セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

ディレクション費とは?ホームページ制作でのWebディレクターの役割

ホームページ制作の見積書で、多くの方から質問をいただく項目にディレクション費があります。

ディレクション費は、ホームページから期待通りの成果を出すためには必須の予算になっており、ディレクション費がないと、お客さまの期待に応えるために必要な調査や企画などの時間が取れないので、ホームページの成果に大きなマイナス影響が出てしまいます。

当ページでは、ディレクション費とは何かや、大阪の費用相場、Webディレクターの仕事とは、ディレクション費が必要な理由を紹介します。

ディレクション費とは

どのホームページ制作会社の見積書にも必ず含まれるディレクション費。

ディレクション費は、お客さまが見たときに、何をしている予算かが少し分かりづらい項目になっているのですが、簡単に言うと、ホームページの進行管理やホームページを制作するための調査と企画を行う予算です。

一般的なホームページ制作は、1人で行うのではなく、各分野のスペシャリストが集まり、1つのプロジェクトを進行させます。

  • Webディレクター
  • Webデザイナー
  • マークアップエンジニア
  • システムエンジニア
  • カメラマン
  • Webライター

6つの役職の人間がお客さまのホームページから期待通りの成果を出すために、自分のできる最高の品質でホームページを制作するのですが、Webディレクターはこれらの人員をまとめており、ディレクション費はWebディレクターに対する報酬になります。

大阪のディレクション費の相場

当社は大阪のホームページ制作会社になるので、他府県のことは分からず、大阪のディレクション費の相場について紹介します。

制作料金に応じてディレクション費を算出

当社のディレクション費の算出方法ですが、制作料金に応じた算出を行っています。

当社のディレクション費の例

上記は、サンプルの見積書になり、企画・設計・進捗管理がディレクション費に該当します。

ディレクション費は、見積書の科目の列のパソコンとスマホ、システムの合計額の20%になりますが、この%はホームページ制作会社によって異なり、10~30%以内になるケースがほとんどです。

納期は3ヵ月前後が一般的になるので、1ヶ月あたり50,000円弱の料金で1つのプロジェクトを進行しています。

ディレクターの稼働日数から算出

ワークフローがしっかりと定まっている少し規模の大きなホームページ制作会社の場合は、もっと正確な料金を算出しており、Webディレクターの稼働日数からディレクション費を決定しています。

例えば、Webディレクターの日給が50,000円だった場合に、時給は7,000円前後になり、Webディレクターの実働時間を計算して、ディレクション費を算出します。

感覚としては、Webディレクターの稼働日数からの算出の方が、ディレクション費は高くなる傾向がありますが、より正確な見積書にすることが可能です。

Webディレクターの仕事とは

ディレクション費の相場が理解できたと思うので、詳しくWebディレクターの仕事内容について紹介します。

Webディレクターが何を行っているかを知ることで、よりディレクション費が理解しやすくなります。

要件定義

Webディレクターはお客さまと打ち合わせを行い、要件定義を行います。

要件定義では、Why(なぜ)、When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、How(どのように)というホームページを制作する理由を明確にするために、5W1Hを使って仕様を確定することを言います。

要件定義を行っていないホームページは、ターゲットが定まっていないのでデザインやコンテンツが低品質になったり、何がゴールか分からないのでコンバージョンまでの導線も不適切なものになってしまいます。

サイト設計

サイト設計では、どんなページがあるかが一目で分かるサイトマップと、各ページのURLやページタイトルなどが記載されたディレクトリリスト、ナビゲーションやコンテンツが分かるワイヤーフレームを作成します。

もちろん、闇雲に作成しているわけではなく、作成前にライバルのホームページを確認して、その結果を活かして、成果を出すためのサイト設計を行っています。

制作工程の管理

サイト設計の資料が完成したら、Webデザイナーやフロントエンジニア、システムエンジニアと情報を共有して、制作工程を管理します。

各工程のスケジュールの管理を行い、納期に間に合わせるための対策を講じたり、どうしても間に合わない場合は、クライアントとの交渉を行います。

品質管理

ホームページのテストアップが完了したら、品質チェックを行います。

ホームページで設定した要件を満たしているのかや、デザインなどのクリエイティブがお客さまの希望と成果を実現できるだけの水準に達しているのか、複数のブラウザでレイアウト崩れが発生していないか、誤字・脱字はないかなどを詳細に確認します。

納得できる水準に達していた場合に、お客さまにテストアップ完了の報告をいたします。

ディレクション費が必要な理由

最後に、ホームページ制作にディレクション費が必要な理由を紹介します。

ホームページのクオリティを保つ

ディレクション費がないと、ホームページのクオリティを保つことができません。

品質管理を行うことは、Webディレクターの仕事になっており、さらにはWebデザイナーやフロントエンジニアは自分の作業は高品質を保ちますが、完成したときに、必ず高品質であるとは言えないのです。

これらを管理できるのは、Webディレクターになっているので、ディレクション費を削減すると、一貫性のないホームページとなる恐れがあります。

スムーズに制作を進める

Webディレクターは進捗管理を行っており、各工程の納期や全体の納期を把握して、納期通りの公開ができるように常に調整を行っています。

また、お客さまによっては、当初の納期から突然前倒しを希望されることもあり、これらの調整もWebディレクターが行っているのです。

Webデザイナーやフロントエンジニアだけでは、納期通りの作業を行うことは可能ですが、想定しなかったような問題が発生した場合には調整することが難しくなるので、ディレクション費を削減してしまうと、スムーズなホームページ制作が行えなくなる可能性があります。

お客さまの期待するコンバージョンを実現する

Webディレクターは、お客さまがどんなコンバージョンを得たいかをヒアリングして要件定義を行っています。

もちろん、Webデザイナーやフロントエンジニアなども、お客さまの期待するコンバージョンを理解をしていますが、それぞれが異なる作業を行っているので、公開したときに最適な仕様になっているかは分かりません。

そのため、ディレクション費がないと、パーツで見れば優れたホームページを制作することができますが、全体を通してみると、コンバージョンまでの誘導が難しくなってしまう可能性があるのです。

まとめ

ディレクション費について紹介しました。

ディレクション費はWebディレクターの報酬になっており、品質保証や、スムーズな制作、お客さまの期待するコンバージョンを達成するために必要な予算になります。

ホームページ制作会社からの見積書を見て、ディレクション費って何?とお思いの方の参考になれば幸いです。

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