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JavaScriptとは?初心者が知るべき基本と書き方
Webサイトを作るうえで欠かせないのがJavaScriptです。ボタンをクリックしたときに動きをつけたり、スライダーを実装したりと、ホームページに動的な要素を加えるために使われます。しかし、JavaScript初心者でも理解しやすい解説がないかな?、何ができるのか知りたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、JavaScriptとは何かという基本から、他のプログラミング言語との違い、できること、基本的な書き方まで、初心者向けにわかりやすく解説します。ホームページ制作においても活用できる技術なので、これから学習を始めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
JavaScriptとは?初心者がまず知るべき基本
JavaScript(ジャバスクリプト)は、Webサイトに動きを加えるプログラミング言語です。例えば、ボタンをクリックした際のアクション、スライダーやアニメーションの実装、検索機能の追加などが可能になります。
ホームページ制作では、静的なHTML・CSSにJavaScriptを組み合わせることで、よりインタラクティブなサイトを作ることができます。ユーザーの操作に応じた動的な変化を実現できるため、現代のWebサイトにおいて欠かせない技術となっています。
JavaScriptを学ぶ前に、まずはHTMLとCSSの基本を理解しておくことが重要です。HTMLはWebページの構造を定義するための言語であり、CSSはそのデザインやレイアウトを整える役割を持っています。J
avaScriptはその上で動きを追加し、よりインタラクティブな要素を実現します。HTMLとCSSの仕組みを正しく把握することで、JavaScriptの効果的な活用方法が見えてきます。
HTMLについて詳しくはHTMLとは?のページを、CSSについて詳しくはCSSとは?のページをご覧ください。
初心者がJavaScriptを学ぶ際には、まず基本的な概念や書き方を理解することが重要です。HTMLやCSSとの関係、他のプログラミング言語との違いを知ることで、JavaScriptの役割をより明確に把握できるでしょう。
JavaScriptと他のプログラミング言語の違い
JavaScriptは、Webサイトの動的な機能を実現するために広く使われているプログラミング言語です。しかし、他の言語と比較すると、用途や特徴に違いがあります。ここでは、他のプログラミング言語との違いを解説し、JavaScriptの役割をより明確にしていきます。
HTML・CSSとの違い
HTMLとCSSは、Webページの構造やデザインを定義する言語ですが、JavaScriptは主に動的な動作を追加するために使われます。
例えば、HTMLはページの見出しや段落などの要素を配置し、CSSはそのデザインを調整します。一方で、JavaScriptを活用することで、ボタンをクリックした際にアニメーションを表示したり、フォームの入力チェックが行えます。
つまり、HTML・CSSが静的なページを作る、JavaScriptは動きのあるページを作るための技術です。
jQueryとの違い
jQueryは、JavaScriptをより簡単に扱うためのライブラリです。
もともとJavaScriptのコードは長くなりやすく、ブラウザごとに動作が異なることもありましたが、jQueryを使うことでこの問題が解消されます。少ないコードでWebページの要素を操作したり、アニメーションを加えたりすることができるため、初心者でも扱いやすいというメリットがあります。
ただし、近年ではJavaScript自体の機能が向上し、jQueryを使わなくても同じような処理が簡単に実装できるようになっています。そのため、現在ではjQueryを使うよりも、純粋なJavaScriptを学ぶことが推奨される傾向にあります。
Javaとの違い
JavaとJavaScriptは名前が似ていますが、まったく異なるプログラミング言語です。
Javaは主にアプリケーション開発に使われ、静的型付けのオブジェクト指向言語です。一方、JavaScriptはWebブラウザ上で動作するスクリプト言語であり、動的型付けの言語です。
つまり、Javaは大規模なシステム開発向けであり、JavaScriptはWebのインタラクティブな機能を実装するための言語として位置付けられます。
Rubyとの違い
Rubyは、主にWebアプリケーション開発に使用されるプログラミング言語で、シンプルな文法と柔軟性の高さが特徴です。
特に、Ruby on Railsというフレームワークを使うことで、短いコードで効率的にWebアプリを開発できます。一方、JavaScriptはWebページの動きを制御する言語として発展してきました。例えば、ボタンをクリックしたときのアクションや、アニメーションの追加など、主にブラウザ上で動作する機能を担当します。
ただし、最近ではNode.jsという技術が登場しています。この技術を使えば、JavaScriptでもデータの処理や管理といったWebアプリの裏側を担当できるようになりました。これにより、Rubyが得意としていた領域でもJavaScriptが使われる機会が増えています。
JavaScriptでできること
JavaScriptは、Webサイトにさまざまな動きを加えるために使われるプログラミング言語です。ここでは、JavaScriptで実装できる代表的な機能を紹介します。
ポップアップウィンドウを表示する
ポップアップウィンドウは、ユーザーに注意を促したり、重要な情報を伝えたりするのに役立ちます。例えば、サイト訪問時のお知らせや、フォーム送信時の確認メッセージとして活用されます。
JavaScriptでは、alert()、confirm()、prompt()といったメソッドを使えば、ポップアップを表示できます。
アニメーションをつける
JavaScriptを使うと、ボタンをクリックしたときに色が変わったり、ページをスクロールすると要素がふわっと表示されたりするなど、動きのあるデザインを実現できます。
requestAnimationFrame()やsetTimeout()を活用すると、スムーズなアニメーションを作成できます。CSSアニメーションと組み合わせることで、より視覚的に魅力的な動きを加えることも可能です。
スライダーを実装する
スライダーは、画像やコンテンツを横にスライドさせて順番に表示する機能です。例えば、トップページのヘッダー部分で画像を切り替えたり、レビューや商品紹介をスライド形式で見せることができます。
JavaScriptではsetInterval()を使用して自動スライドを作成したり、ユーザー操作で切り替えられるスライダーを実装することが可能です。
アコーディオンを設定する
アコーディオンは、クリックするとコンテンツが開閉する仕組みです。FAQページやサイドメニューなど、限られたスペースに情報を整理するのに便利です。
JavaScriptのclassList.toggle()を使うと、簡単に開閉の動作を実装できます。
検索機能を追加する
サイト内検索を導入すると、ユーザーが求める情報をスムーズに見つけることができます。
JavaScriptを活用すれば、検索システムを実装し、キーワードの入力に応じて即座に検索結果を表示することが可能です。また、ページ内の該当箇所をハイライト表示するなど、検索の利便性を向上させることができます。
メールフォームを制御する
JavaScriptを使えば、フォームの入力チェックが可能になり、誤った情報の送信を防ぐことができます。
例えば、メールアドレスの形式が正しいか確認する、未入力の必須項目がある場合に警告を表示するといった機能を実装できます。これにより、ユーザーのミスを減らし、正確な情報を収集できるようになります。
JavaScriptの基本的な書き方
JavaScriptの書き方には2種類、また記述方法には10種類があります。ここではそれぞれの特徴や使い分けについて説明します。
2種類の書き方
外部ファイルとHTML内に書き込む2種類の書き方を紹介します。
外部ファイルとして読み込む方法
この方法では、JavaScript専用のファイルを作成し、それをHTMLファイルから読み込んで実行します。例えば、以下のように<script>タグのsrc属性を使って、外部のJavaScriptファイルを指定します。
<body><script src="js/sample.js"></script></body>
JavaScriptを外部ファイルとして管理することで、HTMLファイルのコードをすっきりさせ、読みやすくすることができます。また、同じスクリプトを複数のページで使い回せるため、管理の手間が減るのも利点です。
特に、規模の大きいWebサイトでは、修正や更新がしやすくなるため、一般的にこの方法が推奨されます。ただし、外部ファイルを読み込む際には、追加のリクエストが発生するため、ページの読み込み速度に影響を与えることがあります。
また、指定したJavaScriptファイルが正しく読み込まれないと、スクリプトが動作しないというリスクもあります。そのため、deferやasync属性を活用し、読み込みの最適化を行うことが重要です。
HTML内に直接記述する方法
JavaScriptのコードをHTMLファイルの<script>タグ内に直接記述する方法もあります。例えば、以下のように<script>タグ内にコードを書けば、その場で動作させることができます。
<body><script>document.write("サンプル");</script></body>
この方法の利点は、すぐに動作を確認できるため、テストや簡単なスクリプトを試す際に便利な点です。また、外部ファイルを読み込む必要がないため、コードを即座に実行できるのも特徴です。
ただし、HTMLとJavaScriptが混在することで、コードが長くなると管理が難しくなるという欠点があります。また、他のページで同じスクリプトを再利用できないため、メンテナンスの手間が増える可能性があります。
そのため、この方法は小規模なスクリプトや一時的なテストに適しており、本格的なWeb開発では外部ファイルとして管理する方法が一般的に推奨されます。
10種類の記述方法
JavaScriptには、基本的な記述方法として10種類があります。ここではそれぞれの記述方法を説明します。
出力
プログラムの処理結果を出力する方法です。開発者ツールに出力する場合はconsole.log()を使い、ユーザーにメッセージを表示する場合はalert()を使います。
console.log("コンソールに出力");
alert("アラートを表示");
コメントアウト
JavaScriptコードの説明を書いたり、一時的に無効化したりする際に使います。
1行のコメントアウト
// これは1行のコメントアウト
console.log("この行は実行される");
複数行のコメントアウト
/*
この部分はすべてコメントアウトされる
console.log("この行は実行されない");
*/
文字列
文字列を扱う際は、ダブルクォーテーション(" ")またはシングルクォーテーション(' ')で囲みます。
console.log("料金" + 100 + "円");
+記号を使って文字列をつなげることもできます。
数値
JavaScriptでは、数値を使って計算処理が可能です。
console.log(1 + 10); // 11
console.log(20 / 4); // 5
変数
変数を使うと、データを保存し、後で再利用することができます。
let price = 1000;
console.log(price * 2); // 2000
条件分岐
条件に応じて異なる処理を実行するための構文です。
if文の例
let score = 80;
if (score >= 60) {
console.log("合格");
} else {
console.log("不合格");
}
scoreの値が60以上なら合格、それ以外なら不合格と表示されます。
switch文の例
let fruit = "りんご";
switch (fruit) {
case "りんご":
console.log("赤い果物です");
break; case "バナナ":
console.log("黄色い果物です");
break;
default:
console.log("その他の果物です");
}
変数fruitの値に応じて異なるメッセージを表示します。
繰り返し処理
同じ処理を複数回実行する場合、ループ処理を使います。
for文の例(1~5を出力)
for (let i = 1; i <= 5; i++) {
console.log(i);
}
while文の例(1~5を出力)
let i = 1;
while (i <= 5) {
console.log(i);
i++;
}
関数
関数を使うと、特定の処理をまとめて再利用することができます。
function greet() {
console.log("こんにちは!");
}
greet(); // こんにちは!
引数
関数に値を渡して処理をカスタマイズできます。
function greet(name) {
console.log("こんにちは、" + name + "さん!");
}
greet("太郎"); // こんにちは、太郎さん!
戻り値・返り値
関数の処理結果を返す場合、returnを使います。
function add(a, b) {
return a + b;
}
let sum = add(3, 5);
console.log(sum); // 8
まとめ:JavaScript初心者はまず基本を押さえよう
JavaScriptは、Webサイトに動きを加えたり、ユーザーの操作に応じた処理を実装したりするために欠かせないプログラミング言語です。
本記事では、JavaScriptの基本的な概念や、他のプログラミング言語との違い、実際にできること、基本的な書き方について解説しました。
初心者がJavaScriptを学ぶ際は、まず基本的な書き方を理解し、実際にコードを書いて試してみることが重要です。条件分岐や繰り返し処理、関数などの基礎を押さえることで、より応用的なスクリプトを作成できるようになります。
Web制作においても、JavaScriptを習得することで、動的なコンテンツやユーザーにとって使いやすいサイトを実現できます。これからJavaScriptを学ぶ方は、まず基本をしっかり身につけ、実践を重ねていきましょう。