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リンク否認ツールとは？利用する理由や活用法、注意点を解説
リンク否認ツールを活用することで、低品質な被リンクを無効化することができます。
そのため、悪意のある第三者が大量に低品質な被リンクを行ってきた場合に、リンク否認ツールを利用することで、リンクの効果が無効化されるので、ホームページのSEOに影響を受ける心配がなくなります。
当ページでは、リンク否認ツールとは何かや、利用する理由、活用法、注意点を解説します。
目次
リンク否認ツールとは
リンク否認ツールとは、Googleが提供しているリンクを否認できるツールのことを言います。
自分が掲載した被リンクであれば削除ができる可能性が高いですが、例えば無料ブログなどを利用していた場合に、IDとパスワードを忘れてしまえば、ログインができないので、リンクを削除することができません。
また、悪意のある第三者がホームページに大量に低品質なリンクを行ってきた場合に、連絡を行ってもリンクを削除してくれることは絶対にあり得ません。
そういった場合にリンク否認ツールを活用することで、リンクがなかったことになるので、ホームページのSEO効果を健全化することができるのです。
リンク否認ツールを利用する理由
Googleは低品質な被リンクを無効化してくれているので、リンク否認ツールを利用しなくても良いと考えるのが一般的になるのですが、しかしその精度は100％ではありません。
従来のGoogleは、低品質な被リンクを獲得していると検索順位が下がってしまう仕様になっていたのですが、このアルゴリズムは今も残っており、つまり、Googleが見落としてしまった低品質な被リンクは、ホームページのSEOにマイナス影響を与えるのです。
そのため、現在においても、リンク否認ツールを使って低品質な被リンクを否認する必要があり、従来のように多くの時間をかけて精査する必要はないにしても、Webマスターは頭の片隅にリンク否認ツールを置いとく必要があるのです。
リンク否認ツールの活用法
リンク否認ツールの活用法を解説します。
なお、Googleのリンク否認ツールの活用法は、Search Consoleヘルプのサイトへのリンクを否認するのページで紹介されており、当ページでは、サイトへのリンクを否認するのページに書かれている内容を整理した内容になっています。
リンク否認ツールにアクセスしてプロバティーの選択
リンク否認ツールを活用するには、Googleサーチコンソールにログインをして、リンクの否認のページにアクセスします。
アクセスしたら、まずはリンクを否認したいプロバティーを選択しましょう。
.txtファイルを作成
リンク否認ツールにアップロードするファイルを作成します。
デスクトップ上で右クリックして、新規作成からテキストドキュメントを選択します。
ちなみに、作成するファイルは、当社では秀丸を利用していますがメモ帳でもよくて、拡張子が.txtになるテキストファイルであれば何でも問題ありません。
否認するURLを記載する
テキストファイルに、リンク元ページのURLを記載すれば否認が可能で、記述方法は、以下のような記述を1行目から行います。
# 否認するページ 2 件
http://spam.example.com/stuff/comments.html
http://spam.example.com/stuff/paid-links.html
# 否認するドメイン 1 件
domain:shadyseo.com
#が付いた行は、Googleが無視するので、自分用のメモとして記載しましょう。
リンク元ページ単位で否認する場合は、1行に1つのURLを記載して、ドメイン単位で否認する場合は、1行に1つのドメイン名を「domain:（ドメイン名）」というように記載します。
また他にも注意点があるので、必ず目を通しておく必要があります。
- UTF-8でエンコード
- ファイル名の末尾は.txt
- URLの長さは2,048文字まで
- 最大行数は100,000行（空白行とコメント行を含む）
- 容量は2MBまで
テキストファイルをアップロード
テキストファイルが完成したら、保存をして、リンク否認ツールにアップロードしましょう。
適切にファイルが作成できていれば、どれくらいの被リンクが否認されているか表示されるので、この内容をしっかりと確認しておく必要があります。
また、アップロード後の操作として、「否認をキャンセル」や「リストをダウンロード」、「置き換える」などが行えるので、リンク否認後の検索順位を見ながら適切な操作を行うことが可能です。
リンク否認ツールを利用する際の注意点
リンク否認ツールを利用する際の注意点を解説します。
Googleは低品質な被リンクを無効化してくれている
リンク否認ツールを利用される方は、まずはGoogleが自動的に低品質な被リンクは無効化してくれていると理解をしましょう。
つまり、不特定多数のホームページに低品質な被リンクを大量に行ってくる会社のドメインは、すべてGoogleが把握しているので、そのほとんどがすでに無効化されていると考えても良いでしょう。
ただし、リンクを獲得したタイミングと、検索順位が大きく落ちたタイミングが一致している場合は、Googleの認識漏れになっている可能性が高いので、リンク否認ツールの活用が必要です。
リンク否認ツールの効果は諸刃の剣
リンク否認ツールの効果は絶大であるが故に諸刃の剣と言えます。
リンク否認ツールで否認されたドメインやページは、Googleの処理上、リンクがなかったことになってしまうので、Webマスターが低品質な被リンクでホームページの検索順位を落としていると感じても、Googleが評価をしていれば、SEO効果が落ちてしまいます。
そのため、リンク否認ツールの活用は諸刃の剣になっていると理解をしてから利用しましょう。
リンク否認ツールを活用したら検索順位を確認する
リンク否認ツールを利用する前から検索順位のチェックを行いましょう。
手動で行うと、検索順位を調べることができるページ数やキーワード数に限界があるので、検索順位チェックツールを利用しましょう。
もし、リンク否認ツールを利用して、検索順位が落ちてしまったら、すぐに否認をキャンセルして、どの被リンクがSEO効果を発揮していたのかを検討してから再利用するか、リンク否認ツールの利用は辞めましょう。
リンク否認ツールのまとめ
リンク否認ツールを解説しました。
リンク否認ツールは、Googleのアルゴリズム上、リンクがなかったことになってしまい、Googleが評価していた被リンクを否認してしまうとSEO効果が落ちてしまうので、活用は慎重に行う必要があります。
リンク否認ツールって何？とお思いの方の参考になれば幸いです。
