- 公開日: 最終更新日:
サイト内検索とは?ホームページに導入する方法やメリットを解説
サイト内検索を利用することで、多くのページ数があるホームページであっても、ユーザーが探しているコンテンツがどのページにあるかが分かるので、訪問者の利便性を高めることができます。
サイト内検索は、ユーザーが自発的にサイト内検索を利用するケースと、会社がホームページに導入するケースの2つがあります。
当ページでは、サイト内検索とは何かや、ホームページに導入するメリット、ホームページに導入する方法、注意点、ユーザーがサイト内検索を行う方法を解説します。
目次
サイト内検索とは
サイト内検索とは、ホームページにあるページを絞り込むことができる機能のことを言い、ユーザーが探しているコンテンツに直接アクセスすることができるので、サイト内検索を実装することで、ホームページの利便性を高めることができます。
サイト内検索には、会社がホームページに導入するケースと、ユーザーが自発的にサイト内検索を利用するケースの2つがあります。
ページ数が少ない会社であれば、ホームページに導入する緊急性は低くなり、ユーザーが探しているコンテンツが見当たらなければ、自発的にサイト内検索を行ってもらっても良いでしょう。
しかし、ページ数が多い会社は、必ずホームページに導入することが推奨され、ユーザーの利便性を高めることで、ホームページのコンバージョン率を高めなくてはなりません。
サイト内検索をホームページに導入するメリット
サイト内検索をホームページに導入するメリットを解説します。
ホームページのユーザビリティが高まる
ホームページにサイト内検索を導入することで、ユーザビリティを高めることができます。
サイト内検索を利用してもらうことで、訪問者が探しているページの候補を表示することができるので、ユーザーが求めているページへとスムーズに移動することができます。
ユーザーがスムーズにサイト内を行き来できるようになれば、求めているページが存在していないと勘違いをして離脱してしまうことを回避したり、満足度や信頼性、滞在時間の向上に繋げることができます。
昨今のホームページでSEO効果や高いコンバージョン率を獲得するためには、ユーザーが求めている以上のコンテンツを提供することが大切になるので、サイト内検索の実装は必須と言っても良いでしょう。
ちなみに、ユーザビリティって何?とお思いの方は、ユーザビリティとは?のページで解説しています。
ユーザーの興味・関心を知ることができる
Googleアナリティクスなどのアクセス解析を閲覧することで、訪問者がサイト内検索で、どんなキーワードや項目で検索を行ったかを知ることができます。
また、出口率を見れば、そのキーワードに対する適切なコンテンツがなかったことも予測できます。
このように、ホームページの運営会社は、サイト内検索を利用することで、ホームページの訪問者が何を求めてアクセスしてきているのかのユーザーの興味・関心を知ることができたり、その興味・関心に対してページを作成できているかの効果測定が行えます。
この効果測定を行うことで、効果的なホームページ運営の指針を立てることができるので、より高い成果を実現できるホームページへと成長させることが可能です。
コンテンツ管理の効率を高めることができる
サイト内検索を導入することで、Webマスターのコンテンツ管理の効率を高めることができます。
- 古くなったコンテンツの発見
- 重複コンテンツの発見
- 内部リンクを設置するページの発見
サイト内検索を利用して、上記の3点を調査することで、効率よくホームページのSEO効果やコンバージョン率を高めることができます。
サイト内検索をホームページに導入する方法
サイト内検索をホームページに導入する方法を解説します。
ホームページに導入したサイト内検索には、フリー入力と選択式の2つがあります。
フリー入力とは、当ブログの上部にある検索ボックスのことを言い、ユーザーが気になるキーワードで検索を行うと、そのキーワードを利用しているページがリストアップされます。
一方、選択式とは、制作実績のカナダ留学を支援するホームページの留学体験談で利用しており、Webマスターが定めた項目に対して選択を行うことで、絞り込み検索が行えます。
自社のホームページには、どちらのタイプが良いか、あるいは両方かを検討してから導入しましょう。
WordPressサイトの場合
WordPressサイトであれば、Search Everythingなどのプラグインを利用することがおすすめです。
WordPressのプラグインは設定法が簡単になっているので、プラグインをインストールすれば、すぐに導入することができると思います。
どうしても導入や設定法が分からない場合は、有名なプラグインであれば、プラグイン名で検索を行うことで、多くのホームページが紹介しています。
Googleが提供するプログラム可能な検索エンジンを利用
プログラム可能な検索エンジンとは、無料と有料プランがあるサイト内検索システムのことを言います。
プログラム可能な検索エンジンは、Googleが提供をしており、安全性や信頼性は高いサイト内検索システムになっており、多くのホームページが利用しています。
無料プランを利用すると、検索結果に広告が表示されてしまうので、会社のホームページには不向きになり、どうしても利用したい場合は、低価格な有料プランを利用しましょう。
導入や設定法も手軽に行えるシステムですが、分からない場合は、当サイトのプログラム可能な検索エンジンとは?のページからご確認ください。
サイト内検索サービスを利用
多くの会社が、GENIEE SEARCHなどのサイト内検索サービスを提供しています。
プログラム可能な検索エンジンよりは高くなりますが、機能性はもちろんサポートも充実しているサイト内検索サービスとなっています。
ただし、最低でも月額1万円以上、一般的には3万円くらいの予算が必要になってくるので、導入する際には機能性や得たいメリットなどをしっかりと検討してから導入しなくてはなりません。
サイト内検索をホームページに導入する際の注意点
サイト内検索をホームページに導入する際の注意点を解説します。
検索結果にはnoindexを設定する
サイト内検索の結果ページにはnoindexを設定しましょう。
noindexとは、Googleに該当ページをSEO評価から外すための設定のことを言い、すなわちサイト内検索の結果ページに設定することで、Googleがサイト内検索の結果を認識しなくなります。
サイト内検索をindexに設定していると、逆SEOと呼ばれる手法を行う方がいて、サイト内検索の結果ページに大量の被リンクを行われてしまいます。
サイト内検索の結果ページに大量の被リンクが付いてしまうと、Googleが認識するページ数が増えるので、一時的に検索順位が高くなりますが、検索結果ページは品質がそれほど高くないので、ある日突然検索順位を落としてしまいます。
そのため、サイト内検索をホームページに導入する場合は、必ず検索結果にはnoindexを設定しましょう。
HTMLコード内の文字は検索結果に出てこない
サイト内検索は、HTMLコード内にあるコメントタグやメタタグなどの情報から検索結果に表示してくれることはないと理解しましょう。
サイト内検索が表示してくれるのは、ページの本文で利用しているキーワードになり、すなわちユーザーが見ているホームページの情報をベースに検索結果に表示させています。
PDFを検索してもらう際の注意点
PDFをサイト内検索の結果に表示させる場合は、インラインのPDFをアップロードしましょう。
アウトラインは、文字そのものが画像になっているので検索結果に表示されることはなく、インラインは文字は文字としてPDFに保存されているので、検索結果に表示させることができます。
ユーザーがサイト内検索を利用する方法
ユーザーがサイト内検索を行う方法を解説します。
検索コマンドを利用
Google検索で、【site:(URL) (キーワード)】で検索を行えば、ホームページでキーワードを利用したページのリストが表示されます。
URLの箇所は、サイト全体であればトップページのURLを入力し、ディレクトリ単位であればディレクトリのトップページのURLを入力します。
この検索結果は、Googleにインデックスされていないページは表示されていないや、ヘッダーやフッターなどの全ページ共通コンテンツでキーワードを利用していても、表示されるので、この結果が必ずしも正しいとは言い切れません。
ブラウザで検索
サイト内検索ではなく、ページ内検索ですが、ブラウザ検索を利用すれば、そのキーワードが利用されている箇所をすぐに見つけることができます。
ブラウザでページを開いた状態で、WindowsであればCtrl+F、MacであればCommand+Fを利用することで、右上にキーワード入力欄が出てくるので、そこにキーワードを入れれば、該当するキーワードに色が付きます。
サイト内検索のまとめ
サイト内検索について解説しました。
ホームページの運営を行う会社は、ページ数が多くなればなるほど、サイト内検索を導入する重要性が高くなり、適切に導入することで、ホームページの利便性を高めることができます。
サイト内検索って何?とお思いの方の参考になれば幸いです。