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ディレクトリマップとは?必要な要素や作成する目的、作り方を解説
ホームページ制作会社は、ディレクトリマップと呼ばれる資料を必ず作成しています。
ディレクトリマップを作成することで、制作するホームページが何ページになるのかが分かったり、SEO効果を発揮しやすいタイトルなどの作成を行うことが可能になるので、より高いSEO効果を実現することができます。
当ページでは、ディレクトリマップとは何かや、必要な要素、作成する目的、サイトマップとの違い、作り方、作成ツールを紹介します。
目次
ディレクトリマップとは
ディレクトリマップとは、ホームページのすべてのページの情報が記載された資料のことを言い、ホームページ制作会社が提案時に作成することが一般的です。
こちらが当社のディレクトリマップになっており、具体的に作成するページの内容を定めることで、お客さまやホームページ制作会社が、勘違いによって間違えた対応をしてしまうことを回避するのに役立ちます。
また、SEO効果を最大化するために、ページタイトルやmeta descriptionの作成ができることや、301リダイレクトについての記載なども行えます。
ディレクトリマップには、決まった書式があるわけではないので、ホームページ制作会社ごとに異なりますが、上記の画像の内容を記載することが一般的です。
ディレクトリマップに必要な要素
ディレクトリマップに必要な要素は以下です。
- No.:公開時のページ数
- Page:ホームページ制作会社が作成するページ数
- カテゴリ:どのカテゴリに属しているか
- 階層:何階層目に配置されているか
- 内容:作成するページの内容
- SEOキーワード:上位表示を狙うキーワード
- プログラム:どんなプログラムを実装しているのか
- タイトル:ページタイトル
- meta description:meta description
- 旧URL:リニューアルを行う場合は内容が似ているページのURL
- 新URL:ページのURL
- デザイン:デザインを作成するかどうか
- 備考:noindexやnofollowなどを記載
他にも、備考に、ソーシャルボタンを設置するページにはXとFacebookのソーシャルボタンの設置や、ブログに必要な機能などを記載しています。
すなわち、ディレクトリマップを見れば、どんなホームページかがすぐに分かる状態にすることによって、スムーズなホームページ制作が行えるようになります。
ディレクトリマップを作成する目的
ディレクトリマップを作成する目的は、スムーズにホームページを制作するためになります。
あいまいな状態でホームページ制作を始めてしまうと、WebデザイナーやHTMLコーダーが勝手にホームページを制作してしまう恐れがあり、お客さまの意図と異なる結果になる可能性が高いです。
さらには、SEOに効果的なページタイトルやmeta descriptionの作成や、301リダイレクト、noindexについても記載することで、正確にSEO効果を高めるための対策を実施することができます。
そのため、ディレクトリマップを活用して、サイト全体と個々のページの詳細を記載して、お客さまはもちろん、ホームページ制作会社内でも情報を共有することによって、ミスのないスムーズなホームページ制作が行えるようになります。
ディレクトリマップとサイトマップの違い
ホームページ制作の提案時には、ディレクトリマップではなく、サイトマップで提案が行われます。
サイトマップは、お客さまへ説明するための資料になっており、詳細までは記載されておらず、何ページを作成するのかや、どこに更新システムが実装されているのか、サイト公開後にはどのページを中心に更新すれば良いのかなどが記載されているだけです。
そのため、ディレクトリマップを簡略化したものと認識を行い、ホームページ制作を発注した段階で、ディレクトリマップを使った詳しい説明が行われます。
ディレクトリマップの作り方
ディレクトリマップの作り方を解説します。
全ページを洗い出す
ディレクトリマップを作成するためには、ホームページに必要なページをすべて洗い出しましょう。
Webマスターやホームページ制作会社の勘や経験に基づく洗い出しだけではなく、ライバルサイトの調査を行い、どういったページを作成するかをすべてピックアップしていきます。
不足しているページが発生すると、ホームページ運営予算を上げてしまうだけになるので、必ず時間をかけて不足しているページが存在しないかをチェックすることが大切です。
カテゴリとディレクトリ階層を定める
ピックアップしたページのカテゴリとディレクトリ階層を定めましょう。
例えば、サービス関係のページであれば、/service/ディレクトリにまとめた方が良いので、2階層目のインデックスページが/service/になり、それぞれのサービス詳細ページは/service/〇〇/というように3階層目になります。
この整理は重要で、訪問者にとってはカテゴリが整理されたページの方が閲覧しやすくなり、Googleにとってはディレクトリが整理されているや過剰に深くない階層の方がSEO効果が高くなります。
そのため、作成するページを整理して適切なカテゴリと深くなりすぎないディレクトリ階層に設定しておくことで、ホームページのSEOとコンバージョン率を高めることができます。
URLを決める
カテゴリとディレクトリ階層を定めた後は、すべてのページのURLを定めましょう。
例えば、実績の詳細ページについては、/results/〇〇/になっており、〇〇にはその実績の内容を短い英語表記にしていれば問題ありません。
また、ホームページのすべてのページのURLは、原則として後から変更ができないので、ディレクトリマップ作成時にしっかりと検討しておくことがおすすめです。
SEOキーワードを定める
URLが定まれば、それぞれのページでどんなSEOキーワードで上位表示を狙うか定めましょう。
Googleは、各ページで固有の内容が書かれていることを推奨しているので、SEOキーワードを定めたら、その内容だけについてのページ作成が必要になります。
従来のホームページ制作では、キーワードプランナーやサジェストキーワードを使って、各ページのSEOキーワードを探していましたが、昨今では、そこまでする必要はないと思われ、ホームページのテーマに関するSEOキーワードであれば、効果を発揮できるようになっています。
その理由は、Google曰く、16%はこれまで検索されてこなかったキーワードになっているそうなので、ユーザーはさまざまなキーワードで検索をしており、無理に検索回数が多いキーワードを調査する必要がなくなりました。
そのため、お客さまが思うベストなSEOキーワードを定め、そのSEOキーワードについて詳しいページ作成を行うことで、より多くの見込み顧客を検索エンジンから集客できるようになります。
ページタイトルとmeta descriptionを作成する
SEOキーワードを使ったページタイトルとmeta descriptionを定めましょう。
SEOキーワードを使う理由は、ページタイトルはGoogleの検索結果やSNSでURLが拡散されたときに表示される情報になるので、ユーザーが見たときにそのページの内容を理解できるものでなくてはなりません。
また、ページタイトルはSEOにも影響を与えるものになっているので、SEOキーワードを利用することで、上位表示される可能性が高まります。
meta descriptionは、Googleの検索結果に表示される内容になり、ユーザーは感覚的にmeta descriptionを見て、自分が求めている内容が記載されたページかを判断しています。
そのため、ホームページの集客力を最大化させるためにも、行き当たりばったりで作成するのではなく、ディレクトリマップ段階でしっかりとページタイトルとmeta descriptionを作成する必要があるのです。
ページタイトルとmeta descriptionの効果的な作成法は、タイトルタグとは?のページとmeta descriptionとは?のページから確認することができます。
noindexページを定める
備考に記載される情報として、noindexを設定するページを定めましょう。
noindexとは、Googleが認識しなくても良いページに設定することで、Googleの検索結果に表示されることがなくなる設定のことを言います。
一般的には、サイト内検索の結果や問い合わせフォームの確認画面とサンクスページ、404 NOT FOUNDのページに設定します。
他にも、ネットショップであれば、ショッピングカートやユーザーマイページにも設定するので、どのようなホームページを制作するかから判断するようにしましょう。
301リダイレクト先を定める
サイトリニューアルであれば、301リダイレクトの旧URLと新URLを定めましょう。
サイトリニューアルが終わってから行うことは倍以上の手間がかかるので、ディレクトリマップ作成段階で定めておくことで、スムーズなサイトリニューアルが行えます。
また、301リダイレクトはできる限り減らす方が良いので、新URLを定める際には、なるべくURLの変更を行わない方法を検討することも大切です。
301リダイレクトの詳細は、301リダイレクトとは?のページからご覧ください。
ディレクトリマップの作成ツール
ディレクトリマップ作成ツールを紹介します。
Excel | Microsoft officeのExcel。 普段インターネットを利用しない方でも抵抗なくディレクトリマップを確認できる。 |
Google スプレッドシート | Googleが提供するGoogleスプレッドシート。 ネットに公開されているExcelを利用することができるので複数人で編集が可能になる。 |
Mogyura | 合同会社MidBaseが提供するMogyura。 無料版は100ページまで作成が可能。 |
ディレクトリマップのまとめ
ディレクトリマップを解説しました。
ディレクトリマップは必須と言っても良く、ディレクトリマップを作成することで、お客さまとホームページ制作会社が情報共有が行え、スムーズで効果的なホームページを制作することができます。
ディレクトリマップって何?とお思いの方の参考になれば幸いです。