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コーディングとは?ホームページ制作での考え方や費用例、SEO効果を解説
ホームページは、デザインを作成しただけでは終わりません。
デザインを基にして、HTMLやCSSなどのコーディングを行って初めて、ホームページとしてインターネットに公開することができます。
当ページでは、コーディングとは何かや、コーディングの考え方、費用例、SEO効果との関係性を解説します。
コーディングとは
ホームページ制作におけるコーディングとは、ブラウザで適切に表示させるために、HTMLやCSS、JavaScript言語を利用して、コンピューターでも理解できるソースコードを作成することを言います。
単にJPGデザインをインターネットに公開すれば良いと考える方もいると思いますが、それではSEOを行えなかったり、レスポンシブウェブデザインに対応することができない、画像の容量が大きすぎてスムーズにホームページを表示ができないなど、さまざまな問題が発生してしまいます。
そのため、ホームページ制作にコーディングは必須と言え、適切に使いこなすことで、期待通りの成果を発揮できるホームページとなるのです。
ただし、WordPressなどのCMSを使ってホームページを制作している場合は、ワープロ感覚で更新ができる管理画面が用意されているので、運営の中でページを作成したり更新する際には、コーディング知識は不要です。
ホームページ制作におけるコーディングの考え方
ホームページの成果が高まるコーディングの考え方を紹介します。
ピクセルパーフェクトの実現
ホームページ制作では、JPGデザインを作成して、どのような見栄えのページを作成するかを定めてから、コーディングを行うことが一般的です。
このJPGデザインとコーディング後のページの見栄えで1pxも狂いがないことをピクセルパーフェクトと言い、ピクセルパーフェクトを実現するコーディングはホームページ制作において、基本中の基本になります。
ただし、ホームページはブラウザで閲覧するのですが、ブラウザにはパソコンであればwindowsとmacがあり、それぞれにGoogle ChromeとMicrosoft Edge、Firefox、Opera、safariのブラウザがあり、さらにはスーマートフォンやタブレットなど、さまざまなブラウザが存在しています。
すなわち、主要なブラウザすべてでピクセルパーフェクトを実現することが大切になり、一部のブラウザで対応ができていないと、そのブラウザを利用しているユーザーを取りこぼしてしまう可能性が高くなります。
Web標準を目標にする
Web標準とは、W3Cと呼ばれるWebの規格を立てている非営利団体が定めたホームページのルールです。
2024年6月現在のコーディングにおけるWeb標準は、HTML Living StandardとCSS4になり、コーディングを行う際には、HTML Living StandardとCSS4を意識することが大切です。
なぜWeb標準を意識しなくてはならないかと言うと、検索エンジンは、Web標準をベースに各ページの内容を理解しているためであり、すなわちWeb標準から外れたコーディングを行うほど、検索エンジンが間違えた認識をしてしまうのです。
ただし、昨今の検索エンジンは、Web標準でなくても、コンテンツを評価できるようになっているので、完璧である必要はなく、できる限りWeb標準に近いコーディングを意識すれば良いと言えます。
運営効率を考える
コーディングを行う際には、運営効率も考えることが大切です。
例えば、テンプレート化できるコードはテンプレート化したり、自分以外の人間が運営の中でコーディングを行う場合でも、書いている内容が一目で分かるように、コメントタグを追加することが大切です。
特にコメントタグを作成する際には、闇雲にコメントタグを追加するのではなく、他の方がコーディングを行う際に、コードの解析をしなくても理解ができるくらい分かりやすいコメントタグを作成することが重要です。
コーディングの費用例
コーディング費用は、ホームページ制作会社によって異なるので、当社の費用例を紹介します。
こちらは、実際に先日納品した案件の見積書に記載されたコーディング費用になり、一般的なページ構成のホームページであったため、サンプルとして紹介します。
コーディング費用は、トップページと下層ページで異なり、さらには昨今のホームページ制作では、レスポンシブデザイン作成が当たり前になっているので、パソコンとスマートフォンでコーディング費用が必要です。
パソコンのトップページのコーディング費用は50,000円、下層ページがぞれぞれで10,000円になります。
さらに、スマートフォンでのコーディング費用が必要になり、トップページが30,000円、下層ページがそれぞれで3,000円になります。
16ページのホームページになっているのですが、1つのホームページ制作にかかるコーディング費用は、200,000円になります。
もちろん、サイト全体やページの複雑さ、ページ数、ホームページ制作会社の考え方によっても大きく費用は異なってきますが、コーディングがそこまで高い費用になっているケースは滅多に見ません。
コーディングのSEO効果
当社のホームページ制作では、コーディングに力を入れて取り組んでいるのですが、その理由は、コーディングを最適化することで、SEO効果を得られる可能性があるからです。
詳細を知りたい方は、コーディングが与えるSEO効果のページをご覧ください。
事例として、あるリニューアルを行った会社では、コンテンツ内容は変わらずにリコーディングのみを行いました。その結果、ホームページのSEO効果を高めることに成功をしており、月間の検索エンジンからの訪問者数が1,000人から4,000人にまで向上しています。
なぜ、コーディングを最適化したことによって、SEO効果を発揮したのかと言うと、各ページの検索順位が微増したのも大きな影響を与えているとは思いますが、検出 - インデックス未登録が大幅に改善されたことが原因になります。
もともとのホームページのコーディングは、Webマスターが自分で勉強しながら行っていたので、HTML側にCSSに書くべきデザイン要素のコードを記載していたり、Web標準とは大きく外れたソースコードになっていました。
その結果、検索エンジンが、間違えた認識をしてしまい、各ページの検索順位が低くなっていたり、エラーとして認識してしまい、検出 - インデックス未登録になっていたのです。
そのため、SEOを考えているホームページであれば、コーディングを最適化することは重要になっていて、コーディングを最適化したからと言って、必ずSEO効果が出るとは言い切れませんが、対策のひとつとして取り組むことは良い結果を生み出す可能性があります。
コーディングのまとめ
コーディングとは何かを紹介しました。
コーディングを適切に行うことで、ブラウザでホームページを見たときにレイアウト崩れがなくなったり、SEO効果が出る可能性があるので、ホームページ制作を行う際には、コーディングにも注意を払うことが大切です。
当社では、コーディングに力を入れたホームページ制作を提供しているので、当ページをご覧の方で、自社サイトのコーディングは大丈夫かな?とお思いの方はお気軽にご相談ください。