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検索クエリとは?検索キーワードとの違いや分類を解説
ユーザーが、検索エンジンの検索ボックスに入力するキーワードのことを検索クエリと言います。
検索クエリはSEOやリスティング広告で重要になり、検索クエリを理解したコンテンツ作成で、検索順位やコンバージョン率の向上に繋がります。
当ページでは、検索クエリとは何か、検索キーワードとの違い、分類について、確認する方法、分析法、活用法を解説します。
目次
検索クエリとは
検索クエリとは、検索エンジンの検索ボックスに入力されたキーワードのことです。
クエリは、ラテン語の 「Querie」に由来し、「尋ねる」や「質問する」という意味になり、検索クエリはユーザーが検索エンジンに対して質問することを指します。
SEO効果を向上させるには、検索クエリを調査し、質問に対する回答をコンテンツとして提供することが重要です。
検索クエリと検索キーワードの違い
検索クエリと検索キーワードを混同されがちですが、それぞれ異なる概念です。
検索クエリは、ユーザーが実際に検索したキーワードを指し、誤字や脱字、表記の揺れも異なるキーワードとして認識されます。
しかし、検索キーワードは、ユーザーをターゲティングするために用いる単語や語句になり、キーワード単体で見たときにでも、意味が分かるように、誤字や脱字、表記の揺れが改善されています。
少し分かりづらいかも知れないので、以下の表をご覧ください。
検索クエリ | 検索キーワード |
SEO対策の考え方 SEO対策の方法 SEO対策とは 検索エンジン対策 |
SEO 対策 |
ホームページ制作法 魅力的なホームページ制作 Webサイト作成のポイント hオームページ制作 |
ホームページ 制作 |
検索クエリを整理したものが検索キーワードで、この違いを理解することで、SEOやリスティング広告で効果的な対策が行えます。
検索キーワードについて詳しくは、検索キーワードとは?のページで解説しています。
検索クエリの分類
検索クエリには3つの分類があり、それぞれを解説します。
インフォメーショナルクエリ
インフォメーショナルクエリとは、ユーザーが1つ以上のホームページを閲覧して、情報を収集したい場合に利用される検索クエリです。
例えば、【ラーメン 人気】や【パンケーキ 作り方】、【就活 いつから】などの情報を探しているユーザーが利用する検索キーワードがインフォメーショナルクエリに該当します。
一般的に企業のホームページでは、インフォメーショナルクエリで集客対策を行い、訪れたユーザーに対して、自社の商品やサービスの魅力を伝えることで、コンバージョンの獲得を狙います。
ナビゲーショナルクエリ
ナビゲーショナルクエリとは、特定のホームページを閲覧したいときに利用される検索クエリです。
例えば、【セブンデザイン】や【pinterest】、【Googleマップ】などがナビゲーショナルクエリになります。
ナビゲーショナルクエリは、そのホームページだけを見たいと考えていることが多いので、コンバージョン率が高い傾向があり、取りこぼさずに集客したい検索クエリと言えます。
トランザクショナルクエリ
トランザクショナルクエリとは、商品の購入や問い合わせなど具体的なアクションを行いたいユーザーが利用する検索クエリです。
商品名や会社名で検索するユーザーはもちろんですが、【飲み物 通販】や【引っ越し 業者】、【画像 ダウンロードサイト】なども含まれ、SEOとしてもリスティング広告としても、上位表示の難易度が高い検索クエリになります。
ただ、トランザクショナルクエリの組み合わせは無数にあり、その中でライバルサイトが注力していない検索クエリで、SEOやリスティング広告に取り組めば、コンバージョンに繋げやすいお宝検索クエリと言えます。
検索クエリの確認法
一般的に利用されている可能性が高いGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスで検索クエリを確認する方法を紹介します。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールを利用することで、SEOでの検索クエリを確認できます。
Googleサーチコンソールにアクセスして、検索パフォーマンス>検索結果をクリックします。
上部にグラフが表示されていますが、少し下にスライドをすると、クエリとページ、国、デバイス、検索での見え方、日付というタブがあり、クエリをクリックします。
その下には、検索クエリと検索クエリごとのクリック数、表示回数、CTR、掲載順位が掲載されています。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスでは、SEOとリスティング広告の検索クエリを確認できますが、当社ではリスティング広告の出稿を行っていないため、リスティング広告の場合のキャプチャー画像はありません。
GoogleアナリティクスでSEOの検索クエリを確認するには、レポート>Search Console>クエリをクリックすると、検索クエリごとのアクセス数や表示回数、クリック率、平均掲載順位を確認できます。
ただ、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの連携を行っていないと表示されず、連携法は、Googleアナリティクスとは?のページで解説しているので興味があればご覧ください。
また、リスティング広告では、レポート>集客>キーワード>有料検索から検索クエリが確認できます。
検索クエリの分析法
検索クエリを見て、なぜユーザーがそのクエリで検索を行ったのかを分析しましょう。
当ページでは、4つの検索クエリ分析法を紹介します。
Googleサジェストの利用
Googleサジェストとは、Google検索において、ある特定の検索クエリに対して、検索クエリを含む別の検索クエリをGoogleが提案してくれる機能のことを言います。
こちらは、【検索クエリ】のサジェストになるのですが、種類やキーワードの使い方、調べ方などが含まれていて、多くのユーザーが気になっているリストです。
このサジェストを確認することで、ユーザーがどのような意図で、【検索クエリ】で検索したかを推測することが可能になり、良質なコンテンツ作成の参考として活用できます。
SEOを行っているホームページでは、サジェストの活用が必須になるので、当ページをご覧の機会に利用してはいかがでしょうか。
検索結果の確認
検索結果には、関連性の高い検索として、複数の検索クエリが表示されます。
これらも検索クエリを分析する際には重要なリストになっており、関連性の高い検索からも、ユーザーがなぜその検索クエリを利用したかを推測することができます。
SNS検索
SNS検索を利用することで、検索クエリの分析が可能です。
例えば、Xで分析したい検索クエリで検索して、話題のツイートを上から順番に読むことで、その検索クエリでユーザーがどのような内容を理解したがっているかや、興味・関心があるかを分析することができます。
特にBtoC企業の場合は、ホームページではなく、SNSだけを利用している見込み顧客の数が多いので、サジェストよりもSNS検索の方が重要になっている可能性が高いです。
Q&Aサイトを活用
ユーザーが書き込みができるフォーラムやQ&Aサイトを確認すれば、検索クエリを分析することができます。
例えば、Yahoo!知恵袋で特定の検索クエリを入力すると、その検索クエリに関連したユーザーの質問が表示され、その内容を読むことで、検索意図を推測することができます。
検索クエリの活用法
検索クエリ活用法を紹介します。
SEOでの活用法
検索クエリを調査・分析することで、SEOに効果的な質の高いコンテンツを作成できます。
自社のホームページに訪れている検索クエリを確認して、適切なランディングページが検索結果に表示されているのかや、さらには分析結果で調べたユーザーが気になるコンテンツを該当ページに追加したり、不要なコンテンツを削除することによって、そのページの品質を高めることが可能です。
また、単に上位表示を実現するだけではなく、ユーザーの意図を踏まえたページになることで、高いコンバージョン率を実現することもできます。
リスティング広告での活用法
リスティング広告で検索クエリを確認して分析することで、広告文言の調整やランディングページの改善が行えるようになります。
リスティング広告は、集客自体に予算がかかっているので、広告をクリックした訪問者が適切にコンバージョンへと誘導しなくてはならず、広告文言だけではなく、必ずランディングページの改善も行いましょう。
また、対策の打ちようがない検索クエリは、出稿キーワードから除外することで、リスティング広告の費用対効果を高めることが可能です。
検索クエリのまとめ
検索クエリについて解説しました。
検索クエリを把握して分析することは、SEOを行っているやリスティング広告に出稿しているホームページでは必須と言えます。
検索クエリについて理解を深めるための参考になれば幸いです。