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E-E-A-Tとは?Googleが重視するE-E-A-Tを高めてSEO効果を出すために
E-E-A-Tとは、ホームページやコンテンツを評価するGoogleの指標の1つになっており、Googleの検索品質評価ガイドラインにも明記されている内容です。
E-E-A-Tを高めることで、Googleからの信頼性をより高くすることが可能になるので、SEOを行っているすべてのホームページでは、E-E-A-Tとは何かを理解しなくてはなりません。
当ページでは、E-E-A-Tとは何かや、GoogleがSEOで重視する理由、E-E-A-Tを高める方法を紹介します。
目次
E-E-A-Tとは
E-E-A-Tとは、経験(Experience)と専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trust)の4つの頭文字を取った略語のことを言います。
Googleの検索品質評価ガイドラインには、「経験と専門性、権威性、信頼性は、ページの品質評価において重要な考慮事項です。その中でE-E-A-Tの中心にある重要な項目は信頼です。」と記載されています。
では、E-E-A-Tのそれぞれについて詳しく解説していきます。
経験(Experience)
経験(Experience)とは、著者の実体験や経験に基づいた文章のことを指しています。
例えば、ホームページを更新する方が、その会社に10年以上勤めている方と、新卒では、10年以上勤めている方であれば、自然と自分の実体験に基づいた記事を作成できますが、新卒の場合は、一般論でしか記事を書くことができません。
どちらのコンテンツが優れているかと言うと、訪問者が見たときには10年以上勤めている方が書いた文章の方が良質と判断され、Googleも経験に基づいた文章を高く評価します。
E-E-A-Tにおける経験とは、単にホームページに日記を書けば実現できると考えるのではなく、著者の経験からコンテンツを作成することを指しているので、ここを取り違えて日記を公開していても、ホームページのSEO効果が高くならないので注意しなくてはなりません。
専門性(Expertise)
専門性(Expertise)とは、著者の知識量の広さや深さを指しています。
豊富な知識量で書かれた文章は、訪問者が知りたい情報が網羅されているだけではなく、新たな気付きを与えることができるので、訪問者はもちろん、検索エンジンからも高く評価されます。
ただし、昨今では、多くのライバル企業が存在しているので、ライバルサイトよりも高い専門性のホームページとするには、難易度が高くなっており、専門性を謳ったホームページを制作する場合には、御社の得意分野に絞ったテーマでホームページを制作することが大切です。
権威性(Authoritativeness)とは、特定のテーマに対して、権威を持っていることを意味しており、権威がある執筆者が書いているホームページであれば、信頼に値すると思ってもらえます。
権威性の説明をする際に、よくある事例として、医師や病院のホームページで、リアルでも「あの病院の診察を受けたら良くなった」というような噂が出るような状態を権威性が高いと言います。
権威性のある執筆者が公開した情報であれば、ユーザーはもちろん、検索エンジンも信頼してくれるようになり、高い評価を得ることができます。
信頼性(Trust)
信頼性(Trust)とは、ホームページやコンテンツの正確性や安全性のことを言います。
例えば、外部サイトにリンクを掲載する際に、個人が運営するブログにリンクを張るのではなく、公的機関のホームページにリンクを張った方が、ユーザーは正確な情報であると判断します。
また、ホームページの安全性においては、サイト全体をhttpではなくhttpsで制作することで、訪問者のすべての行動が暗号化されるので、高い安全性のホームページとなります。
信頼性は、E-E-A-Tの中でも根幹に当たる部分になっており、信頼性を高めたうえで、経験(Experience)と専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、を高めることで、高いSEO効果を発揮します。
GoogleがSEOでE-E-A-Tを重視する理由
なぜGoogleが、SEOにおいて、経験(Experience)と専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trust)からなるE-E-A-Tを重視しているのかを紹介します。
Googleの基本的な考え方は、良質なコンテンツを公開していれば、自然とそのコンテンツに関する検索ワードで上位表示ができると言うのがSEOになっています。
しかし、Googleは、検索順位を決定するのに、人間を介しておらず、ホームページの情報収集から検索順位を決定するまで、すべてをプログラムで行っているのです。
そのため、正確にコンテンツを把握することができないので、そこで出てくるのがE-E-A-Tになります。
低品質ではなく、良質を意識したコンテンツを作成すれば、Googleから高い評価を得ることが可能になるのですが、それでは大半のホームページが狙ったキーワードで1位表示になってしまうので、そこからさまざまな評価基準を設けており、その中の1つがE-E-A-Tとなっています。
E-E-A-Tが高いホームページと言うのは、経験(Experience)と専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trust)が高くなっているので、当然上位表示させることで、検索ユーザーの満足度も高めることが可能になります。
そのため、Googleはコンテンツを判断する際に、E-E-A-Tを確認して、E-E-A-Tを満たしたホームページであるほど高いSEO効果を出すことができる仕組みを構築しています。
ちなみに、E-E-A-Tを高めたとしても、直接的にSEO効果を発揮することができず、良質なコンテンツを作成することが最優先で、良質なコンテンツをより高く評価してもらうためにE-E-A-Tが存在していると理解しましょう。
E-E-A-Tを高める方法
E-E-A-Tの概念は理解ができたと思うので、次にどうやってE-E-A-Tを高めれば良いかを紹介します。
1つのテーマに特化したホームページを制作する
専門性を高めるために、1つのテーマに絞ったホームページを制作しましょう。
企業によっては難しいかも知れないので、必ずではありませんが、雑記と特化のホームページでは、明らかに特化の方がE-E-A-Tを高めやすくなっており、良質なコンテンツを作成したときのSEO効果は高くなります。
SSLでホームページを制作する
信頼性を高めるためには、SSLでホームページを制作しましょう。
SSLとは、httpsのことを言い、サイト全体を暗号化することで、訪問者の安全性を高めることが可能です。
著者情報を打ち出す
Googleの検索品質評価ガイドラインには、ホームページの著者情報を打ち出す重要性が書かれています。
そのため、著者の経歴や実績、SNSアカウントなど、誰が公開している文章かを打ち出すことで、著者情報が打ち出されたページのE-E-A-Tを高めることが可能です。
一次情報を提示する
多くの方が一時情報を勘違いされているケースが見られますが、一時情報とは、1つのテーマに対してライバルサイトよりも早くページ化することではありません。
著者の経験を踏まえた情報を公開することを言い、すなわちページのテーマではなく、コンテンツが一次情報になっていることを指しているのです。
当たり障りがないことしか書いていないコンテンツだと、訪問者が魅力に感じてくれることはないので、検索エンジンも高く評価をしてくれず、サイト全体で著者の経験を踏まえた一時情報を公開することが重要です。
高品質なコンテンツを定期的に公開する
ホームページに良質なコンテンツを作成することは、SEOや成果数の向上で必須の対策になっていますが、E-E-A-Tで意識したいポイントは、作成時ではなく、時間の経過とともに劣化したコンテンツのアップデートです。
時代の移り変わりとともに、ページで公開している内容が間違えている場合、放置をしていると、ユーザーに不利益を与える可能性があるので、E-E-A-Tも低下する可能性が高いです。
特に医療や法律関係のホームページでは、細心の注意が必要になっており、ユーザーに不利益を与えないために、定期的なコンテンツのアップデートを行うようにしましょう。
被リンクを獲得する
良質で著者の経験を踏まえたコンテンツを発信していれば、自然と多くの被リンクを集めることが可能です。
多くのウェブマスターは、被リンクを獲得する際に、直接的なSEO効果を狙うために、良質なホームページから集めようとしますが、被リンクにはE-E-A-Tを高める効果もあるので、品質を気にせずに集めていれば、間接的なSEO効果を得ることができます。
ただし、自作自演やブラックハットSEOによって集めた被リンクは、検索エンジンから無効化され、過剰に数が多いと、手動ペナルティを受けるので、ナチュラルリンクを獲得するために、コンテンツの良質化に取り組むようにしましょう。
サイテーションを獲得する
サイテーションとは、リンクがないけれども、会社名や電話番号、ホームページのURL、ブランド商品名など、御社独自の情報が、他のホームページやSNSで拡散されることを言います。
現在においては、サイテーションの大半は、SNSからになっているので、SNSで多くの情報が拡散されることによって、ホームページの権威性や専門性を高めることができます。
whois情報を公開する
whoisとは、ドメインの登録者やIPアドレスなどの情報を第三者でも参照できるようにすることを言います。
whois情報を公開することによって、ホームページの信頼性を高めることができるので、E-E-A-Tを向上させることができます。
whois情報を公開したり編集するには、ドメインを取得した企業のホームページにある管理画面から行うことができ、ドメイン取得後に一度もwhois情報を編集していない場合は、取得した会社のデフォルト設定になっているか、ドメイン管理会社の情報が登録されています。
E-E-A-Tのまとめ
E-E-A-Tについて紹介しました。
E-E-A-Tは直接的なSEO効果はありませんが、間接的な効果を生み出せるので、すべてのSEOを行っているホームページでは意識することが大切です。
また、当ページで紹介したE-E-A-T対策を行っただけで、SEO効果が高まることはなく、E-E-A-T対策を行ったうえで、良質なコンテンツ作成を継続すれば、期待以上に高いSEO効果を発揮することが可能です。
当社のSEOサービスでは、E-E-A-T対策についてのサポートも行っているので、E-E-A-T対策を検討したいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。