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クローラビリティとは?SEOで重要な理由や高め方、確認法を解説

クローラビリティを高めることで、ホームページにあるすべてのページを検索エンジンにインデックスされるようになったり、サイト全体のSEO効果が高くなります。

SEOを行っている方であれば、「SEOを行うならクローラビリティを高めることが大切」という言葉は嫌というほど耳にした経験があると思いますが、具体的にクローラビリティを高める方法をご存じの方はそれほど多くありません。

当ページでは、クローラビリティとは何かや、SEOで重要な理由、高め方、確認法を解説します。

クローラビリティとは

クローラビリティとは、検索エンジンのクローラーがホームページを巡回しやすいかどうかを表す言葉です。

クローラビリティが低いと、クローラーがサイト内のページを発見することができないことがあるのでクローラーが発見できなかったページは検索結果に表示されることはありません。

さらに、ページを発見することができたとしても、クローラビリティが低いと、適切な評価を行うことができないデメリットがあり、本来であればもっと高い検索順位を獲得できていたのに、低い検索順位で表示される恐れがあります。

そのため、ホームページにSEOを行っているのであれば、クローラビリティを高めることは必須になり、すべてのSEOを行っているホームページはクローラビリティを意識しなくてはならないのです。

ちなみに、クローラーって何?と思いの方は、クローラーとは?のページからご確認ください。

クローラビリティがSEOで重要な理由

クローラビリティがSEOで重要な理由をより詳しく解説します。

すべてのページをインデックスしてもらえる

クローラビリティを高めることで、ホームページにあるすべてのページを検索エンジンからインデックスしてもらえるようになります。

インデックスって何?と思いの方はインデックスとは?のページをご覧ください

クローラーは、リンクを辿りさまざまなページを発見しているのですが、クローラビリティが低いと、そのページのリンクをクリックすることができず、無視をしてしまう可能性があるのです。

さらに、内部リンクが1つもないようなページだと、クローラーはページを発見することができないので、検索結果に表示されることはありません。

このようにクローラビリティを高めることによって、ホームページにあるすべてのページをインデックスしてもらえることが可能のなるので、期待以上のSEO効果を得ることが可能になります。

サイト全体のSEO効果が高まる

クローラビリティを高めることで、サイト全体のSEO効果が高まります。

検索エンジンのクローラーは、ページにアクセスすると、そのページのコンテンツを自社のデータベースに格納し、データベース内で検索順位を決定して、検索結果に表示させています。

クローラーは、1度ページにアクセスしただけでは、少しのコンテンツしか持って帰ってくれず、1年くらいの期間をかけて、何度も訪問をして、すべてのコンテンツをデータベースに格納しています。

つまり、クローラビリティを高めることで、ページにクローラーがアクセスする回数を増やすことができるので、より早く高いSEO効果を実現することができるのです。

さらに、検索エンジンは、基本的にはページ単位で検索順位を決定していますが、サイト全体の関連性も見ており、SEO評価を高めることで、関連性があるページのSEO評価も高めることができます。

そのため、クローラビリティを高めることで、ホームページにあるすべてのページのSEO効果を高めることが可能になるので、SEOを行っているホームページでは、クローラビリティを高める重要性が高いと言えるのです。

クローラビリティを高める方法

クローラビリティを高める方法を解説します。

XMLサイトマップなどの送信

GoogleサーチコンソールとBingウェブマスターツールを使って、GoogleとBingにXMLサイトマップとRSS/Atomフィードを送信しましょう。

Googleでの送信方法は、左ナビゲーションにあるサイトマップをクリックして、入力欄にXMLサイトマップとRSS/AtomフィードのURLを入力して送信します。

GoogleサーチコンソールからXMLサイトマップとRSS/Atomフィードを送信

Bingウェブマスターツールからの送信方法もほぼ変わらず、左ナビゲーションにあるサイトマップをクリックして、右上の「サイトマップを送信」をクリックした後、入力欄にXMLサイトマップとRSS/AtomフィードのURLを入力して送信します。

ただし、Googleサーチコンソールではファイル名だけでしたが、Bingウェブマスターツールではhttpsからの記述が必要なので、そこは注意しましょう。

BingウェブマスターツールからXMLサイトマップとRSS/Atomフィードを送信

入力するURLについては、ホームページの制作法によってXMLサイトマップとRSS/AtomフィードのURLが異なるので詳細はそのホームページを制作した会社に確認しましょう。

URL検査

GoogleサーチコンソールとBingウェブマスターツールからURL検査を行いましょう。

GoogleサーチコンソールとBingウェブマスターツールの左ナビゲーションに「URL検査」という項目があるので、そこからすべてのページのURLを送信します。

URL検査を行うと、GoogleとBingのクローラーがページを見に来てくれるので、クローラビリティを高めることが可能です。

ただし、過剰に行ってしまうと、次第にGoogleやBingからURL検査が無視され始めるので、新規ページ作成か大幅なリライトを行った後の実施に限定することが大切です。

サイト全体で内部リンクを張り巡らせる

クローラーは、リンクを辿りさまざまなページを閲覧するので、サイト全体で内部リンクを張り巡らせることで、クローラビリティを高めることができます。

ただし、内部リンクは適切でなければ、Googleから無視されてしまうので、内部リンク対策を検討中のWebマスターは、内部リンクとは?のページもあわせてご覧ください。

パンくずリストの設置

パンくずリストとは、ページの上部や下部に設置されており、現在見ているページがサイト内のどこに位置しているかを示すナビゲーションです。

パンくずリストでクローラビリティを高める

パンくずリストの利用が、なぜクローラビリティの向上に繋がるかですが、パンくずリストには内部リンクが設置されているので、検索エンジンがその内部リンクを辿り他のページへとアクセスしてくれるからです。

例えば、上記のキャプチャーであれば、HOMEとスタッフブログに内部リンクが設置されているので、クローラーはHOMEとスタッフブログのページにアクセスしてくれます。

スタッフブログのページは記事一覧になり、各スタッフブログのページへの内部リンクがあるので、そこから多くのページを認識できる可能性があります。

さらに、パンくずリストはページの位置を示すものになっているので、検索エンジンがそのページの情報をより深く理解することができ、どのディレクトリに該当するかが分かると、そのディレクトリに他のページがないかも調べてくれます。

そのため、クローラビリティを高めるには、パンくずリストは必須のコンテンツになっており、もしまだ実装していない場合は、当ページをご覧の機会に実装しましょう。

また、パンくずリストについて詳しくは、パンくずリストとは?のページからご確認ください。

レンタルサーバーの最適化を行う

クローラビリティを高めるには、レンタルサーバー会社選びも重要です。

レンタルサーバー会社の選定でクローラビリティを高めるには、ディスクスペースが重要になり、あまりに小さなディスクスペースだと、ホームページの表示速度が低下してしまいます。

検索エンジンは、クローラーを使ってさまざまなページを閲覧しているのですが、クローラーが閲覧することによってページの表示速度が遅くなり、訪問者の表示速度を下げないことを意識して、訪問回数を制御しています。

つまり、ディスクスペースが小さなレンタルサーバー会社と契約をしてしまうと、クローラーの訪問上限がすぐに来てしまうので、クローラビリティを十分に高めることができないのです。

レンタルサーバー会社のディスクスペースは、当社がおすすめするレンタルサーバー会社の一般的なプランが目安になり、300GB以上を確保していれば問題ないでしょう。

robots.txtの活用

robots.txtとは、クローラー用の指示ファイルのことを言います。

クローラーには、クロールバジェットと呼ばれるものがあり、クロールバジェットとはクローラーの上限訪問回数のことを言います。

robots.txtに記述されたURLは、クローラーが訪問すらしなくなるので、無駄なクローラーのアクセスがなくなり、代わりに他のページを巡回してくれるようになるのでクローラビリティを高めることが可能です。

ちなみに、似た機能にnoindexがあるのですが、noindexとはクローラーが訪問してからnoindexタグが含まれているとそのページから出ていく仕様になるので、クローラビリティの向上には役立ちません。

クローラビリティの確認法

クローラビリティの確認法を解説します。

URL検査

クローラーの前回のアクセスを確認

URL検査には上限があるので、重要なページに対して、URL検査を行うことで、前回のクロールという項目が表示されます。

クローラビリティを高めることで、この感覚が短くなっていくので、クローラビリティが高まったかどうかの判断が行えます。

クロールの統計情報

クロールの統計

Googleサーチコンソールの左ナビゲーションにある設定>クロールの統計情報>レポートを開くをクリックすると、クロールの統計情報を閲覧できます。

クローラビリティが高まることで、クロールリクエストの合計数が伸びていくので、伸びていればクローラビリティが高まったと判断が可能です。

クローラビリティのまとめ

クローラビリティについて解説しました。

クローラビリティを高めることは、SEOにおいて重要性が高いですが、多くの方は、どのようにすれば高まっていくのかを理解していないケースが見られます。

クローラビリティって何?どうやって高めるの?とお思いの方の参考になれば幸いです。

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