。

当ページでは、URLを変更するとSEOリスクが発生する理由や、多くの会社がURLを変更してしまう理由、URLを変更する際にSEOリスクを減らす方法、URLを変更することでSEO効果が高まるケースを解説します。

ページのURLを変更するSEOリスクとは

サイトリニューアルや運営の中で、ページのURLを変更するSEOリスクとは、サーチエンジンからの評価が低下することを意味します。

これまでページが培ってきたSEO評価が0になる

Googleは、ページの評価を行う際に、URLをベースにしています。

そのため、まったく同じ文章のページを別のURLで作成したとしても、もともとのページが培ってきたSEO評価が0になり、さらには新規ページは0からSEO評価を高めていかなくてはなりません。

また、Googleは公開してからの日数もSEOに影響を与えているので、昔から公開しているページのURLを変更してしまうと、同じSEO効果を得るためには同じ期間が必要になります。

すなわち、URLを変更するだけで、同じ文章のページであったとしてもSEO評価を落としてしまうのです。

サイト全体のSEO評価が落ちる

Googleは、ページ単位でSEO評価を行っている意外にも、サイト全体でのSEO評価も行っています。

すなわち、ページのURLを変更することで、該当ページのSEO評価が0になってしまうので、そのページが高いSEO評価を受けていれば、サイト全体でSEO効果を落とす結果になります。

内部リンク切れが発生する

ページのURLを変更すると、内部リンク切れが発生してしまいます。

Googleはリンク切れがあったとしてもSEOに影響がないと公表しているので、内部リンク切れがあったとしても直接的なSEOへのマイナス影響はありませんが、内部リンク切れが多いホームページは、ユーザーエクスペリエンスが低下してしまい、間接的にサイト全体のSEO効果を落としてしまいます。

つまり、ページのURLを変更した結果、多くの内部リンク切れが発生することはSEOリスクになるのです。

被リンク切れになる

ページのURLを変更すると、外部サイトからの被リンク切れが発生します。

被リンクにはSEO効果があるのですが、旧URLにリンクしていた場合は404 NOT FOUNDにリンクをしていることになるので、リンクによるSEO効果が0になり、サイト全体のSEOに悪影響を及ぼします。

SEOリスクがあるURLの変更を行う理由

ページのURLを変更すると多くのSEOリスクがあるのですが、それでもなぜ多くの会社ではURLを変更してしまうのかを解説します。

ホームページ制作時にURLの重要性を説明されていない

ホームページ制作時にURLの重要性を説明されていないとURLを変更する可能性が高いです。

当社では、ホームページを制作する前に、URLは後から変更ができないので、時間をかけて検討をして、しっかりと定めて欲しいと提案をしています。

この説明を聞いていないとお客さまは、SEOとURLに大きな関係性があることを知るすべがないので、気楽にURLを変更してしまい、SEOで大きな減点を受けてしまいます。

サイトリニューアルで構造が変わった

サイトリニューアル時に、構造が変わってしまい、URLを変更するケースがあります。

例えば、一般的なURLの定め方は、ブログ記事であれば、https://example/blog/〇〇/というように/blog/を含めたURLにすると思いますが、もともとのホームページがSEOを考えていないと、https://example/〇〇/というブログ記事のURLを定めてしまいます。

SEO効果を考えるのであれば/blog/は必須になり、サイトリニューアルではリスクを取ったとしても、/blog/内にブログ記事のURLを設定することがあります。

期待通りのSEO効果が出ない

SEOに必死な会社であるほど、ちょくちょくURLを変更するケースも見られます。

例えば、Webマスターが頑張って新規ページを作成したのに、1ヶ月経っても検索順位が上がらない場合、そのページを削除して、新しいURLで同じテーマのページを作成するなどです。

これはまったく意味がない対策になっていて、せっかく1ヶ月間かけて培ってきたSEO評価を0にしているだけなので、同じURLで記事のリライトをしたほうが高いSEO効果を実現することができます。

URLを変更するSEOリスクを減らすために

このようにページのURLを変更することは、SEOリスクでしかないのですが、どうしてもURLを変更しなければならない場合に、Webマスターが知っておくべきポイントを解説します。

URLの変更が必要かをもう一度考える

URLを変更しようと考えた場合に、もう一度URLの変更が必要かを考えましょう。

URLの変更は、SEOリスクが大きなものになっているので、変更しないで良いのであれば、変更せずに同じURLでページのリライトを行ったほうがSEO効果が高くなる可能性があります。

301リダイレクトを行う

検討した結果、どうしてもURLを変更する場合は、関連するページへと301リダイレクトを行いますが、301リダイレクトにもSEOリスクが潜んでおり、過剰な数は辞めた方が良いでしょう。

そのSEOリスクとは、関連しないページに301リダイレクトを行ってしまうと、GoogleにSEOスパム行為と判断されてしまい、サイト全体の検索順位を落とされてしまうことです。

つまり、関連ページがあれば301リダイレクト、なければ404 NOT FOUNDを表示させることが大切です。

ただし、301リダイレクトは同じ原稿のページに行えば80%のSEO評価を新URLに譲渡することができますが、この%はGoogle次第になってくるので、SEOリスクが0になるわけではないと理解しましょう。

URLを変更することでSEO効果が高まるケース

ページのURLを変更することはSEOリスクになるのですが、実はSEO効果が高まるケースもあります。

低品質なページ

もともとのURLのページが低品質と判断されており、検索結果にも出てきていない、あるいは狙ったキーワードで70位以下になっている場合は、そのページのURLを利用するのは辞めましょう。

もともとのURLのページが低品質だった場合、どんなにリライトで良質化をしても、URL自体がGoogleから低品質と判断されているので、期待通りに検索順位が上がるケースは多くありません。

そのため、もともとが低品質なページの場合は、URLの変更とリライトを一緒に行うことで、期待通りのSEO効果を得ることができます。

また、その場合には、必ず301リダイレクトを行うようにしましょう。

SEOスパムを行っているページ

SEOスパムを行っているページの検索順位が下がった場合、URLを変更すれば、再度検索順位が付くと考える方がいますが、それは鼬ごっこです。

一時的には検索順位を高めることができるかもしれませんが、すぐにまたSEOスパムとして100位以下に落とされたり、検索結果から除外されてしまいます。

そのため、SEOスパムを行っているページは、該当ページのリライト原稿を作成してから、新規で異なるURLのページを公開しましょう。

また、SEOスパムを行っているページのURLを変更する場合は、301リダイレクトは不要になり、もともとのURLは404 NOT FOUNDを表示させなければ、新URLにマイナス評価も引き継いでしまいます。

まとめ

ページのURLを変更するSEOリスクを解説しました。

Googleは、ページのSEO評価を行う際には、URLをベースにして行っているので、URLを変更することはSEOリスクが高すぎると言えます。

URLを変更したいけどSEO的にどうなの?とお悩みの方の参考になれば幸いです。