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ホームページのランニングコストとは?種類と相場や抑える方法
ホームページをインターネットに公開すると、維持管理のためにランニングコストが発生します。
ランニングコストは、ホームページで実現したい内容と比例して、必要な予算が高くなっていきます。
当ページでは、ホームページのランニングコストとは何か、種類と相場、抑える方法を解説します。
目次
ホームページのランニングコストとは
ホームページにかかるランニングコストには、維持管理費と運営費の2つがあり、それぞれを解説します。
維持管理費
維持管理費とは、ホームページをインターネットに公開し続けるための費用です。
- サーバー費
- ドメイン費
- セキュリティ対策費
- システムアップデート費
ホームページ維持管理費は、例えば、家を購入すると、安心で安全に暮らしていくために、住民税や水道光熱費など多くの予算がかかりますが、この費用と同じランニングコストになります。
もちろん、計画を立てることで、ランニングコストを抑えることができますが、0にすることはできません。
もし維持管理費を抑えたいと考えているのであれば、ホームページ制作会社に発注する前に相談することで、抑えるための対策法を提案してくれます。
ホームページ運営費
ホームページ運営費とは、良質なコンテンツを配信し、成果を実現するために必要なランニングコストです。
- サイト更新費
- サポート費
- SSL証明書にかかる費用
- コンサルティング費
- サービス・ツール利用費
- 広告出稿費
例えば、ラーメン屋を開業したときに、何もしなければ、誰も訪れてくれませんが、チラシの配布や広告出稿で新規の顧客を集めたり、味を追及してリピーターの獲得を狙うと思いますが、その費用と同じです。
つまり、より多くの見込み顧客をホームページに集め、コンバージョンを獲得するための対策費になります。
ホームページのランニングコストの種類と相場
ホームページのランニングコストの種類と相場を解説します。
サーバー維持
ホームページをインターネットに公開するにはサーバーが必要で、サーバーにHTMLやCSS、JavaScriptなどのファイルをアップロードすることで公開できます。
一般的な中小企業の場合、レンタルサーバー会社を利用すると思います。
レンタルサーバーは、契約期間中はランニングコストがかかります。
ただ、レンタルサーバー費用は安い傾向が見られ、当社がホームページ制作でおすすめするレンタルサーバーでは月1,000円前後の会社が多くなります。
ドメイン管理
ドメインとはホームページのインターネット上の住所のことを言います。
ドメインがないとホームページをインターネットに公開できないので契約が必須で、契約中はランニングコストがかかります。
ただ、最近では、ドメイン管理費用も安くなっていて、年間で数百円から1万円未満です。
ドメイン管理は、お名前.comなどのドメイン管理会社に依頼をするのが最安値ですが、当社では、請求元を揃えるためにレンタルサーバー会社に依頼することを推奨しています。
セキュリティ対策
インターネットにホームページを公開すると、ウイルス感染のリスクがあるので、定期的なセキュリティ対策を行う必要があります。
ウイルスに感染すると、ホームページにタグを埋め込まれてしまい、訪問者がフィッシングサイトに転送されるようになったり、CMSなどの管理画面にアクセスできなくなります。
昨今では、WordPressでホームページを制作することが一般的なので、定期的にWordPressやPHPのバージョンアップを行いましょう。
ただし、ホームページの知識がないWebマスターが行うと、レイアウト崩れの原因になるので、WordPressのバージョンアップもPHPのバージョンアップもホームページ制作会社に依頼することがおすすめです。
WordPressについて詳しくは、WordPressとは?のページをご確認ください。
セキュリティ対策のランニングコストは、年間0円から20万円くらいを見て、緊急性の高いバージョンアップを中心に行えば、これまで問題が発生したホームページは見たことがありません。
サイト更新
ホームページ制作会社に、サイト更新を依頼すると、対策内容に応じて費用がかかります。
ホームページ制作会社は、大まかにお客さまの更新内容や頻度を確認して、ランニングコストを進めてくるケースが多くあります。
お客さまによって、更新内容や頻度が異なるので、一概には言えませんが、当社の実績としては、月に0円から10万円くらいの会社が多くなります。
サポート
ホームページ制作会社にサポートを依頼するとランニングコストが発生します。
ホームページ制作会社によって、サポートのランニングコストや内容が異なりますが、業界相場としては月額1万円から5万円くらいが多くなっています。
SSL証明書
SSLとは、ホームページの暗号化通信のことを言い、訪問者の安全性を守るために必須で、SSLに対応している証明書を発行するとランニングコストがかかります。
昨今のSSLには無料のものもありますが、有料であれば証明書の発行とサポートを受けることが可能です。
SSL証明書は、サービスごとに料金が異なりますが、年間で5,000円から10,000円が多くなります。
ホームページのコンサルティング
ホームページのコンサルティングを依頼するとランニングコストがかかります。
コンサルティングにはさまざまな内容があり、広告やアクセス解析など、お客さまの要望によって、提供サービスが異なってきます。
ホームページのコンサルティング費は、月額10万円から50万円が多くなります。
ツール利用
ホームページに、アクセス解析やカートシステムなどのツールを実装している場合は、利用費用としてランニングコストがかかります。
料金は一概には言えず、ツール提供会社のホームページに料金表があるので、実装したいツールの相場を調べることができます。
広告出稿
広告に出稿すると、ランニングコストとして広告費がかかります。
当社の経験で言えば、リスティング広告に出稿するお客さまが多く、キーワードや広告文言を最適化することで、多くの見込み顧客を集客することに成功しています。
広告費は、一般的に月額で50万円前後になっています。
ホームページのランニングコストを抑えるために
多くの会社ではランニングコストを抑えたいと考えていると思うので、その時に行うべき対策法を解説します。
ドメインとサーバーは自社で契約
ドメインとサーバーは、自社で契約しましょう。
当社がよく利用するエックスサーバーの料金を見ると、初期費用無料、12ヵ月契約だと月額1,100円です。
また、ドメイン費は、初年度が350円で、二年目以降が3,102円です。
これをホームページ制作会社に維持管理を任せると、ランニングコストで5,000円から1万円になります。
月に4,000円から9,000円くらいがホームページ制作会社の取り分になり、無駄なランニングコストと言えるので、自社契約を行うようにしましょう。
CMSでホームページを制作する
ランニングコストを抑えるためには、CMSでホームページを制作しましょう。
CMSの中でおすすめできるのがWordPressになり、管理画面の操作性が高いので、自社でホームページを更新することができます。
また、ホームページ制作会社に依頼する際には、すべてのページが更新できるようにして欲しいと依頼することで、原稿の差し替えやコンテンツの追加と削除であれば、お客さまでも行うことができるようになります。
サイト更新費は、頻度が増えると大きなランニングコストになってしまうので、ホームページ制作時に自社で対応したいと伝えることが大切です。
サイト更新の契約はランニングではなくスポットで行う
ホームページ制作会社に更新を依頼する際には、ランニングではなくスポットで契約しましょう。
もちろん、毎月決まって更新する内容がある場合は、ランニングコストとした方がお得です。
しかし、ランニング契約をしたけれども、ほとんど更新する内容がなかったという事例も多くあります。
そのため、初めからランニングコストにすることは辞めた方が良く、まずはスポット契約を行って、半年くらい様子を見てから、ランニング契約を検討しましょう。
ホームページのランニングコストのまとめ
ホームページのランニングコストを解説しました。
ホームページにランニングコストは必ず必要ですが、不要なものまで申し込む必要はなく、費用対効果を高めるために、必要なものと不要なものを明確にすることが大切です。
ホームページのランニングコストってどんなものがあるの?とお悩みのWebマスターの参考になれば幸いです。