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自社で成果を上げるホームページ制作と運営のポイントと注意点
ホームページ制作と運営を自社で行うことは、コスト削減だけでなく、運営方針を迅速に反映させるメリットもあります。しかし、成果を上げるためには正しいポイントを押さえ、注意点を理解することが不可欠です。
本記事では、ホームページ制作と運営における具体的なポイントや、押さえておくべき注意点について解説します。これにより、自社サイトの集客力やコンバージョン率を最大限に高める手助けをしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
自社でホームページ制作と運営を行い成果を出すポイント
自社でホームページ制作と運営を行い、成果を出すための基本的なポイントを解説します。これらはWebマスターが最低限理解しておくべき情報であり、確実に押さえておくことをおすすめします。
ユーザー目線でホームページ制作と運営を行う
ホームページで成果を上げるには、ユーザー目線を意識した制作と運営が欠かせません。ユーザー視点を無視したホームページは、訪問者がすぐに離脱する可能性が高く、期待される成果に結びつきにくくなります。
また、最近は検索エンジンもユーザーにとって有益なホームページを高く評価する傾向にあるため、価値のないページでは十分なSEO効果が得られず、集客力の低下を招きます。
そのため、サイト全体で、自社の強みをアピールしつつ、訪問者に有益な情報を提供することが重要です。
SEOと他の集客対策を柔軟に組み合わせる
多くの企業が自社でホームページ制作や運営を行う中で、SEOの重要性は理解されています。しかし、SEOだけに依存するのは危険であり、他の集客対策と組み合わせることが不可欠です。
SEO単独の戦略は、Googleのアルゴリズム変動に大きく左右されるリスクがあります。この変動により、突然訪問者数が急減し、コンバージョンがゼロになる可能性もあるため、安定した成果を得るのは難しくなります。
そこで、他の集客施策を取り入れることで、SEOの効果が一時的に低下しても、他のルートから見込み顧客を継続的に集客できます。これにより、コンバージョンの完全なゼロを防ぎ、安定的な成果を維持することができます。
さらに、昨今のSEOでは、多様な集客対策を行っているホームページの方がより高く評価される傾向にあります。そのため、SEOと他の施策を組み合わせることは、より効果的な集客と成果の向上につながります。
自社でホームページを制作するならCMSが必須と理解する
自社でホームページを制作する場合は、CMSの導入を前提に考えることが重要です。CMSを導入することで、管理画面が提供され、自社内でも簡単にホームページの運営が可能になります。これにより、制作会社に運営のたびに都度依頼する必要がなくなり、予算を抑えながら安定的な運営ができるようになります。
特に、WordPressを活用すれば、デザインテーマを購入するだけで、10万円以下でのホームページ制作が実現可能です。そのため、低コストで効率的にホームページを制作・運営するためには、CMSの導入を必須と考えるべきです。
公開後は毎日少しずつ良質な新規ページ作成
ホームページを公開した後は、日々少しずつ良質な新規ページを増やすことが重要です。これにより、次の2つのメリットが得られます。
1. 集客力の向上
新規ページを追加することで、サイト全体の集客力が高まります。
新たなページが増えることで、異なるキーワードでの検索結果に表示される機会が増え、より多くの見込み顧客を引き寄せることが可能です。また、ビジネスと関連性のあるページ数が増えるほど、検索エンジンはサイト全体の関連性を評価し、SEO効果が高まります。
さらに、新しいページが追加されるたびにSNSでのシェア機会も増え、SNS経由のアクセスも拡大します。
これにより、サイト全体の集客力がさらに強化され、高い成果が期待できます。
2. コンバージョン率の向上
新規ページの追加は、コンバージョン率の向上にも寄与します。
未掲載の情報は訪問者にとって「提供していないサービス」と見なされることがあります。そのため、自社のサービスや情報を網羅的に掲載することで、訪問者のニーズに応え、コンバージョン率の向上につなげることができます。
定期的に低品質なページの発見とリライト
成果を上げるホームページでは、良質なコンテンツが不可欠です。
ほとんどの企業がホームページを持つ現在、ユーザーは複数のホームページを比較し、自分の課題や悩みを解決できる企業を選んでコンバージョンに至ります。そのため、訪問者のニーズに応える良質なページがなければ、成果を出すことは難しくなります。
リライトの目的は、単なる更新ではなく、訪問者のニーズに応えることです。定期的にサイト全体を見直し、低品質なページを見つけ出し、内容を改善することが重要です。
これにより、サイト全体の品質が向上し、成果も徐々に上がっていきます。
自社でホームページ制作と運営を行う際の注意点
次に、自社でホームページ制作と運営を行う際に押さえておくべき注意点を解説します。
テクニックに頼らずシンプルな制作と運営を心がける
ホームページ運営をしていると、「このテクニックがSEOに効果的だ」「この方法でコンバージョン率が上がる」などの情報を目にすることが多いでしょう。
しかし、これらのテクニックの効果は、ホームページの種類やコンテンツの内容によって異なります。そのため、すべてのホームページにおいて効果的とは限りません。
むしろ、テクニックを過度に追求するのではなく、ユーザー目線を重視したシンプルな制作と運営が重要です。実際に、当社がこれまで見てきた成果の高いホームページの多くは、テクニックに頼らず、ユーザーにとって分かりやすいコンテンツと運営を重視してきたケースです。
ユーザー目線に基づく新規ページの作成やリライトこそが、ホームページの成功の鍵となります。
被リンク対策は考えなくて良い
SEOに注力する企業ほど、被リンク対策に力を入れがちです。たとえば、自社で無料ブログを立ち上げてリンクを貼ったり、日本ブログ村などに登録してリンクを増やそうとしますが、こうした対策の多くは、現在の検索エンジンでは効果が無効化されています。
そのため、被リンクを意図的に獲得することに時間を費やすのは非効率です。実際に、リンクがほとんどなくても、高いSEO成果を上げているホームページの事例は数多くあります。したがって、被リンク対策を積極的に行う必要性は低くなっています。
自社で成果を上げるホームページ制作と運営のまとめ
ここまで、自社で成果を上げるホームページ制作と運営のポイントや注意点について解説しました。
現在のホームページでは、複雑なテクニックを駆使する必要はなく、ユーザー目線を徹底するだけで高い成果を得ることが可能です。実際に、当社のお客様の中には、自社での制作と運営に加え、月に1度の分析ツールによるアドバイスのみで成果を上げている例が多く見られます。
これから自社でホームページ制作や運営に取り組む方にとって、この記事が参考になれば幸いです。