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ロングテールSEOとは?メリットやデメリット、キーワードの使い方を紹介
ホームページのSEO効果を高める対策として、おすすめしたいのがロングテールSEOです。
特にホームページ制作直後は、どんなに運営を頑張ったとしても、SEO効果を実現するには、早くても3ヵ月が必要になります。
集客対策でSEOしか行っていないと、3ヵ月間はホームページから成果を出すことができないのですが、ロングテールSEOを実施することで、早くホームページの成果を高めることができます。
当ページでは、ロングテールSEOとは何かや、メリット、デメリット、注意点、ロングテールキーワードの使い方を解説します。
目次
ロングテールSEOとは
ロングテールSEOとは、単体ではなく3語以上のフレーズで、年間に数回しか検索者がいないようなキーワードで上位表示を狙ったページを大量に作成することで、サイト全体で見れば大きな売上に繋がるSEO戦略のことを言います。
ロングテールSEOをイメージにすると上記の図になります。
Googleからホームページに訪れたユーザーの検索キーワードを並べた場合に、左になるほど検索回数が多くコンバージョン率が低くなります。
なぜ左になるほど、検索者数が多くコンバージョン率が低くなるかと言うと、左になるほどニーズが絞り込まれていないキーワードになり、ニーズが絞り込まれているほど、検索者数は減っていきますが、コンバージョンに繋がる検索キーワードであると言えるからです。
例えば、当社で言えば、【ホームページ制作】で検索するユーザー数は多いですが、ホームページ制作という検索キーワードの中には、「自分でホームページを制作したい人」や「ホームページを制作する方法を勉強したい人」が含まれるので、検索回数は多くなりますが、コンバージョン率は低いキーワードと言えます。
それよりも、【ホームページ制作 大阪】や【集客に強いホームページ制作 大阪】などの検索キーワードの方が、検索者数は少ないですが、ニーズが絞り込まれているため、コンバージョン率が高くなります。
また、ニーズが絞り込まれたキーワードであるほど、ライバルサイト数が少なくなるので、SEO難易度も低くなり、確実に上位表示を狙うことが可能になります。
つまり、ロングテールSEOは、1ページあたりのGoogleからの訪問者数が少なかったとしても、作成ページ数が増えることで、ロングテールキーワード数が増え、サイト全体で見てばSEO効果を高めることができるのです。
ちなみに、ロングテールとは、日本語では長いしっぽという意味になり、しっぽを長くするためには、3語以上のフレーズ数を増やすことが大切になります。
ロングテールSEOのメリット
ロングテールSEOのメリットを解説します。
予算をかけずに高いSEO効果を実現できる
ロングテールSEOでは、予算をかけずにWebマスター自身で新規ページ作成を継続するだけで、SEO効果を発揮することが可能です。
ロングテールSEOの基本は、3語以上のフレーズでSEOを狙ったページを大量に作成することになっており、特別なテクニックを一切利用しなくても、Webマスターが良質を意識したホームページ運営を継続するだけで、高いSEO効果を発揮します。
ただし、低品質なページをどんなに作成しても、ロングテールSEOが成功することはないので、良質を意識したホームページ運営を行うことが大切です。
早くSEO効果を発揮できる
ロングテールSEOは、3語以上のフレーズで上位表示を狙うので、ライバルサイト数も少なく、早くSEO効果を発揮することが可能です。
さらに、ライバルサイト数が多いキーワードの場合は、ページの品質以外にもGoogleからのサイト全体の評価もSEOに影響してくるのですが、ロングテールSEOであれば、ライバルサイト数も少ないので、純粋にページの評価だけで検索順位が決定し、良質なページを作成すれば、早くSEO効果を発揮できます。
コンバージョンに繋がる見込み顧客を集客できる
ロングテールSEOで上位表示を狙うキーワードは、絞り込まれたキーワードになってくるので、ビジネスとの関連性を意識した良質なページであれば、高いコンバージョン率を実現することが可能です。
ロングテールSEOは、検索回数が少ないキーワードになっているので、1ページを作成しただけでは、成果を実感することは難しいですが、多くのページを作成することで、確実にホームページのコンバージョン数を向上させることができます。
安定的なアクセスを稼ぎやすい
ロングテールSEOは、ライバルサイト数が少ないので、新規ページが増えるほど、安定的にアクセスを稼ぎ続けることができます。
ただし、多くのライバルサイトがロングテールSEOを行い始めてしまうと、ライバルサイト数の向上から、検索順位が落ちる可能性があるので、御社は継続してロングテールSEOを行い続けることが大切です。
トップページのSEO効果が高まる
ロングテールSEOを継続していれば、トップページのSEO効果を高めることが可能です。
トップページのSEOでは、Googleからのサイト全体の評価が重要なポイントになってくるので、ロングテールSEOで成功しているページ数が増えるほど、トップページのSEO効果も高まります。
ロングテールSEOのデメリット
ロングテールSEOのデメリットを解説します。
一気に訪問者数が増えない
ロングテールSEOは、一気に訪問者数を増やすことができません。
それは、上位表示を狙っているロングテールキーワードを使う検索者数が少ないためであり、ホームページの訪問者数が増えたと実感するには、多くの作成ページ数が必要になります。
短期間で成果を実感しづらい
ロングテールSEOでは、短期間でホームページの成果が出たと実感することができません。
どんなにコンバージョン率が高いキーワードで上位表示を実現したとしても、そもそもの検索者がいなければ、成果を出すことができないのです。
そのため、それなりに多くのページ数が必要になっており、短期間で多くのページ数を作成することができないので、ロングテールSEOは中長期的な戦略になっています。
ロングテールキーワードの使い方
ロングテールSEOでは、サイト全体のページごとに、3語以上の上位表示を狙ったキーワードを定めることが大切になり、そのキーワードのことをロングテールキーワードと言います。
では、どのようにしてロングテールキーワードを定めていけば良いかを紹介します。
ロングテールキーワードの選定法
ロングテールキーワードの選定には2つ方法あります。
ラッコキーワードを利用
ラッコキーワードを使うことで、Googleサジェストのキーワードを調査することができます。
ラッコキーワードのホームページにアクセスをして、「キーワードを入力してください」という箇所に、自社がメインで上位表示を狙っているキーワードを入れます。
また、サジェスト(Google)と記載された箇所は、サジェスト(Google)になっているかだけを確認して、検索ボタンをクリックします。
サジェストキーワードとは、簡単に言うと、Googleがおすすめしているキーワードのリストになっているので、自社の見込み顧客になりそうなユーザーが検索するロングテールキーワードを選定して、ロングテールキーワードで上位表示を狙った新規ページを作成しましょう。
Webマスターの直感
多くの会社にロングテールSEOを提案してきましたが、ロングテールキーワードの選定では、ツールを利用しなくても、高いSEO効果を発揮しているホームページもあります。
上記は、Webマスターの直感で、ロングテールSEOに取り組み続けた制作実績のホームページのGoogleサーチコンソールの検索パフォーマンスです。
ロングテールキーワードで上位表示を狙っているページは、300ページほどになり、5月13日前後ではアクセスが突出していますが、着実にホームページの訪問者数を増やすことに成功しています。
このように、Webマスター自身で、3語から5語の見込み顧客が検索するであろう上位表示を狙うロングテールキーワードを検討したとしても、高い効果を発揮することが可能です。
ロングテールキーワードだけを意識した良質なページを作成
ロングテールキーワードに関して詳しいページを作成しましょう。
ただし、詳しいページを作成する際には、一般論だけにならないように意識することが大切で、具体例を含めた文章作成が必要になります。
一般論だけを記述してしまうと、ライバルサイトも一般論についての解説をしているページを多く作成しているので、ロングテールキーワードであってもSEOで成功する可能性が下がってしまいます。
そのため、ロングテールキーワードを意識した体験談を含めた良質なページを作成することに注力することで、スムーズな上位表示を実現することが可能になるのです。
ロングテールSEOを行う際の注意点
多くのホームページでロングテールSEOをサポートしてきた経験から、特に意識をしたいロングテールSEOの注意点を紹介します。
新規ページ作成を継続する
ロングテールSEOでは、新規ページ作成を継続するようにしましょう。
ロングテールSEOでは、例えば月に10人しか訪問者がいないキーワードでSEOを狙うため、ページ数がロングテールSEOの成功には重要になります。
できれば、日に良質な1ページの作成をルールとして定めて、確実にページ数を増やし続けることで、ホームページのSEO効果やコンバージョン数が高まっていきます。
キーワードカニバリゼーションに注意
ロングテールSEOを行う場合は、キーワードカニバリゼーションを意識した文章作成を行いましょう。
キーワードカニバリゼーションとは、1つのキーワードで検索をしたときに、検索結果に2ページ以上が表示されている状態のことを言い、キーワードカニバリゼーションが発生すると、それぞれのページの検索順位が落とされている状態になり、キーワードカニバリゼーションが多いホームページでは、サイト全体の検索順位が落とされてしまいます。
ロングテールSEOでは、多くのページ作成が必要になるので、キーワードカニバリゼーションが発生しやすいSEO戦略と言え、適切にページごとに固有の1つのロングテールキーワードを定めたページ作成が必要です。
ロングテールSEOのまとめ
ロングテールSEOについて紹介しました。
トップページのSEOを狙うと、成果が出るまでに最低でも3ヵ月は必要になってくるので、ホームページ制作直後であれば、ロングテールSEOに取り組むことがおすすめです。
当ページを読んだけど、いまいちロングテールSEOの対策法が分からないとお悩みの方は、お問い合わせをいただければ、御社サイトにあったロングテールSEOを提案します。