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ChatGPTとは?ホームページ制作・運営への活かし方
昨今では、ChatGPTをホームページ制作や運営に活用する会社が増えています。
ChatGPTを活用することで、ホームページの文章作成を高品質でスムーズに行うことが可能になるので、運営効率を飛躍的に高めることが可能です。
当ページでは、ChatGPTとは何かや、ChatGPTを活かしたホームページ制作・運営法、効果を解説します。
目次
ChatGPTとは
ChatGPTとは、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式での回答をしてくれるAIライティングサービスのことを言います。
ChatGPTは、アメリカのOpenAI社が開発しており、正式名称はChat Generative Pre-trained Transformerになり、日本語訳は文章生成モデルと言います。
ChatGPTの利用を行う際には、以下で紹介するポイントを抑えることが大切で、それを踏まえたうえで、文章を生成してもらうことで、効率よく良質なホームページ制作や運営が行えるようになります。
ChatGPTはこちら
無料版には利用回数に制限がある
ChatGPTは無料版と有料版が存在しており、無料版にはさまざまな制限があります。
その中でも、お客さまが意識すべきは、無料版の場合は、利用者数が多い時間帯だと、サーバー負荷を回避するために、優先的に制限がかけられてしまうことです。
有料版であったとしても制限がかかりますが、無料版の方が優先的にかかります。
具体的な回数については、公式では発表されていませんが、多くのブログで1日や1時間、1分あたり何回までと紹介されているので、制限がかかる参考にしても良いと思います。
ただ、公式発表ではないので、必ずしもその通りになるわけではなく、あくまでアクセスやリクエストが多い場合に制限がかかると理解しましょう。
ChatGPTが学習した段階までの知識で回答
ChatGPTは、リアルタイムで最適な回答をしてくれるわけではなく、ChatGPTが学習した段階までの知識を使って回答をしています。
具体的には、2024年8月11日段階でのChatGPTの回答は2023年10月までの情報をベースにしています。
ただし、回答にも書かれているように、現在のChatGPTではリアルタイムのブラウジング機能があるので、もし最新情報が必要であれば、質問する際に「最新の情報から」などの文章を追加するとブラウジング機能を利用してもらうことが可能です。
プロンプトで回答の品質が決まる
ChatGPTを利用する際に、特に意識をしたいのがプロンプトの作成になり、プロンプトとは、ChatGPTに投げかける質問内容のことを言います。
この質問内容は、数字や計算式を利用したほうが、より具体的になってくるので、回答の品質は高まりますが、一般的なWebマスターだと、計算式を使うことは難しいと思います。
そのため、Webマスターが考えておきたいポイントは、具体的なプロンプトの作成になり、ChatGPTがどんな文章が求められているかを理解できるプロンプトを作成しましょう。
必ずしも正解を提示してくれるわけではない
ChatGPTが回答する内容は、必ずしも正解ではありません。
例えば、過去のセンター試験を複数の生成AIに回答させた結果がこちらのnoteで公開されていますが、確かに高得点ではありますが、100点ではないのです。
つまり、ChatGPTが生成した文章をそのままホームページに掲載すると、いくつかのポイントで嘘の情報が含まれてしまう可能性があるので、Webマスターは注意が必要になります。
ChatGPTを活かしたホームページ制作・運営法
ChatGPTを活かしたホームページ制作・運営法を解説します。
希望にあったGPTsを探す
ChatGPTをそのまま利用しても良いですが、自分がどのような文章を作成したいかによって、適切なGPTsを利用しましょう。
GPTsとは、会社や個人が目的からChatGPTをカスタマイズした異なるChatGPTになっているので、自社の利用方法から最適なGPTsを導入することで、より高品質な文章を生成してもらうことが可能です。
GPTsの導入法は、左ナビゲーションにある「GPTを探す」をクリックして、表示されたリストの中から希望のGPTを利用するか、あるいは名称が分かっている場合は名称で探すこともできます。
また、ここで探すよりも、Googleで【SEOに強いGPTs】などと検索すれば、多くのホームページでおすすめのGPTsの名称を紹介してくれているので、そちらを参考にするのが効率的かもしれません。
コンテンツごとに作成する
昨今のホームページは、短文であるケースは珍しく、少なくとも1,000文字以上と思います。
ChatGPTに1,000文字の文章を一気に作成してもらえば、ホームページ運営の効率は高くなりますが、長い文章の回答であるほど、ChatGPTは間違えていたり、日本語が怪しくなる可能性が高くなります。
そのため、ChatGPTには、コンテンツごとに分けて質問を行いましょう。
プロンプトを具体的にする
ChatGPTへの質問内容は、具体的でなければ質問内容を理解してもらうことができません。
そのため、以下のポイントを押さえたプロンプトの作成が必要です。
- どんな人になり切った文章生成をして欲しいか
- サイト全体のテーマ
- 文章を生成して欲しいページのテーマ
- どのコンテンツの文章なのか
- プロンプトに数字を含める
初めから完璧なプロンプトを作成することはできませんが、Webマスターがいろいろとプロンプトを変更しながらChatGPTに質問を繰り返すことで、最適なプロンプトの在り方を発見することができます。
生成された文章は読み直してリライトする
ChatGPTは必ずしも正しい回答をしてくれるわけではありませんし、さらには文法は正しいですが、人間にとっては読みづらい文章を生成することもあります。
そのため、ChatGPTが生成した文章を読み直して、必要に応じてリライトを行う必要があります。
ChatGPTを使ったホームページ制作・運営の効果
実績からChatGPTを使ったホームページ制作・運営の効果を解説します。
文章作成で困ったときにアイデアを頼む
文章作成で困ったときにアイデアを頼む利用法をしているのは、東京で鍼灸や美容鍼を行う治療院になります。
もちろん、アイデアだけになるので、回答もシンプルなものになっていて、例えばページタイトルを定める際に、「当社は東京の治療院です。鍼灸と治療院を使ってユーザーが魅力的に感じるページタイトルの候補を10個出してください」などのプロンプトでChatGPTに候補を出してもらっています。
また、それらの候補の中から1つを選ぶのではなく、鍼灸師が候補を確認して、自分で魅力的なページタイトルを作成するといった流れです。
そのため、文章作成時間が短縮されることはありませんが、SEOとしてもコンバージョン数としても高い効果を発揮しており、SEO効果として、Googleサーチコンソールのクリック数を紹介します。
最終日でアクセスが落ちているのは、連休前になっているからであり、現在では日に400クリックを超える成果を得ています。
ちなみに、作成ページ数はそれほど多くなく、Googleがインデックスしているページ数は63ページです。
リライト案を提示してもらう
自分で記事を作成して、公開前に、ChatGPTにリライト案の提示を頼む利用法をしているのが、株主優待券を販売するネットショップです。
プロンプトには、自分が作成した文章と、そのページのターゲットが誰になるのか、訪問者にどんなメリットがあるのかを記載して、ChatGPTにリライトを依頼します。
もちろん、リライトを読んで、良いリライト案を採用して、悪いリライト案は自分でリライトしてから採用する、あるいは原文を採用するといったことを行っています。
そこまでSEOに注力していないので、少しクリック数は少ないかも知れません。
しかし、株主優待券を販売するネットショップの成果は高く、良質を意識したページの効果と思います。
2023年の売上実績としては、3億円程度になっています。
ChatGPTのまとめ
ChatGPTとは何かを解説しました。
今やChatGPTを利用してホームページ制作や運営を行っている会社は多くあり、当ページをご覧の方でChatGPTを利用していないのでれば、ぜひ今日から活用することをおすすめします。
ChatGPTってなに?とお思いの方の参考になれば幸いです。