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スパムメールの対策に役立つreCAPTCHAの導入法

ホームページを制作すると、企業によってはスパムメールが大量に届くことがあります。当社の事例では、運営中やホームページリニューアルをきっかけに、1日100件以上のスパムメールが送られてくるケースがありました。このような問題に対する効果的な対策として、Googleが提供するreCAPTCHAの導入が挙げられます。

本ページでは、reCAPTCHAの概要と導入方法について詳しく解説します。

reCAPTCHAとは

reCAPTCHAのホームページの画像

reCAPTCHAは、Googleが提供するホームページへのスパムメールを防止するためのツールです。

問い合わせフォーム上にある「私はロボットではありません」というチェックボックスを見たことがある方も多いと思いますが、それがreCAPTCHAです。

このツールを実装すると、手動によるスパムメールは防げませんが、一般的に多くのホームページで発生するスパムメールはbotによって送信されるため、botを使ったスパムを排除できます。

ちなみに、「私はロボットではありません」というチェックボックスは、最新版のreCAPTCHA v3では表示されず、バックグラウンドで自動的に処理されるので、ユーザーの操作性を損なう心配はありません。

なお、reCAPTCHAはほとんどのホームページでは無料で利用できますが、月間のリクエスト数が100万回を超えると有料プランが適用されるため注意が必要です。

reCAPTCHAの導入法

制作実績をもとにreCAPTCHAの導入プロセスをご紹介します。

バージョンを選定

reCAPTCHAには3つのバージョンがあり、それぞれに特徴があります。

  • reCAPTCHA v3
  • reCAPTCHA v2
  • reCAPTCHA v2 invisible

reCAPTCHA v2やreCAPTCHA v2 invisibleでは、チェックボックスの選択や画像認証が表示されることがあります。一方、reCAPTCHA v3は、ユーザーの操作をもとに自動的に人間かbotかを判断してくれるため、ユーザーの手間を減らすには最適です。

ただし、必ずしもv3である必要はなく、自社の要件に応じてバージョンを選定してください。

登録とAPIキーの取得

reCAPTCHAをホームページに導入するには、Googleでの登録とAPIキーの取得が必要です。

reCAPTCHAの公式ページで登録を行い、サイトキーとシークレットキーを取得します。登録は特に難しくないため、このページでは詳細を省略しますが、登録方法が不明な場合は【reCAPTCHA 登録方法】と検索すると、多くのガイドが見つかります。

登録が完了すると、サイトキーとシークレットキーが表示されるので、それを記録しておきましょう。

ホームページに実装

APIキーを取得したら、次はホームページへの実装です。 現在、多くのホームページはWordPressで制作されているため、WordPressでの手順を紹介します。

WordPressのプラグインContact Form 7は、reCAPTCHAと統合できるため、このプラグインを使用することを推奨します。ちなみに、他のプラグインを使用している場合は、Contact Form 7に変更してください。

WordPressの管理画面から「コンタクトフォーム > インテグレーション」にアクセスし、「インテグレーションのセットアップ」をクリックします。 表示されたページで、サイトキーとシークレットキーを入力し登録します。

WordPress以外のホームページでも、専用のタグをヘッダーや問い合わせフォームに追加することでreCAPTCHAを実装できます。ただし、その場合は、ホームページ制作会社に相談することをおすすめします。

翌日の問い合わせを確認

reCAPTCHAの実装が完了したら、翌営業日にスパムメールの減少を確認してください。

実際に、複数の制作実績でreCAPTCHAを導入した結果、1日に100件以上届いていたスパムメールが0件に減少したケースが多く見られました。もし、スパムメールが引き続き届く場合は、設定の誤りや手動で送信されている可能性が考えられるため、ホームページ制作会社に相談することをおすすめします。

reCAPTCHAの導入法のまとめ

reCAPTCHAは、Googleが提供するスパムメール対策のツールで、問い合わせフォームに導入することで、botによるスパムメールを大幅に削減できます。

導入には、自社に適したバージョンを選び、Googleで登録してAPIキーを取得する必要があります。その後、WordPressやその他のCMS、カスタムサイトに実装し、設定を完了します。 WordPressユーザーはContact Form 7などのプラグインを使うことで、簡単にreCAPTCHAを導入できます。

その他のホームページでも、専用のタグを追加すれば対応が可能です。

導入後はスパムメールが減少しているか確認しましょう。問題があれば、設定を見直したり、ホームページ制作会社に相談すると良いでしょう。

適切な導入で、スパムメールの悩みを効果的に解消できます。

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