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オーガニック検索とは?上位表示でアクセスを増やすメリット
SEOに取り組んでいるWebマスターであれば、オーガニック検索という言葉をご存じだと思います。
オーガニック検索は自然検索とも呼ばれ、検索エンジンの検索結果に表示される一般的なホームページへのリンクのことを言います。
当ページでは、オーガニック検索とは何かや、ダイレクト検索とリスティング広告との違い、オーガニック検索からのアクセス数を増やすメリット、上位表示にはSEOが必要な点、分析するためのツールを紹介します。
目次
オーガニック検索とは
オーガニック検索とは、自然検索やナチュラル検索とも呼ばれることがあり、検索エンジンの検索結果に表示される一般的なホームページへのリンクのことを言います。
検索結果には、オーガニック検索と広告の2つが表示されており、広告の検索結果には、左上に「スポンサー」と記載があるので、それが広告になっていると認識しましょう。
オーガニック検索での順位を上げるためには、SEOと呼ばれる手法があり、昨今ではテクニックによるSEOではなく、良質なホームページへと育てることで、自然と検索順位を高めることが可能です。
オーガニック検索とダイレクト検索の違い
オーガニック検索とダイレクト検索の違いについて調べている方が多いので、オーガニック検索とダイレクト検索の違いを紹介します。
オーガニック検索とダイレクト検索は、まったく異なるものではなく、オーガニック検索の中にダイレクト検索が表示されています。
ダイレクト検索の解説ページで多くの方が紹介しているのが、Yahoo!Japanの検索結果になり、Yahoo!Japanで【今日の天気】と検索をするとオーガニック検索にダイレクト検索が表示されます。
このように、Yahoo!Japanのホームページにあるコンテンツが、オーガニック検索に表示されることをダイレクト検索と呼ぶのです。
オーガニック検索とリスティング広告の違い
オーガニック検索と、リスティング広告の表示の違いは、上記のキャプチャーのように検索結果にスポンサーと書かれているものがリスティング広告になり、それ以外がオーガニック検索の結果になります。
ここまでは簡単に理解できるのですが、ではオーガニック検索とリスティング広告は、どちらも検索エンジンに表示されるコンテンツになり、どのような違いがあるのでしょうか。
検索順位の決定方法
オーガニック検索もリスティング広告も、どちらも検索キーワードに対して適切なページが表示されますが、検索順位の決定法に違いがあり、オーガニック検索ではページの品質の高さが見られ、リスティング広告は金額と広告の質(品質スコア)によって定められます。
検索結果での表示位置
検索結果での表示位置は、リスティング広告に出稿すると、オーガニック検索の上部に表示されるケースが多く、オーガニック検索で1位を獲得したときよりも、多くの見込み顧客をホームページへと集客することができます。
ただし、検索クエリによっては、オーガニックサーチの下位に表示されることもあり、この基準は出稿しているホームページの数によって定められています。
オーガニック検索からのアクセスを増やすメリット
オーガニック検索からのアクセスを増やす4つのメリットを紹介します。
上位表示ができれば安定して見込み顧客を集客し続けれる
オーガニック検索の最大のメリットと言っても良いのが、上位表示ができれば安定して見込み顧客を集客し続けることができるという点です。
検索エンジンは、定期的に検索順位を決定するアルゴリズムの改善を行っていますが、それらはすべてスパム行為を行っているホームページが対象になり、検索順位が引き下げられています。
そのため、スパム行為を行っていないホームページであれば、ころころと検索順位が変わることがなく、一度上位表示を実現してしまえば、その後に運営を行わなかったとしても、中長期的に上位表示をキープすることが可能です。
検索エンジンユーザー数が多い
インターネットで調べ物を行う際には、多くの方が検索エンジンを使い、調べたい内容を検索します。
2022年9月の記事ですが、インターネットを活用したマーケティングとDX支援会社のナイルによると、70%以上のインターネットユーザーが調べ物を行う際には、GoogleやYahoo!、Bingの検索エンジンを利用します。
すなわち、オーガニック検索からのアクセスを増やすことによって、多くの見込み顧客が調べ物を行う際に、ホームページへとアクセスしてくれる可能性が高くなっており、ホームページの集客対策として高い効果を発揮できる可能性があります。
オーガニック検索は無料
オーガニック検索とリスティング広告を比較したときに、オーガニック検索は無料ですが、リスティング広告では予算が必要になります。
オーガニック検索では、狙ったキーワードで上位表示を行う必要はありますが、上位表示を行うためには、Webマスターが各ページに訪れたユーザーに価値あるコンテンツを提供する努力をするだけになるので、お金がかかる心配はありません。
さらに、昨今のリスティング広告は予算が高くなっている傾向も見られるので、集客に予算を使いたくない企業にとっては大きなメリットになっています。
オーガニック検索からの集客はコンバージョン数が高い
検索ユーザーは、自分の悩みや課題を検索クエリにする傾向があります。
そのため、検索クエリに対して最良のアンサーを提示することによって、オーガニック検索で上位表示を実現できるようになったり、高いコンバージョン率を獲得することができるのです。
また、検索エンジンは、1ページに対して1つの検索クエリで検索結果に表示させるのではなく、本文で利用されているさまざまな検索クエリで上位表示をさせています。
すなわち、良質なページであるほど、多くの検索クエリで上位表示されることを意味するので、多くのコンバージョン数の獲得を実現することができます。
オーガニック検索で上位表示するにはSEOが必要
オーガニック検索で上位表示するにはSEOが必要です。
SEOには内部SEOと外部SEOの2つがあり、それぞれについて紹介します。
内部SEO
内部SEOには以下の対策があります。
- 各ページで適切な上表示キーワードを選定する
- 内部リンクの設計
- 魅力的なページタイトルの作成
- コンテンツの質と量を高める
- スマートフォンへの最適化
- ページスピードを高める
- より高い品質にするためのリライト
内部SEOは、お客さまだけで実行することは難しいので、ホームページ制作会社やSEO会社のサポートを受けることがおすすめです。
外部SEO
外部SEOとは、ドメインが異なる他のホームページからの被リンクを増やすことを言います。
被リンクが多くなることで、検索エンジンがホームページにあるすべてのページを発見することができるようになったり、リンク数が多いホームページは人気があると判断されて、検索順位を高めることが可能です。
ただし、昨今の検索エンジンは、自作自演で低品質な被リンクをどんなに集めても無効化しており、さらには過剰すぎる場合は手動ペナルティを与えているので、良質なコンテンツを作成して、ナチュラルリンクの獲得に力を入れましょう。
オーガニック検索を分析するツール
オーガニック検索を分析するために必要な2つのツールを紹介します。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールとは、Googleがホームページに関わるすべての方に対して、SEOを行う上で必要になる情報を提供してくれている無料ツールです。
Googleサーチコンソールを実装して、検索パフォーマンス>検索結果をクリックすることで、オーガニック検索での検索クエリを確認することが可能です。
それぞれの検索クエリに対して、オーガニック検索でのクリック数や表示回数、CTR、平均掲載順位を確認することができるので、適切な数値になっていない場合は、ページのリライトを行うことで、オーガニック検索での検索順位を高めることが可能です。
検索順位チェックツール
検索順位チェックツールを利用することで、多くのキーワードでの検索順位を計測することが可能です。
当社がおすすめする検索順位チェックツールはGRCになっており、無料だと1ドメイン10キーワードまでになるのですが、有料だとプランによって異なり、もっとも高いアルティメットプランでは無制限で利用することができます。
GRCを活用して、さまざまなキーワードがオーガニック検索で何位に表示されているかを分析することで、コンテンツのリライトに役立てることができます。
もちろん、GRC以外にも優れた検索順位チェックツールは多くあるので、自社が扱いやすいツールを利用することがおすすめです。
オーガニック検索のまとめ
オーガニック検索とは何かや、ダイレクト検索とリスティング広告との違い、オーガニック検索からのアクセス数を増やすメリット、上位表示にはSEOが必要な点、分析するためのツールを紹介しました。
オーガニック検索とは、検索エンジンの検索結果に表示されるリスティング広告を除いた結果のことを言い、オーガニック検索での順位を高めることで、成約率の高い多くの見込み顧客を集客することができます。
オーガニック検索って何?とお思いの方の参考になれば幸いです。