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ページ数とSEOの関係とは?高いSEO効果を実現するためのページ数の考え方
SEOに取り組んでいる方は、上位表示を狙っているキーワードに関連したページを作成していれば、そのうち検索順位が高くなると考えていませんか?
確かに、そういったケースもあり得ますが、過剰にページ数が増えてしまったホームページは、中長期的に見たときにはSEOで大きなデメリットを被ってしまいます。
当ページでは、ページ数とSEOの関係性とは何かや、ページ数を増やすことでSEO効果が出る理由、ページ数が増えるとSEO難易度が高まる理由、正しい考え方を解説します。
目次
ページ数とSEOの関係とは
ページ数とSEOの関係性とは、メインで上位表示を狙っているキーワードと関係したページが増えると、サイト全体の関連性が高まるので検索順位が高くなると考えることが多いですが、Googleは訪問者のためのページを重視しています。
すなわち、どんなにページ数を増やしたところで低品質だとSEO効果が出ず、逆にユーザーのためになるページ数が多いホームページは、少ないページ数でも十分にSEO効果を発揮できるのです。
なぜ、多くのWebマスターがページ数とSEOに関係があると考えてしまうかというと、実は昔のSEOはページ数が増えるだけでSEO効果を発揮することができていたのです。
従来のGoogleは、コンテンツの品質を把握することができなかったので、ページ数が多いホームページの方が、詳しい内容になっていると判断をして、自然と検索結果で上位に表示させている傾向がありました。
しかし、現在は、コンテンツの品質を完璧ではありませんが、ある程度は見ることができるようになっているので、ユーザーにとって価値のないページ数が多いホームページと言うのは、検索結果で上位表示させる意味がないと判断されています。
つまり、現在のSEOでは、ページ数ではなく、ユーザーに価値あるページ数が重要になっています。
ただし、ページ数が1ページであっても効果が出ると言うことはなく、ライバルサイトのページ数によって必要なページ数を判断していくことが重要になります。
ページ数を増やすことでSEO効果が出る理由
ページ数が増えることでなぜSEO効果が出ることがあるのかを解説します。
関連性の向上
ページ数を増やすことによって、関連性が高まり、作成したページと関係するページのSEO効果が高まります。
例えば、当社で言えば、トップページで【ホームページ制作 大阪】で上位表示を狙っているのですが、サブページでホームページ制作に関するページ数を増やすことで、ドメイン自体に関連性が生まれ、トップページの検索順位が高まります。
現在SEOのためにページ作成を行っている会社の多くが、この関連性の向上を狙っていると思われます。
被リンクを獲得できる
新しいページを作成することで、該当のページに被リンクが集まる可能性があります。
Googleは被リンクを人気投票と考えて、被リンク数が多いホームページのSEO効果を高めています。
ただし、短期間で集中的に増えることではなく、ドメイン全体で少しずつ増え続けることを重視しているので、ページ数が多い方が継続して被リンクされる可能性が高まるのです。
ページ数を増やすことでSEO難易度が高まる理由
ページ数を増やすことには、SEOメリットだけではなく、大きなデメリットも抱えており、逆に難易度を高めてしまう結果になります。
品質を保てなくなる
昨今のGoogleは、品質を重視してSEO効果を定めています。
ページ数が多いホームページは、ページ作成の速度を重視しているので、高い品質のページを作成することができなかったり、時間の経過とともに品質が劣化したページをリライトすることも難しくなります。
つまりGoogleがSEO効果を与えたいページを作成することができないので、どんなに関連性を高めたとしても、期待通りの結果になることがないのです。
関係がないキーワードで上位表示されてしまう
ページ数が多いホームページは、低品質なケースが多く、Googleがページでどんな主張をしているかが見えなくなるので、関係がないキーワードで検索結果に表示される可能性が高いです。
この関係がないキーワードで上位表示されてしまうと、サイト全体のテーマがぼやけてしまうので、狙ったキーワードでのSEO効果を落としてしまう可能性が高くなります。
関係がないキーワードで上位表示されているホームページと言うのは、Googleサーチコンソールを監視して、関係がないキーワードで検索結果に表示されたページから、該当のキーワードを抜く作業が大量にあるので、新規ページ作成やリライトを行うことが難しくなってしまいます。
これまでさまざまなホームページに対して、SEOサービスを提供してきましたが、この関係がないキーワードで上位表示されてしまっているホームページほど、SEO難易度が高いと感じます。
ページ数とSEOの正しい考え方
ページ数とSEOを解説しましたが、では具体的にどのようにして考えれば良いかを解説します。
SEOキーワードで上位表示を実現しているホームページの平均ページ数
ホームページで上位表示を狙っているキーワードでGoogle検索を行い、上位10サイトのページ数をカウントして、その平均ページ数がSEO効果を発揮するためのページ数になります。
Google検索の方法は、10のホームページに対して、【site:https://www.sevendesign.biz/ "ホームページ制作"】というように、【site:(ドメイン名) "上位表示キーワード"】で検索を行います。
そして、検索ボックスの下部にある「ツール」をクリックすると、右側に該当のホームページに何ページあるかが表示されます。
どんなに良質なページを作成していたとしても、情報量で負けていれば、SEO効果を発揮できる可能性が低くなるので、自社が上位表示を狙っているキーワードで上位表示を実現しているホームページのページ数までは作成するようにしましょう。
作成するページは、上位表示を狙っているキーワードに関連した内容になり、関係性がないページを作成してもSEO効果を得ることはできません。
SEO目的でページを作成する必要はない
SEOのためにページを作成することは絶対に辞めましょう。
SEOのためにページを作成したとしても、検索順位が高まることはないので、ホームページで集客したい検索クエリに対してのみページ作成を行うことが大切です。
SEOのために作成されたページは、低品質になる可能性が高かったり、さらにはページを公開した後、SNSを使って宣伝したりすることもないので、SEOでマイナス評価を受けてしまう可能性が高くなります。
そのため、不用意なページ作成は行う必要はなく、もしWebマスターに時間があるのであれば、SNSでページの宣伝をしたり、既存ページの品質が高まるリライトを行ったほうが、高いSEO効果を発揮します。
Googleの認識ページ数を増やすことが大切
ページ数を増やす際には、Googleが認識しているページ数を増やしましょう。
どんなに多くのページを作成したとしても、Googleがページの存在に気が付いていなければ、SEOで評価されることがありません。
Googleが認識しているページのことをインデックスと言い、インデックスとSEOについての詳細はこちらからご確認ください。
ページ数とSEOの関係のまとめ
ページ数とSEOの関係性について解説しました。
まだまだSEOのために不用意にページ数を増やしているホームページは多く見られますが、今は良くても、サイト全体でページ数が多くなりすぎてしまい、SEO効果が落ちたときに、大きなデメリットになってしまう可能性が高いです。
ページ数とSEOって関係があるの?とお思いの方の参考になれば幸いです。