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KGIとKPIとは?ホームページに設定するメリットや設定法

KGIとKPIは、ホームページの運営を効果的に行うために重要な指標です。

適切にKGIとKPIを設定することで、ホームページの状況を数値データとして把握でき、効率的な改善に取り組むことができます。

当記事では、KGIとKPIとは何か、ホームページに設定するメリット、設定方法、成功するための注意点について解説します。

ホームページにおけるKGIとKPIとは

KGIとKPIとは

KGIとKPIは、業務やプロジェクトの進捗を管理し、目標達成までの道筋を数値で可視化するために用いられる指標で、さまざまな場面で活用されています。

当ページでは、ホームページにおけるKGIとKPIについて解説します。

KGIとは

KGIとは、Key Goal Indicatorの略で「重要目標達成指標」と訳されます。

ホームページにおけるKGIは、最終的な目標となる指標であり、問い合わせやメルマガ登録などの成果数や商品販売の売上、予約獲得数など、具体的な数値として設定する必要があります。

  • 月間予約数を30から50件に増やす
  • 新規の問い合わせ数を10から30件に増やす
  • ネットショップの売上を50万から100万円に増やす

このように、KGIは現状のホームページの状況を明確にして、数値データとして達成すべき目標を定めることが重要です。

KPIとは

KPIとは、Key Performance Indicatorの略で、「重要業績評価指標」と訳されます。

ホームページにおけるKPIは、KGIの達成に向けた中間目標になり、サイト全体や重要なページのページビュー数やセッション数などを具体的な数値として設定します。

  • サイト全体の直帰率を50から30%まで減らす
  • サービスページのセッション数を3,000から5,000に増やす
  • 問い合わせページの離脱率を30から20%まで減らす

KPIは進捗を管理し、目標に向けた改善点を見極めるために役立ちます。

KGIとKPIをホームページに設定するメリット

KGIとKPIをホームページに設定するメリットを解説します。

目標が具体的になる

KGIを設定することで、サイト全体の最終目標が明確になります。

そして、そのKGIに基づいてKPIを設定することで、目標に向けて進む具体的なステップがはっきりと見えるようになります。これにより、チーム全体が一貫した方針のもと、同じ目標に向かって着実に進めるのです。

もし目標が曖昧であれば、何をすべきかが不明瞭になり、チーム内で行動に一貫性が欠けてしまいます。

しかし、KGIを数値で具体的に設定し、それに連動するKPIを設けることで、目標達成に向けた行動を計画的に進めることができ、効率的なホームページ運営を行えます。

目標の進捗と成果を定量的に把握できる

明確な数値目標を設定することで、目標達成までの進捗や、最終的な成果を定量的に把握できます。

「あとどれくらいで目標に到達できるのか」「どのKPIが遅れているのか」といった進捗状況を具体的なデータで分析できるため、適切な改善策を迅速に実行することが可能です。

また、成果も数値化されるため、達成状況を明確に把握でき、どれだけ成果を上げているかを的確に評価できます。これにより、PDCAサイクルを効果的に回すことができ、進捗と成果の両面での改善が促進されます。

さらに、進捗と成果が数値で可視化されることで、チーム全体のモチベーションも高まり、KPIの達成が見えてくることで、目標への到達感を得られ、KGIの達成に向けたさらなるやる気が引き出されるでしょう。

KGIとKPIの設定方法

具体的なKGIとKPIの設定方法を解説します。

現状把握を行う

KGIとKPIを定める前に、ホームページの現状把握を行いましょう。

  • 訪問数やページビュー数などの基本テータ
  • ページごとのデータ
  • ホームページのコンバージョン数と率

現状把握を行うことで、適切なKGIやKPIを設定できるようになります。

実現可能なKGIを設定する

実現可能なKGIを定めましょう。

例えば、現状の月間問い合わせ数が20件なのに、200件にするなどは実現が不可能に近いです。10倍にするには、ホームページのチューニングや集客数を大きく向上させなければならないので、実現可能な範囲で最大のKGIを設定することが重要です。

KGI達成に向けたKPIを設定する

KGI達成のためにKPIを定めましょう。

例えば、コンバージョン率を0.5%から0.7%にするや、訪問者数を2,000から3,000人にする、サービスコンテンツの訪問者数を200から500人にするなどを定めます。

KPIの設定は、KGIごとに内容が異なってくるので、それぞれについて詳しく定めていく必要があります。

定期的に効果測定を行う

KGIとKPIを定めるだけではなく、定期的な効果測定と見直しを行いましょう。

KGIとKPIを設定した段階では、具体的な作業量や作業の大変さがまだ明確ではないことが多いですが、定期的な効果測定を行うことで、より正確なKGIとKPIに修正することができます。

ホームページの成果数を増やすための期限があると思われるので、その期日を考慮した効果測定と見直しを行うことで、期待通りの成果を実現することができます。

KGIとKPIで成功するための注意点

KGIとKPIで成功するための注意点を解説します。

客観的でわかりやすい目標を設定する

認識に差が出る「曖昧でわかりにくい目標」は避けましょう。例えば、「売上を増やす」や「コストを削減する」といった定性的な表現では、具体的にどれくらい増やすのか、どれくらい削減するのかが不明確です。

そのため、KGIやKPIとしては不適切です。数値で明確に示した目標を設定し、誰が見ても進捗や成果を客観的に把握できるようにしましょう。

KPIを過度に細分化しない

KPIはKGIを効率的に達成するための重要な指標ですが、細分化しすぎると注意が必要です。

KPIを増やしすぎると、管理が複雑になり、全体の目標であるKGIを見失いがちになります。KPIはKGI達成に直結する項目に絞り、重要なポイントに集中するように設定することが大切です。KPIを適度な数に抑え、KGIとのバランスを保ちましょう。

KPIとKGIのまとめ

KGIは最終目標、KPIはその目標達成に向けた中間指標です。KGIを具体的で実現可能なものにし、KPIはKGIに直結する項目に絞って設定することが重要です。KPIを細分化しすぎず、定期的に効果測定を行いながら、効率的に目標達成に向けたアクションを調整しましょう。

正しくKGIとKPIを運用することで、ホームページ運営が効率化され、目標達成が現実のものになります。

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