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検索エンジンとは?歴史や種類、シェア、仕組み、集客法を解説
ホームページを制作したら、検索エンジンに対する知識を持っておくことは重要です。
検索エンジンを理解することで、ホームページの集客力を高めることができるのですが、多くの会社では検索エンジンに依存した集客対策を行い、高い成果を実現しています。
当ページでは、検索エンジンとは何かや、歴史、種類、日本におけるシェア、仕組み、集客法を解説します。
目次
検索エンジンとは
検索エンジンとは、ユーザーが検索ボックスに入力したキーワードに対して、インターネットに公開しているホームページの中から、関連性の高いホームページをリストアップして、一覧表示してくれるホームページのことを言います。
検索エンジンがあることで、ユーザーはインターネットを快適に利用することが可能になり、検索エンジンを利用すれば、知りたい情報をすぐに得ることができます。
検索エンジンの歴史
2006年ごろまでの検索エンジンは、ディレクトリー型が主流でしたが、ディレクトリー型は、人間がホームページの登録を行わなくてはならなかったり、トップページしか登録ができないなどの問題がありました。
そのため、2006年以降はロボット型検索エンジンが主流になり、ロボット型は、人の手を介することなく、プログラムを使って、ユーザーの検索ワードに関連したページを表示させてくれます。
さらに、ロボット型検索エンジンが紹介するページは、トップページだけではなく、下層ページも紹介してくれるので、検索ユーザーが知りたいコンテンツが掲載されているページへとダイレクトに訪問することができます。
このように、検索エンジンは、ユーザーが利用しやすい仕組みへとアップグレードを繰り返しています。
日本国内の検索エンジンの種類
日本国内で主要な検索エンジンの種類を解説します。
Googleは、日本だけではなく、世界でも人気が高い検索エンジンです。
Googleは、Google Pixelというスマートフォンや、Google Pixel Tabletというタブレットを製造・販売していて、パソコンだけでも人気が高い検索エンジンなのに、スマートフォンとタブレットでも多くのユーザーを獲得しています。
そのため、当然ですが世界でもっともシェアの高い検索エンジンになり、多くのWebマスターやSEO会社がGoogleの検索順位を決定するアルゴリズムを解析しようと頑張っていますが、複雑すぎて、どの会社もまだ理解ができていません。
ただ、Googleの発言や、これまで当社が制作してきたホームページを見る限りは、テクニックに頼るのではなく、ユーザーファーストのホームページであれば、自然と検索順位を高めることができています。
Bing
Bingは、Microsoftが提供する検索エンジンです。
日本国内の検索エンジンのシェアとしては2位にランクインしており、Googleには大きく差をつけられていますが、海外では利用者数が多い検索エンジンになっています。
また、Bingは、Windows PCを購入したら、デフォルトでMicrosoft edgeというブラウザがインストールされているのですが、Microsoft edgeのデフォルトの検索エンジンがBingになっています。
Yahoo!Japan
Yahoo!Japanは、LINEヤフー株式会社が提供する検索エンジンです。
Yahoo!Japanは、Googleの検索アルゴリズムを採用しているので、多少の誤差はありますが、ほぼGoogleと同じ検索結果になっています。
ただ、2024年の5月に、Yahoo!JapanはGoogleの検索アルゴリズムの利用を辞めるといった情報も出ていましたが、結局のところは断念したようです。
そのため、後数年は、Yahoo!JapanとGoogleの検索結果はイコールになってきます。
2024年7月の日本における検索エンジンのシェア
2024年7月の日本における検索エンジンのシェアを紹介します。
パソコン
2024年7月のパソコンでの検索エンジンのシェアは上記のようになります。
70.5% | |
Bing | 22.6% |
Yahoo!Japan | 5.71% |
Other | 1.19% |
Google利用者数が圧倒的に多い結果になっていますが、当社がこのデータを確認して驚いたのが、Bingの利用者数が22.6%もあることです。
こちらは、当社が設立された2010年10月の日本国内の検索エンジンのシェアになるのですが、Bingは2.04%しかなく、この14年の間に大きくシェアを伸ばすことに成功しています。
そのため、今後は、Bing SEOを行うために、Bingウェブマスターツールの活用を推奨するSEOサービスの提供も考えなくてはならないのかも知れません。
スマートフォン
2024年7月のスマートフォンでの検索エンジンのシェアは上記のようになります。
85.54% | |
Yahoo!Japan | 12.28% |
Bing | 0.84% |
Other | 1.34% |
スマートフォンにおいても、Googleのシェアが圧倒的に高く、85.54%になり、2位はYahoo!Japanの12.28%、3位がBingの0.84%になります。
やはりGoogle PixelやGoogle Pixel Tabletを利用しているユーザーが、そのまま初期ブラウザのGoogle検索を利用していることが想定されるので、パソコンよりもスマートフォンの方が、Googleのシェアは大きくなっています。
検索エンジンの仕組み
検索エンジンがどのようにして検索結果を表示させているのかの仕組みを解説します。
クロール
検索エンジンは、自動情報収集プログラムのクローラーを利用して、インターネットに公開されているホームページのコンテンツをデータベースに格納しています。
検索エンジンは、インターネットに公開されているホームページを検索結果に表示させているのではなく、クローラーがコンテンツをデータベースに格納させなければ、検索結果に表示されることはありません。
クローラーは、ページに訪れた際に、サイト全体のコンテンツを収集してくれることはなく、訪れたページのわずかなコンテンツをデータベースに持ち帰っています。
つまり、クローラーが1度訪問しただけでは、1,2行のテキストで検索順位が決定しているので、クローラーを集客する対策を行う必要があり、そのために利用ができるのがリンクです。
クローラーはリンクを辿って、さまざまなホームページにアクセスをしているので、外部サイトから被リンクを受けることで、クローラーの訪問回数が増えたり、内部リンクを充実させることで、クローラビリティが高まり、さまざまなページをクロールしてもらえるようになります。
インデックス
クローラーがデータベースに持ち帰ったコンテンツは、そのまま検索結果に表示されるわけではなく、コンテンツの品質を精査して、インデックス(登録)するかを決定します。
インデックスとは、検索エンジンに登録されることを意味していて、どんなにクローラーを集客できていたとしても、コンテンツの品質が低いと、インデックスされることはなく、検索結果に表示されません。
そのため、現在では、多くのホームページが検索エンジンの検索結果に表示させるために、サイト全体のコンテンツの品質を高めるリライトに取り組んでいます。
ランキング
インデックスされたページは、検索エンジンに解析され、どの検索キーワードで表示させるのかや、何位にランキングされるのかが定められます。
このランキングにおいて大切なポイントは、検索キーワードに対して、サイト全体でボリュームが多いことと、個々のページの品質が高いことの2点になります。
つまり、Webマスターが検索エンジンンの検索結果で上位にランキングさせるには、ライバルサイトと同じくらいのページ数を作成して、さらにライバルサイトよりも良質でなければならないのです。
検索エンジンを使ったホームページの集客法
検索エンジンを使ったホームページの集客法を解説します。
SEO
一般的な検索結果に表示されたホームページのことをオーガニック検索と言い、オーガニック検索で検索順位を高める対策をSEOと言います。
SEOは、ライバルサイトとの競争になるので、ライバルサイトと似たページ数を作成したり、サイト全体の品質の高めたり、他のホームページから紹介されることが大切です。
SEO対策については、検索順位の計測が大切になり、検索順位とは何かや計測法などを紹介しているページがあるので、あわせてご覧ください。
ローカルSEO
ローカルSEOとは、特定の地域やエリアでビジネスを展開している企業や店舗が、地域内の検索結果で上位に表示されるように最適化するSEO手法です。
Googleマップや「近くの◯◯」といったローカル検索に対応するため、Googleビジネスプロフィールの活用や地域に関連したキーワードの選定が重要です。これにより、地域住民などのターゲット層にリーチしやすくなります。
リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleとYahoo!Japanの広告枠のことを言います。
SEOやローカルSEOのように無料ではありませんが、リスティング広告は、予算が続く限りは、広告枠に表示されるようになるので、即効性のある集客対策として多くの会社が利用をしています。
また、リスティング広告を出稿する際には、ランディングページの作成が必要になり、ランディングページがあるとないとでは、広告の費用対効果が大きく変わってきます。
検索エンジンのまとめ
検索エンジンについて解説しました。
ホームページの集客対策として、検索エンジンは絶対に外すことができないので、Webマスターは当ページの内容をしっかりと理解しましょう。
検索エンジンって何?とお思いの方の参考になれば幸いです。