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サブドメインとは?作る理由やメリット、デメリット、活用事例
新たなホームページを制作する際に、サブドメインを利用することで、予算や手間を減らすことができます。
ホームページに詳しくないと、「サブドメインって何?」とお思いのWebマスターも多いと思います。
当ページでは、サブドメインとは何か、作る理由、メリット、デメリット、企業の活用事例を解説します。
目次
サブドメインとは
サブドメインとは、メインで使用しているホームページとは少し異なるコンテンツを作成する際に利用するドメインのことを言います。
ドメインについて詳しくは、ドメインとは?のページをご覧ください。
例えば、当サイトだと、「sevendesign.biz」というドメインでホームページ制作などのビジネスに直結する内容を公開しています。
そして、当社がブログ運営を行いたいと思った場合の選択肢として、サブディレクトリとサブドメインの活用のどちらがユーザーにとって便利かを考えなくてはなりません。
サブディレクトリとは、本ドメインの下に設置され、URLは「https://sevendesign.biz/blog/」になり、ホームページと同じWebデザインで制作されることが一般的です。
サブドメインとは、本ドメインと異なり、URLが「https://blog.sevendesign.biz/」になり、異なるWebデザインで制作することが多いです。
つまり、ユーザーがそのコンテンツに何を求めているかで使い分けることが重要で、Webデザインを変更すべきか、または同じかで判断されることが一般的です。
ちなみに、サブドメインは、レンタルサーバー会社のコントロールパネルから作成することができ、現在の仕様だと、無制限で作成できる会社が多くなっています。
サブドメインを作る理由
サブドメインを作る理由を解説します。
SEO効果を少しだけ共有できる
サブドメインを利用することで、本ドメインとSEO効果を共有することができます。
新規ドメインでホームページを制作すると、ドメインパワーが0からの出発になってくるので、SEO効果を発揮するには多くの時間がかかります。
ちなみに、ドメインパワーとは、ホームページが上位表示しやすいかを判断するための指標になります。
つまり、サブドメインは、初めから効果が発揮しやすい状態で、ホームページを運営することができるので、良質なコンテンツ作成を行っていれば、早くSEOで成功することができます。
本ドメインと少し異なる内容でホームページが制作できる
SEOで高い成果を実現するには、サイト全体のテーマの統一が重要です。
例えば、飲食店で、「飲食業界ニュース」というコンテンツを作成すると、テーマが広すぎることと、検索エンジンから会社ではなくニュースサイトと認識される恐れがあるので、SEOとしては良い状態ではありません。
飲食店のホームページであれば、「メニュー」や「こだわり」などのビジネスと関連する内容でなくてはならないのです。
しかし、飲食業界ニュースなどを公表したいと考えるWebマスターもいると思われ、そういった場合にサブドメインを利用することで、検索エンジンに異なるホームページと認識させることができます。
費用をかけずに複数サイトが制作できる
サブドメインは、レンタルサーバー会社のコントロールパネルから、無制限で作成できることが一般的です。
つまり、新たなホームページを制作したい場合に、ドメインやサーバー費用をかける必要がないのです。
ただし、レンタルサーバー会社によっては、サブドメインの作成に制限が設けられているケースもあるので、自社が契約している会社のホームページから確認を行いましょう。
ちなみに当社が利用することが多いエックスサーバーであれば、機能一覧ページに無制限と記述があります。
サブドメインのメリット
サブドメインを利用するメリットを解説します。
サイトイメージの一貫性を保てる
サブドメインを利用することで、サイトイメージの一貫性を保つことができます。
サブドメインは、本体サイトと異なる内容で公開されるので、訪問者が知りたい情報以外のコンテンツを目にすることがなくなったり、最適なWebデザインで作成できるようになるので、ユーザーの印象を1つに統一することができます。
また、サイトイメージの一貫性を保つことで、SEO効果の向上を実現することができます。
Webブランディングに繋がる
サブドメインを利用して、1つのテーマに特化したホームページを制作することで、Webブランディングに繋げることができます。
訪問者のニーズは細分化されているからと言って、さまざまなテーマについて書かれているホームページほど、ユーザーの記憶に残りづらくなってしまいます。
しかし、サブドメインで細分化されたコンテンツを作成することで、「〇〇について調べるならこのホームページ」と認識されるようになるので、Webブランディングを実現することができます。
ドメイン費用がかからない
先述している通り、サブドメインには、ドメイン費用がかかりません。
ドメインの管理がしやすくなる
サブドメインは、本ドメインに紐づいて派生されています。
そのため、本ドメインを管理していれば、サブドメインの更新漏れなどが発生することはありません。
また、1つのドメインで、さまざまな内容を書いていると、ページ数が増えるにつれて、どんなコンテンツがあるのかを把握することができなくなり、探すのにも多くの時間がかかります。
しかし、細分化されたサブドメインであれば、Webマスターも内容を覚えやすく、ページ数が少ないので、スムーズにサイト全体の確認が行えるようになり、管理のしやすさが大きく向上します。
サブドメインのデメリット
サブドメインのデメリットを解説します。
独自ドメインの悪影響を受ける恐れがある
本体のホームページがSEO評価を下げると、サブドメインも引っ張られて、悪影響を受ける恐れがあります。
例えば、本体のホームページがGoogleペナルティを受けてしまうと、サブドメインも検索結果に表示されなくなる可能性が高くあります。
そのため、サブドメインで複数のホームページを制作している場合は、通常よりもGoogleペナルティを意識して、ユーザーに価値あるコンテンツを作成するようにしなくてはなりません。
Googleからドメイン貸しと認識される恐れがある
サブドメインを利用していると、Googleからドメイン貸しと認識される恐れがあります。
ドメイン貸しとは、例えば、医療系アフィリエイトを行っている方が、大きな病院のサブドメインを借りして、そこでホームページを制作することを言います。
Googleからドメイン貸しであることがばれなければ、高いSEO効果を発揮することができるのですが、ヘルプフルコンテンツアップデート以降、多くのホームページがペナルティを受けています。
そのため、サブドメインでホームページを制作する際には、どの会社が運営しているかを分かりやすく打ち出したり、品質の低いコンテンツを作成しないように注意しなくてはなりません。
SSL証明書の発行に費用がかかる
サブドメインに、SSL証明書を利用しようとすると、発行に費用がかかります。
サブドメインとは言え、異なるドメインになっているので当然ですが、SSL証明書を利用している会社は注意しなくてはなりません。
サブドメインの活用事例
サブドメインの活用事例を解説します。
本ドメイン | サブドメイン |
Yahoo!Japan | Yahoo!オークション |
KIRIN | キリンのQ&A |
楽天市場 | 楽天おすすめ特集 |
どのホームページを見ても、本ドメインと関連性が低いコンテンツはサブドメインとして公開しており、さらにはWebデザインも変更しています。
同じWebデザインだとユーザー目線を追及できているとは言えないので、テーマごとにサブドメインを活用することで、SEO効果はもちろん、コンバージョン率も高めることが可能になります。
サブドメインのまとめ
サブドメインについて解説しました。
作成したいコンテンツとホームページのテーマが異なるユーザーニーズの場合は、サブドメインを利用して、Webデザインを変更することで、高いコンバージョンを獲得できます。
さらに、ドメインごとにテーマが共通されているホームページの方がSEO効果も高まります。
サブドメインって何?とお思いのWebマスターの参考になれば幸いです。