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SEOの網羅性とは?高め方や制作実績で高めた事例を解説
SEOの網羅性を高めることで、狙った検索キーワードで上位表示が可能です。
SEOの網羅性を高めるには、適切な調査や対策が必要で、無計画にページやコンテンツを増やしても期待する効果は得られません。
本記事では、SEOの網羅性の概念やサイト全体と個別ページの違い、SEO効果を向上させる方法、独自性の重要性、成功事例を詳しく解説します。
目次
SEOの網羅性とは
SEOの網羅性とは、検索ユーザーのニーズをサイト内で十分に満たし、必要な情報を提供することです。
網羅性が高いほど、検索エンジンはそのホームページを評価し、検索順位が上がりやすくなり、SEOにおいて、網羅性は非常に重要な要素と言えます。
例えば、Google検索を使って、【パンケーキの作り方】と検索をしたときに、パンケーキの作り方を紹介するページがランキングされます。
SEOの網羅性では、単にパンケーキの作り方を紹介するだけではなく、検索ユーザーの中には、「必要な材料や調理器具も知りたい」と考える方もいて、さまざまなニーズに対して答えることが必要です。
SEOの網羅性にはサイト全体と個別ページがある
SEOの網羅性には、サイト全体と個別ページの2つのアプローチがあります。
例えば、当サイトでは、トップページで【ホームページ制作】で上位表示を狙っているからと言って、トップページにホームページ制作に関するコンテンツを網羅させる必要はありません。
検索エンジンは、各ページでタイトルに関連する内容を詳細に説明することを推奨し、タイトルと無関係なコンテンツは、別ページで公開することでSEOにプラスの影響を与えます。
つまり、個別ページのSEOの網羅性とは、タイトルに関連する内容を網羅することです。
サイト全体でのSEOの網羅性とは、タイトルに関係がなかった内容は別ページを作成することで、作成したページと関連した内容のページのSEO効果を高められることを言います。
これを理解せずに進めると、無駄に長いページが増え、SEO効果が低下するリスクがあります。
SEO効果が出る網羅性の高め方
SEO効果が出る網羅性の高め方を解説します。
各ページごとに上位表示を目指すキーワードを1つ選定する
SEOの網羅性を高めるには、サイト全体のページで上位表示を狙う検索キーワードを1つ定めましょう。
選定した検索キーワードに焦点を当てたページを作成することが必要で、これがないと複数のページで類似のコンテンツを繰り返してしまう可能性があります。
似た内容のページを作成すると、キーワードカニバリゼーションが発生してしまい、サイト全体のSEOに悪影響が出てしまう恐れがあります。
検索意図を考える
SEOにおいて、網羅性を高めるために重要な要素の一つが検索意図を理解することです。
検索意図とは、ユーザーがキーワード検索で何を求めているかを示します。
例えば、ユーザーが「パンケーキの作り方」と検索した場合、求めているのは単にレシピだけでなく、「初心者向けの簡単なレシピ」や「ふわふわに仕上げるコツ」など、さまざまなニーズが考えられます。
検索意図を把握するためには、上位表示を狙っているキーワードで検索をして、10位までのホームページがどのような文章を作成しているかを調査します。
Webマスターがユーザーの検索意図に応えることができるコンテンツと判断をすれば、参考にすることで、網羅性の高いページが作成できる可能性が高まります。
サジェストキーワードを利用
サジェストキーワードとは、Google検索で、検索ボックスに調べたい文言を入力すると、自動的に表示される検索候補のことを言います。
サジェストキーワードは、検索回数や検索ユーザー数が多いフレーズがリストアップされるので、SEOの網羅性を高めるためには必須と言っても良いでしょう。
ただし、1ページにすべてのサジェストキーワードを利用する必要はなく、ページタイトルと関係がないものは、別ページのコンテンツとして掲載するようにしましょう。
関連キーワードを利用
関連キーワードとは、Googleの検索結果に表示される候補フレーズのことを言います。
関連キーワードは共起語や同義語、検索されたキーワードで上位表示を実現しているホームページがよく利用しているフレーズなどが並ぶため、SEOの網羅性を高めるために重要です。
キーワードプランナーを利用
Googleが、リスティング広告出稿のために提供しているキーワードプランナーを利用することで、関連するキーワードやそれぞれの月間平均検索ボリュームを知ることができます。
キーワードプランナーを利用して、コンテンツを作成することで、SEOの網羅性を高めることが可能です。
AIライティングツールを利用
上記のツール以外にも調べる方法があり、それがAIライティングツールの利用です。
例えば、ChatGPTを使って、以下のような質問をすることで、適切な回答を行ってくれます。
単に見出しだけではなく、それぞれの見出しに対する文章も依頼できるので、効率よくSEOの網羅性の高いページを作成することができます。
AIライティングツールを利用する際には、生成された文章が低品質な可能性があるため、公開前に必ずリライトを行いましょう。
SEOの網羅性には独自性も含まれる
SEOの網羅性には、独自性も含まれていることを理解しましょう。
昨今のSEOでは、E-E-A-Tが重要と言われており、E-E-A-TとはExperience(経験)とExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trust(信頼性)の頭文字を取った略語です。
ここで着目したいのが、経験になっており、自社の経験が含まれておらず、一般的な内容しか書かれていないページでは、どんなに網羅性を高めても、SEO効果を発揮することができません。
検索ユーザーは一般論だけでなく、独自のコンテンツを求めています。
独自性のあるページはSEO評価を向上させるため、網羅性に独自性を加えることが欠かせません。
制作実績でSEOの網羅性を検索順位を高めた事例
制作実績でSEOの網羅性で検索順位を高めた事例を解説します。
サイト全体の網羅性を高めたカナダ留学サイト
サイト全体の網羅性で高いSEO効果を発揮したのがカナダ留学サイトです。
カナダ留学サイトでは、プログラムや学校から探す、留学体験談、スタッフブログを利用して、カナダ留学についてのコンテンツを網羅しています。
主に更新しているのがスタッフブログで、カナダ留学に関連した日記を公開していて、スタッフブログのアクセス数が高くなっています。
もちろん、【カナダ留学】などの検索順位も少しずつ向上しており、カナダ留学に関する情報が網羅されているホームページになってきた結果です。
現在、Googleから1日あたりの訪問者数は約400人ですが、継続的に運営を行うことで、さらなるSEO効果が期待できます。
ページの網羅性で高い効果を出した鍼灸治療院
個別ページでの網羅性が高く下層ページのSEO効果が高いのが鍼灸治療院のホームページです。
鍼灸治療院サイトは、ページ数が少ないので、トップページのSEO効果はまだ出ていませんが、下層ページのSEO効果が高く、1日にGoogleから500人前後を集客できています。
ページ数は65ページしかないのですが、制作実績の中でも、群を抜いて高いSEO効果を発揮しています。
これは鍼灸師が良質なページ作成を継続した結果で、今後、新規ページを増やすことで、さらなるSEO効果が期待できます。
SEOの網羅性のまとめ
SEOの網羅性について解説しました。
SEOの網羅性とは、検索ユーザーが求める情報が網羅され、さらに独自性が加わった状態を指します。
SEOの網羅性って何?とお考えの方の参考になれば幸いです。