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直帰率とは?改善が必要なページの見つけ方や高くなる原因と改善法を解説

ホームページのコンバージョンを高めるには、直帰率を下げる対策を行いましょう。

直帰率を下げることで、訪問者により多くのコンテンツを閲覧してもらうことができるので、コンバージョンが高まりやすくなります。

当ページでは、直帰率とは何かや、高いことが問題であるわけではない理由、平均値、改善が必要なページの見つけ方、高くなる原因と改善法、Googleアナリティクスの直帰率を解説します。

直帰率とは

直帰とは、入口ページだけを見てホームページから離脱してしまった訪問者の行動のことを言い、直帰率とは、入口ページだけを見てホームページから離脱した訪問者の割合のことを言います。

直帰のイメージ画像

例えば、月間でトップページを入口にしてアクセスした訪問者が10,000人いた場合を想定します。

1,000人が別ページへと移動してくれていて、9,000人がトップページだけを見て、ブラウザバックで検索エンジンに戻ったり、ブラウザのバツボタンで離脱したとします。

この場合のトップページの直帰率は90%になり、トップページは集客力は高いけれども、コンバージョン力の低いページと言えるので、改善に取り組む必要があります。

これまでの経験で見ると、直帰者数を減らすことの効果は高く、ホームページのコンバージョン率を高めたいのであれば、まずは直帰率の改善に取り組むことが大切です。

直帰率が高いことが問題かどうか

アクセス解析ツールを見ることで、サイト全体やページごとの直帰率を確認することができます。

ページごとの直帰率を見たときに、高いページを改善すれば成果が向上するかと言われると、ページごとの役割により理想的な%が定まっています。

例えば、ホテルのホームページで近隣の施設紹介というページがあった場合に、近隣の施設のホームページへリンクを掲載していたとします。

近隣の施設紹介ページは、リンクをクリックしてもらうことが目的になっており、さらには直帰率は近隣の施設紹介ページを入口にした訪問者の割合になるので、御社の見込み顧客になる可能性は低くなります。

そのため、近隣の施設紹介ページは、直帰率が高かったとしても、リンクをクリックしてもらうという目的は達成できているので、改善を行う必要はありません。

逆に、直帰率が高くて問題になるのが、トップページやサービス・商品紹介などの重要なページで、これらのページが入口になった場合は、より多くのコンテンツを閲覧してもらう必要があります。

そのため、直帰率は高いから問題があるとは言い切れず、ページの目的に応じて、高くても良い場合もあれば、低くなければならない場合もあると理解しましょう。

直帰率の平均値

直帰率の平均は参考になりづらい数値ですが、知りたいという方に向けて平均値を解説します。

直帰率の平均は、当社では50%弱程度と考えていますが、あくまで感覚的な話になっているので、具体的な調査データを見たいと考える方も多いと思います。

そこで、海外のホームページですが、Bounce Rate Benchmarks: What’s a Good Bounce Rate, Anyway?というページに直帰率の平均が掲載されていたのでご紹介します。

業界別の平均直帰率

業界別の平均直帰率の抜粋は以下になり、詳細は参照元のホームページをご覧ください。

飲食 65.52%
ニュース 56.52%
美容とフィットネス 55.73%
コンピューターと電子機器 55.54%
インターネット 53.59%
ファイナンス 51.71%
スポーツ 51.12%
旅行 50.65%
ビジネスと産業 50.59%
不動産 44.50%

業界別の平均直帰率は全体的に高い数値になっています。

特に平均が高い飲食業界は、アクセスマップなどの1ページでユーザーが満足できるだけのコンテンツを提供している可能性があるので平均が高くなっていると思います。

これらの訪問者が直帰をしていたとしても、実際に予約の獲得や来店に繋がっていれば問題がないと判断できますが、もし期待通りの成果を出せていない場合は、直帰率の改善に取り組むことが大切です。

流入経路別の平均直帰率

流入経路別の平均直帰率を紹介します。

ディスプレイ広告・バナー広告 56.50%
SNS 54.00%
ダイレクトアクセス(URLの直打ちやお気に入り) 49.90%
リスティング広告・検索連動型広告 44.10%
検索エンジンの検索結果 43.60%
別サイトからのリンク 37.50%
メール(メールマガジン) 35.20%

流入経路別の平均は、ほぼ予想通りの結果と言えますが、検索エンジンの検索結果からの流入の直帰率が43.60%と低い数値になっていました。

当社の感覚としては、もう少し高いイメージがあったのですが、昨今のホームページは良質化に取り組んでいるので、その効果が発揮されたのではないかと思います。

直帰率の改善が必要なページの見つけ方

直帰率の改善が必要なページの見つけ方を紹介します。

サイト全体の直帰率を確認して、その数値よりも高い直帰率のページが対象です。

コンバージョンに影響があるページ

ホームページの成果に関係するページの直帰率は改善しなくてはなりません。

例えば、「トップページ→サービス一覧→集客サイト制作サービス→問い合わせ→確認画面→サンクスページ」と移動している訪問者が多い場合は、「トップページ」と「サービス一覧」、「集客サイト制作サービス」、「問い合わせ」の4ページを改善する必要があります。

直帰率が高いということは、何かしらの問題が発生している可能性があり、さらには成果に関係しているページであれば、直帰率が改善されることで、より高い成果を実現できる可能性があります。

訪問者数が多く滞在時間が長くページ

訪問者数が多く滞在時間が長いページは、コンテンツをじっくりと読まれていることを意味します。

つまりコンテンツの品質は高いけれども、何かしらの原因で直帰されているになるので、直帰率を改善することができれば、ホームページのコンバージョン率を高められる可能性があります。

訪問者数が多く離脱率が高いページ

訪問者数が多いのに、離脱率が高く直帰率も高いページは、コンテンツの品質に問題があります。

訪問者数が多いということは、そのページの集客力としては高いけれども、コンテンツが低品質であるため、ユーザーがそのページを見ると離脱していることを意味します。

そのため、せっかく多くの訪問者が見たいと感じてくれているページになっているので、直帰率を改善すれば、離脱率も低下する可能性が高いので、ホームページのコンバージョン率が高まる可能性があります。

直帰率が高くなる原因と改善法

直帰率が高くなる原因と改善法を解説します。

ユーザーニーズと入口ページのミスマッチ

直帰率が高くなる原因で多いのが、ユーザーニーズと入口ページのミスマッチです。

例えば、ホームページの集客方法として、多くの会社が行っているのが、SNS運用とSEO、リスティング広告の出稿の3つになると思います。

リスティング広告であれば、適切な広告文言や入口ページを設定するので問題はないと思いますが、SNSとSEOからのアクセスは、まれにユーザーニーズと入口ページでミスマッチが発生します。

SNS運用では、自社の投稿であれば、適切な文章とリンクをセットにして投稿すると思いますが、他のSNSユーザーの投稿だと、そのページの1コンテンツだけをピックアップして紹介してくれるケースもあります。

この場合に、SNSユーザーがアクセスをすると、高い確率で直帰に繋がってしまいます。

また、SEOでは、各ページで上位表示キーワードを定めて、ページを作成していないと、予想外のキーワードで検索結果に表示されてしまうので、訪問はしてくれますが、ほぼ間違いなく直帰されてしまいます。

ユーザーニーズと入口ページがミスマッチだった場合は、どんなに内部リンクやCTAボタンを設置しても効果がないので、SNSユーザーが気になるポイントの原稿量を増やしたり、各ページでSEOキーワードを定めたリライトが必要になります。

ページに知りたい情報がなかった

ページに知りたい内容がなかった場合、ユーザーは直帰してしまいます。

ユーザーが知りたいと期待してページにアクセスをしたけれども、全部読んだけれど結局知りたい内容が書かれていないということは、そのページの品質に問題があることを意味します。

そのため、すぐにリライトに取り組むべきページであると言え、ユーザーに価値あるコンテンツを提供できる良質なページへとリライトを行うことが大切です。

ページが読みづらい

ページが読みづらいと、ユーザーは途中で別のホームページへと移動して、そのホームページで情報収集を行ってしまいます。

昨今のインターネットユーザーは、感覚的に自分が知りたい情報を公開しているホームページは、無数にあると理解をしているので、読みづらいページを読み続けてくれるというケースはほとんどありません。

そのため、ユーザーに読みづらいページと感じてしまわれると、そこで直帰が発生するので、ユーザーが読みやすいページへとリライトしましょう。

読みやすいページとするためには、行間はもちろん、テキストだけでは理解するのに時間がかかるコンテンツは補足説明を行う画像を利用することで、読みづらさが解消され、直帰率を改善することができます。

ページの表示速度が遅い

表示速度が遅いページは、ユーザーがすぐにブラウザバックしてしまいます。

昨今のホームページでは、表示速度が速いことが一般的で、ページを表示するのに数秒かけていると、その間にユーザーはブラウザバックを行ってしまいます。

そのため、ホームページの表示速度が遅いと感じる場合は、PageSpeed Insightsを使って、ホームページの表示速度を高めましょう。

PageSpeed Insightsは、ホームページの表示速度を点数化してくれるツールですが、100点を取る必要はなく、自分でアクセスしても表示が遅くなく、60点くらいあれば問題がなくなるので直帰率は改善されます。

内部リンクがない

直帰率が高いページで、コンテンツの品質に問題が見当たらない場合は、ユーザーが魅力に感じる内部リンクを設定することで、直帰率が改善されます。

魅力的な内部リンクとは、ユーザーが思わずクリックしてしまうような内部リンクのことを言い、直帰率や離脱率の改善だけではなく、SEO効果も期待することできます。

ただし、闇雲に内部リンクを張ると、ユーザーがコンテンツを読む邪魔になったり、SEOペナルティを受ける可能性があるので、少量の内部リンクを設置して効果測定を行い、効果のある内部リンクに限定することが大切です。

そのページだけで満足ができた

ページを見ただけでユーザーが満足できた場合も直帰率が高くなります。

ページを見ただけで満足したユーザーには、そのページと関連する内容のページへと内部リンクを使って誘導することで、直帰率を下げることができます。

ただし、ただ内部リンクがあるだけではなく、ユーザーが内部リンクをクリックしたくないような文言もセットで用意しておくことが大切です。

改善は難しいですが、何度もトライ&エラーを繰り返すことで、直帰率を改善することができます。

Googleアナリティクスの直帰率を解説

一般的な直帰率とは何かを解説しましたが、Googleアナリティクスでは少し意味合いが異なっているので、Googleアナリティクスの直帰率の意味を理解しましょう。

Googleアナリティクスにおける直帰率の定義は以下です。

  • 入口ページになった
  • 10秒未満のアクセス
  • 他のページに移動しなかった
  • イベントトリガーなどの活動を行わなかった

つまり、10秒以上アクセスしたうえで、直帰をしていても、Googleアナリティクスではカウントされません。

これを理解していないと、対策法を間違えるので、Googleアナリティクスを利用しているのであれば必ず覚えておきましょう。

直帰率のまとめ

直帰率について解説しました。

ホームページのコンバージョンを高めるためには、直帰率の改善が高い効果を生み出すので、ホームページの成果向上をご検討の方は、ぜひとも取り組みましょう。

直帰率って何?とお思いの方の参考になれば幸いです。

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