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ユーザーフレンドリーなホームページとは?特徴や事例を解説
ホームページ制作やSEOに取り組んでいると、必ず一度は耳にするユーザーフレンドリーという言葉。
昨今では、ホームページを制作することが当たり前の時代になっているので、多くのライバルサイト数が存在しており、ユーザーフレンドリーなホームページでなければコンバージョンが獲得できなくなっています。
当ページでは、ユーザーフレンドリーなホームページとは何かや、特徴、事例を解説します。
目次
ユーザーフレンドリーなホームページとは
ユーザーフレンドリーなホームページとは、訪問者にとって、ホームページが分かりやすく扱いやすいかどうかを表している言葉です。
例えば、ホームページにアクセスすると、すぐにどんな特徴を持った商品やサービスを提供しているのかが分かったり、ページ間の移動がスムーズに行える、コンテンツがユーザーニーズに応えることができていることなどを言います。
また、単に分かりやすく扱いやすいかどうかだけではなく、直感的に理解できるというポイントも重要で、長々と説明をしなくても、感覚的にユーザーが適切なアクションを行えることも大切です。
昨今においては、ビジネスを行うのであれば、ホームページを制作することが当たり前の時代になっているので、多くのライバルサイト数が存在しており、ユーザーフレンドリーなホームページでなければ成果を出せないとまで言われることがあります。
消費者の購買行動になるAISCEASの法則に見られるように、昨今のユーザーは、必ずライバルサイトと比較しているので、ユーザーが扱いづらいホームページでは絶対に成果を出すことができないのです。
そのため、ホームページ制作や運営では、ユーザーフレンドリーを意識することが大切と言われています。
ユーザーフレンドリーなホームページの特徴
ユーザーフレンドリなホームページの特徴を解説します。
スマートフォン対応
昨今のホームページにおいては、パソコンよりもスマートフォンを利用してアクセスするケースの方が多くなっています。
総務省が公表したインターネット利用端末の種類(個人)を見ると、68.5%がスマートフォンを、48.1%がパソコンを利用していることが分かります。
また、こちらは、制作実績の赤岩治療院さまのホームページに導入したGoogleアナリティクスの結果になり、治療院であるためスマートフォンユーザー数が多いことは予測されていましたが、スマートフォンが84.9%、パソコンが13.3%、タブレットが1.8%という結果になります。
さらに、当社のようなBtoB企業でも50%前後がスマートフォンユーザーになっています。
そのため、ユーザーフレンドリーなホームページとするには、レスポンシブWebデザイン作成が必須になっており、スマートフォンユーザーが扱いやすいホームページとすることが大切です。
ターゲットが明確
ユーザーフレンドリーなホームページとするためには、ターゲットを明確に定める必要があります。
ホームページのターゲットは、ペルソナ設計を行い、顧客になる可能性が高い架空のターゲットを定め、その方に向けたWebデザインやコンテンツ作成を行うことで、ユーザーフレンドリーなホームページとなります。
ターゲットが分からずにWebデザインやコンテンツ作成を行うと、訪問者が見たときに、「このホームページに自分が求めているコンテンツがあるの?」と思ってしまい、離脱される恐れがあります。
シンプルなレイアウトを採用
ユーザーフレンドリーなホームページとするためにはシンプルなレイアウトを採用することが大切です。
ユーザーフレンドリーには、操作マニュアルがなくても利用が可能という内容も含まれているので、複雑なレイアウトのホームページだとユーザーは直感的にホームページを利用することができません。
そのため、ユーザーフレンドリーなホームページとするためには、シンプルなレイアウトを採用して、ユーザーが扱いやすく魅力的に感じるレイアウトとすることが大切です。
視覚的に魅力のあるWebデザイン
ユーザーフレンドリーなホームページでは、視覚的に魅力のあるWebデザインを作成しましょう。
視覚的に魅力のあるWebデザインとするためには、ユーザーニーズに応えるために、Webデザインの方向性を定めたうえで、パララックスなどのデザイン手法を活用することが大切です。
どんなに優れたWebデザインであったとしても、ユーザーニーズに応えることができないWebデザインでは成果を出せないので、方向性をしっかりと定めたうえで手法を活用しましょう。
ユーザー導線を考える
ユーザーフレンドリーなホームページではユーザー導線の検討も大切です。
ホームページは1ページで完結するものではなく、複数ページで完結することが当たり前になっているので、関連した別ページへと訪問者を誘導することで、ユーザーが期待する以上の情報提供が行えます。
ユーザー導線の最適化では、グローバルナビゲーションを最適化したり、適切な内部リンクを設置することが重要になり、ユーザーが移動しやすく、期待以上のコンテンツを提供できるリンクを設置しましょう。
見ているページの階層が分かりやすい
昨今のホームページでは、トップページが入口になるよりも、下層ページが入口になるケースの方が多いです。
そのため、下層ページを入口にしたユーザーの立場に立って、現在見ているページがサイト全体で見たときにどの階層にあるかが分かるパンくずリストを設置しましょう。
ユーザーフレンドリーなホームページへと成長させるために、パンくずリストを設置することで、ユーザーが見ているページの階層が分かりやすくなり、そのページの理解度を高めることが可能です。
定期的にアクセス解析を利用する
ユーザーフレンドリーなホームページとするためには、訪問者の足跡がチェックできるアクセス解析を利用しましょう。
Googleアナリティクス | Googleが提供するアクセス解析 |
Googleサーチコンソール | Googleが提供するSEO分析ツール |
Microsoft Clarity | Microsoftが提供するヒートマップ |
上記のアクセス解析は、すべて無料で利用することが可能になるので、ユーザーフレンドリーなホームページを目指している方は、導入することをおすすめします。
ユーザーフレンドリーなホームページの事例
制作実績からユーザーフレンドリーなホームページの事例を紹介します。
カナダへの留学支援を行う会社のホームページ
BtoCの事例を紹介します。
カナダへの留学支援を行う会社のホームページでは、メインのターゲットが大学生になり、シンプルな構成やレイアウトを採用しつつ、Webデザインで楽しみを与えることができるホームページを制作しました。
特にトップページでは、他のページでは利用されていないフォントを利用したり、ユーザーが楽しみながらホームページを閲覧できる複数の仕組みを導入しています。
また、トップページ以外はお客さまで更新ができるようにしており、運営の中で誤字・脱字の改善や表現が分かりづらい箇所をリライトできるようにして、ユーザーフレンドリーの追求を行っています。
もちろん、ユーザーフレンドリーを実現できたホームページとなっているので、問い合わせや資料請求、申込みの数は期待以上とお喜びをいただいています。
インクジェット印刷を行う会社のホームページ
BtoBの事例を紹介します。
インクジェット印刷を行う会社のホームページでは、WebデザインはBtoBらしさを打ち出しつつ、多くのテキストを利用するのではなく、箇条書きや画像を利用して、直感的に分かりやすいホームページを意識しました。
また、トップページのファーストビューを見れば、提供しているサービスが分かるという点も魅力になっており、多くのユーザーがトップページのメイン画像内のリンクを利用して、求めているページへと移動してくれています。
もちろん、サイト全体としてユーザーフレンドリーを意識したホームページとなっているので、多くの問い合わせを獲得することができています。
双子用抱っこ紐を販売するネットショップ
ネットショップの事例を紹介します。
双子用抱っこ紐を販売するネットショップでは、ターゲットが双子育児を行う女性になっており、子供が見ても楽しめるWebデザインの作成を行いました。
また、単にWebデザイン性を意識しているだけではなく、安全に双子用抱っこ紐を利用してもらうために必要な情報をすべて公開しています。
そのため、比較的に文字数は多くなってしまいましたが、それでもユーザーの読みやすさを意識して、お客さまと一緒になって何度も調整を行っています。
こちらのネットショップは、シングルページとスタッフブログのみになりますが、お客さまはもちろん当社の想定以上の成果を実現できており、ユーザーフレンドリーなホームページ制作に成功した事例となっています。
ユーザーフレンドリーなホームページのまとめ
ユーザーフレンドリーなホームページについて解説しました。
現在は、ホームページを制作することが当たり前の時代になっているので、ライバルサイト数の多さから、ユーザーフレンドリーなホームページでなければ成果を出せないとまで言われています。
ユーザーフレンドリーなホームページって何?とお思いの方の参考になれば幸いです。