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URLの変更や削除でSEOはどうなる?リスクと対策
Webサイトの運営では、URLの変更や削除が必要になる場面があります。例えば、サイトリニューアルやドメイン移管、ブログのURL変更など、さまざまなケースが考えられます。しかし、適切な対応をしないと、検索エンジンが混乱し、SEO評価が下がるリスクもあるため注意が必要です。
このページでは、URLの変更や削除がSEOにどのような影響を与えるのかを解説し、リスクを最小限に抑えるための対策について紹介します。サイト管理を担当する方にとって、URL変更や削除の対応は重要な課題のひとつです。URLの変更や削除を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
検索エンジンはURLをベースにSEOを評価する
検索エンジンは、コンテンツの品質、被リンク、内部リンク構造、インデックス状況など、SEOに関わる多くの要素をURLを基準に分析・評価しています。
例えば、コンテンツの評価は、そのURLに紐づいたテキスト、画像などの情報をもとに決定されます。
また、被リンクもURLごとにカウントされるため、URLの変更や削除を適切に処理しないと、評価の引き継ぎがされずにSEO上のデメリットが発生します。
さらに、内部リンク構造もURLを基準に検索エンジンがクロールし、サイト全体の関連性を判断します。適切にリンクが張られていれば、重要なページの評価が高まりやすくなりますが、URLが変更されると内部リンクの評価も変化するため注意が必要です。
このように、検索エンジンはURLを単なるアドレスとしてではなく、Webページの評価基準として活用しているため、URLの変更や削除を行う際は、SEOへの影響を考慮した対応が欠かせません。
URLの変更や削除がもたらすSEOリスクと影響
URLの変更や削除は、サイトの利便性を改善する目的で行われることがあります。しかし、適切な対策を取らずに実施すると、検索エンジンがページを正しく認識できなくなり、SEOに悪影響を及ぼすことがあります。ここではURLの変更や削除がもたらすSEOリスクと影響を解説します。
検索エンジンの混乱
検索エンジンは、URLをもとにページを認識し、インデックスを作成しています。しかし、URLが変更・削除されたりすると、検索エンジンはこれまでの情報と一致しない状態になり、混乱を引き起こすことがあります。
例えば、削除したURLが検索結果に表示され続けてクリックしてもページが存在せず、404エラーが発生するケースがあります。また、検索エンジンが旧URLと新URLを別のページと認識し、それぞれを独立したページと見なして評価を分散させてしまうことも考えられます。
このような状況が続くと、インデックスの処理が遅れたり、検索順位が下がる原因となります。
404エラーによる評価の低下
URLを削除した場合、該当のページにアクセスしようとしたユーザーは404エラーに遭遇することになります。
この状態が長く続くと、ユーザーエクスペリエンスの低下につながります。訪問者が必要な情報を得られず、サイトの信頼性が下がることで、結果的にSEO評価にも影響を与えます。
また、検索エンジン側でも、大量の404エラーが発生しているサイトは適切に管理されていないと判断され、サイト全体の評価が下がる可能性があります。
さらに、検索エンジンのクローラーがエラーページを何度もクロールしようとすると、無駄なリソースを消費し、他の重要なページのクロールが遅れることもあります。
検索エンジンは意図的に削除されたページの404エラーを問題視しませんが、適切な対応をしないまま放置するとSEO上のリスクが高まります。
バックリンクの喪失
外部サイトからの被リンクは、検索エンジンがページを評価する上で重要な要素の一つです。しかし、URLを変更したり削除したりする際に適切な対応を行わないと、被リンクの評価が引き継がれず、SEOに悪影響を与えることになります。
例えば、変更・削除前のURLに対して外部サイトがリンクを張っていた場合、URLが変更されることでそのリンクが無効になり、検索エンジンの評価から外れてしまう可能性があります。また、リンク切れを起こすことで外部サイトの管理者がリンクを削除してしまい、被リンク自体が減ってしまうことも考えられます。
被リンクはサイトのSEO評価に大きく関わるため、URLを変更・削除する際は慎重に対応する必要があります。
URLの変更や削除時に必要なSEO対策
URLの変更や削除を適切に行わないと、検索エンジンがページを正しく認識できなくなり、SEO評価の低下につながる可能性があります。これを防ぐためには、サイト管理者が適切なSEO対策を講じることが重要です。ここでは、URLの変更や削除時に行うべき対策を解説します。
カスタム404ページの作成
URLを変更・削除すると、該当ページにアクセスしようとしたユーザーは404エラーに遭遇することになります。何も設定を行わなければ、単調なエラーページを目にすることになり、そのまま離脱する可能性が高くなります。カスタム404ページを作成することで、ユーザーに適切な案内を提供し、離脱を防ぐことができます。
例えば、サイト内の他のページへのリンクを掲載したり、検索機能を設置することで、ユーザーが目的の情報にたどり着きやすくなります。また、カスタム404ページがあることで、検索エンジンが削除されたページを意図的なものと判断し、適切に処理できるようになります。
301リダイレクトの設定
URLを変更・削除した場合、適切なリダイレクト設定をしなければ、検索エンジンは新しいURLと旧URLを別のページとして扱い、評価が分散する可能性があります。これを防ぐために、301リダイレクトを設定し、新しいURLへ確実に転送されるようにすることが重要です。
301リダイレクトを設定することで、旧URLのSEO評価を新URLへ引き継ぐことができ、検索順位の下落を防ぐ効果が期待できます。また、ユーザーもブックマークや外部リンクを経由して旧URLにアクセスした際に、自動的に新しいページへ移動できるため、利便性が向上します。
内部リンクの修正
URLを変更・削除した場合、サイト内の内部リンクも修正する必要があります。内部リンクが旧URLのままだと、回遊性が低下し、検索エンジンのクローラーが新しいURLを正しく認識できない原因になります。
特に、ナビゲーションメニュー、記事内リンク、パンくずリストなどの内部リンクを見直し、適切なURLへ修正することが重要です。また、不要なリンク切れを防ぐために、サイト全体のリンク構造を確認し、適切なリダイレクト設定と合わせて対応することが求められます。
外部サイトからの被リンクへの対応
被リンクはSEO評価を決定する重要な要素ですが、URLの変更や削除を適切に処理しないと、これまで獲得していた被リンクの評価を失ってしまう可能性があります。
まず、301リダイレクトを設定することで、旧URLに向けられた被リンクの評価を新しいURLに引き継ぐことができます。さらに、特に重要な被リンクがある場合は、リンクを掲載している外部サイトの管理者に連絡し、新しいURLへ修正してもらうことも有効です。
リンク切れを起こしたまま放置すると、外部サイト側でリンクが削除されることもあるため、適切な対応を心がけることが大切です。
Googleサーチコンソールでエラーを確認
URLの変更や削除を行った後は、Googleサーチコンソールを活用して、エラーが発生していないかを確認することが重要です。カバレッジレポートをチェックすれば、インデックス状況や404エラー、301リダイレクトの処理が正しく行われているかを把握できます。
カバレッジレポートでは、削除したページが404エラーになっているか、301リダイレクトが正しく設定されているかを確認できます。
見つかりませんでした(404)のステータスを確認して、不要なページが削除されているか、必要なページまで誤って削除されていないかを精査することができます。また、301リダイレクトを適切に行えているかをチェックするために、リダイレクトがありますという表示があるかを確認します。
エラーを放置すると、検索エンジンがサイトを適切にクロールできなくなったり、評価が分散したりする可能性があります。カバレッジレポートを定期的に確認し、問題があれば迅速に修正することで、SEOへの悪影響を最小限に抑えましょう。
URLの変更や削除に関するよくある質問
URLの変更や削除を行う際に、どのように対応すればSEOへの影響を抑えられるのか、多くの人が疑問を持ちます。ここでは、よくある質問について紹介します。
ドメイン移管の場合はどうすれば?
ドメイン移管を行う際は、検索エンジンに新しいドメインを適切に認識させ、SEO評価を維持するための対策が必要です。
まず、301リダイレクトを設定し、旧ドメインから新ドメインへ転送することが重要です。これにより、旧ドメインに蓄積されたSEO評価が新ドメインに引き継がれ、検索エンジンのインデックスもスムーズに行われます。
また、Googleサーチコンソールのアドレス変更ツールを活用することで、Googleに対してドメイン移管を正式に通知できます。アドレス変更ツールは、設定画面内にあります。
さらに、内部リンクや外部リンクの修正も行い、新しいドメインが正しく評価されるようにしましょう。
サイトリニューアルの場合はどうすれば?
サイトリニューアル時にURLの構造が変更されると、検索エンジンが新しいURLを正しく認識できず、SEO評価が低下する可能性があります。
そのため、可能な限り既存のURLを変更せずにリニューアルすることが理想的です。URLを維持することで、検索エンジンがインデックスを継続し、既存のSEO評価を引き継ぐことができます。
もし、URLを変更する場合は、旧URLと新URLの対応関係をリスト化し、適切な301リダイレクトを設定することが重要です。また、内部リンクの修正も忘れずに行い、新しいURLへ正しく誘導されるようにしましょう。
サイトリニューアルではデザインや機能の変更に注力しがちですが、SEOを維持するためにはURLの変更を最小限に抑え、必要に応じて301リダイレクトを活用することが重要です。
リダイレクトはいくら増やしても良いの?
リダイレクトの設定数には制限はありませんが、多用しすぎるとクローラーの負荷が増加し、適切にページが評価されなくなる可能性があります。特に、リダイレクトチェーンになると、検索エンジンのクロール効率が悪化し、SEO評価が分散してしまうことがあります。
適切なリダイレクトのルールとして、できるだけ直接新しいURLへ転送するようにし、無駄なリダイレクトを増やさないことが推奨されます。また、リダイレクト後のURLが正しくインデックスされているか、サーチコンソールで確認することも重要です。
まとめ:URLの変更や削除は慎重に対応を
URLの変更や削除は、適切な対策を行わなければSEOに悪影響を及ぼします。検索エンジンがページを正しく認識できなくなると、検索順位の低下やトラフィックの減少につながる可能性があります。
リダイレクトの設定、内部リンクの修正、Googleサーチコンソールでの確認など、必要な対応を行うことで、SEOリスクを最小限に抑えることができます。
URLを変更・削除する際は慎重に判断し、サイトの評価を維持できるよう適切な対応を心がけましょう。