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WordPressとは?始め方や機能、料金、ホームページ例を紹介

ホームページ制作を考える際に、多くの人が選択肢に入れるのがWordPressです。WordPressは、個人ブログから企業のホームページまで幅広く利用されているCMSで、世界中で多くのサイトがこのプラットフォームを採用しています。

本記事では、WordPressとは何か、無料版と有料版の違い、基本的な機能やメリット・デメリットを解説します。また、WordPressを使ってホームページを作る方法についても触れています。

WordPressで作ったホームページの事例を知りたいや、WordPressの始め方を知りたいと考えている方に向けた内容です。これからWordPressを使ってホームページを作ろうと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

WordPressとは

WordPressは、ホームページやブログを作成・運営できるCMSです。

世界中で多くの企業や個人が利用しており、コーポレートサイトやネットショップ、オウンドメディアなど、さまざまなWebサイトの制作に活用されています。

WordPressの特徴は、デザインや機能を自由にカスタマイズできることです。初心者でも簡単にページを作成でき、拡張性が高いため、企業のホームページ制作に適しています。また、ページの編集や管理がしやすく、長期的な運用を考えたホームページ制作に向いている点も、多くの企業が採用する理由の一つです。

WordPressの2つの種類と料金

WordPressには、WordPress.orgとWordPress.comの2種類があります。どちらも同じCMSですが、提供されるサービスや料金体系が異なります。それぞれの違いを理解し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

無料のWordPress.org

WordPress.orgサイトの画像

WordPress.orgは、自由度の高いオープンソースのCMSです。公式サイトから無料でダウンロードでき、自分でドメインとサーバーを用意して運用します。特に、カスタマイズ性や拡張性を求める人に適した選択肢です。

WordPress.org自体は無料で利用できますが、サイト運営には独自ドメインとサーバーの契約が必要です。ドメイン取得費用は年間1,000円~10,000円、レンタルサーバーの利用料は月額500円~3,000円ほどかかります。年間の運用コストはおよそ1万円前後が目安です。

このように初期設定に多少の手間とコストがかかるものの、自由にデザインや機能をカスタマイズできる点が大きな魅力です。広告も表示されないため、ビジネス向けのサイトや長期的な運用を考えている人に最適です。

ちなみに当ページでは、WordPress.orgについて紹介しています。

有料プランのWordPress.com

WordPress.comサイトの画像

WordPress.comはサーバー管理が不要なクラウド型のWordPressです。公式サイトでアカウントを作成すればすぐに利用開始できるため、初心者でも手軽にWordPressを試せるのが特徴です。

現在は有料プランのみになっており、独自ドメインは利用できますが、パーソナルプランだとサイトに広告が表示されるという制限があります。カスタマイズ性も低く、プラグインや独自のテーマを使うことはできません。

そのため、本格的なサイト運営をする場合は、ビジネスプラン以上を選ぶ必要があります。ビジネスプラン以上ではプラグインやテーマの導入ができ、高度なデザインカスタマイズも可能になります。

例えば、個人ブログや簡単な情報発信を目的とするならパーソナルや低価格のプランでも十分ですが、企業サイトや本格的な運営を考えるならビジネスプラン以上の契約が必要になります。

料金は以下になります。

プラン 料金 特徴
パーソナル 400円/月 独自ドメインが利用可能
プレミアム 800円/月 デザインカスタマイズ機能が利用可能
ビジネス 2,500円/月 プラグインやテーマの導入が可能、商用利用向け
コマース 4,500円/月 オンラインショップ向けの機能が充実
エンタープライズ 25$/年 セキュリティやデータドリブンの機能を追加

WordPressのメリット

WordPressは、世界中で多くの人に利用されている人気のCMSです。自由度の高さや管理のしやすさから、初心者から経験者まで幅広く活用されています。ここでは、WordPressを選ぶメリットを紹介します。

無料で利用ができる

WordPress自体は無料で提供されているため、誰でも気軽に始めることができます。

ただし、実際にサイトを公開するには、独自ドメインの取得やサーバーの契約が必要です。そのため、完全に無料で運営できるわけではありませんが、有料のCMSと比べると、低コストで運用できる点が大きな魅力です。

簡単に機能追加ができる

WordPressは、プラグインを利用することで機能を簡単に拡張できます。

例えば、問い合わせフォームの設置、画像ギャラリーの追加、SEOの強化など、必要な機能を追加することで、より使いやすいサイトを作ることができます。 詳しくは、WordPressのプラグインとは?で解説しています。

管理画面が使いやすい

WordPressは、直感的に操作できる管理画面を備え、専門知識がなくても簡単にページ作成や編集が可能です。

記事の投稿や画像の追加も、数クリックで行えるため、スムーズに操作できます。

SEO対策に強い

WordPressは、検索エンジンに最適化されやすい構造になっています。

記事ごとにタイトルやメタディスクリプションを設定できるほか、SEO向けのプラグインを導入すれば、さらに検索順位を上げるための施策を行えます。検索エンジンで上位表示を目指す場合、WordPressのSEO対策機能を活用することで、より効果的なサイト運営が可能です。

デザインテンプレートが豊富

WordPressには、無料・有料のテーマと呼ばれるデザインテンプレートが数多く用意されています。

デザインテンプレートを利用すれば、専門的なデザイン知識がなくても、スタイリッシュなサイトを作成できます。さらに、テンプレートをカスタマイズすることで、オリジナルのデザインに仕上げることも可能です。

WordPress利用者数が多い

WordPressは世界中で広く普及し、情報が豊富で、分からないことがあっても解決しやすいのが強みです。

インターネット上には多数の解説記事やフォーラムがあり、問題が発生した際にも検索すればすぐに答えが見つかることが多いです。

定期的に無料バージョンアップが行われる

WordPressは、セキュリティ対策を含めた定期的なバージョンアップが行われており、常に最新の状態で利用できるようになっています。新機能の追加やバグ修正も行われるため、安全に運用しやすいのが特徴です。

また、更新作業も管理画面からワンクリックで実施できるため、特別な技術がなくても最新のWordPress環境を維持できます。詳しくは、WordPressのバージョンアップとは?をご覧ください。

WordPressのデメリット

WordPressは多くのメリットを持つCMSですが、すべてのケースに適しているわけではありません。運用する中で注意すべき点もあります。ここでは、WordPressを利用する際に気をつけるべきデメリットを解説します。

セキュリティ対策が必須

WordPressは、世界で広く使われているCMSであるため、サイバー攻撃の対象になりやすい側面があります。

特に、古いバージョンのまま運用していると、セキュリティの脆弱性が狙われやすくなるため、定期的なバージョンアップが欠かせません。

また、プラグインやテーマにもセキュリティリスクがあります。公式で提供されていないプラグインや、不正に改ざんされたテーマを使用すると、サイトが乗っ取られたり、不具合が発生する可能性があります。そのため、信頼できる提供元からのもののみインストールすることが重要です。

適切な管理を行えばリスクを最小限に抑えることができますが、セキュリティ対策を怠ると、サイトの安全性が損なわれる可能性があるため、運用には十分な注意が必要です。

詳しくは、WordPressのセキュリティ対策とは?をご覧ください。

提供会社のサポートがない

WordPressはオープンソースのソフトウェアであり、専用のサポート窓口が用意されていません。

一般的な有料CMSやホームページ作成ツールでは、公式サポートが受けられることが多いですが、WordPressでは基本的に自分で問題を解決する必要があります。

もちろん、WordPressは世界的に利用されているため、ネット上には多くの情報があり、トラブルシューティングの方法を検索すれば解決策が見つかることも多いです。しかし、専門的なエラーやカスタマイズの問題は、自己解決が難しいケースもあります。

WordPressを運用する際には、必要に応じて専門知識を持つ人に依頼する、もしくはサポートを提供するサービスを利用することも検討するとよいでしょう。

WordPressの基本機能

WordPressには、サイト運営をスムーズにするための基本機能が備わっています。ここでは、WordPressを活用するうえで重要な機能を紹介します。

ログイン

WordPressの管理画面にアクセスするには、ログインが必要です。WordPressをインストールすると、管理者用のログインURLが設定されます。

ログイン後は、ダッシュボードが表示され、記事の投稿やデザインの変更、プラグインの管理などを行えます。WordPressのセキュリティを強化するために、パスワードを定期的に変更する、ログイン試行回数を制限するプラグインを導入するなどの対策をしておくと安心です。

固定ページ

固定ページは、お問い合わせページや会社概要など、頻繁に変更しないコンテンツを作成するための機能です。

ブログ記事とは異なり、時系列に左右されず、メニューやフッターに設置することが多いのが特徴です。例えば、サービス紹介やプライバシーポリシー、会社概要、アクセスマップなどのページは、固定ページを利用して作成します。

投稿ページ

投稿ページは、ブログ記事やニュースを発信するための機能です。新しい記事を追加すると、投稿日時順に並び、カテゴリーやタグを設定して整理できます。

また、検索エンジンにとっても重要な役割を持っており、適切にキーワードを設定しながら記事を投稿することで、SEO対策としても有効です。

プラグイン

WordPressの大きな特徴の一つがプラグインです。プラグインをインストールすることで、標準機能にはない機能を追加できます。

例えば、SEO対策を強化するプラグイン、お問い合わせフォームを作成するプラグイン、セキュリティを向上させるプラグインなど、さまざまな種類があります。

テーマ

WordPressにはテーマと呼ばれるデザインテンプレートがあり、サイト全体のデザインやレイアウトを簡単に変更できます。

無料・有料のテーマが用意されており、企業サイト向けのシンプルなデザインから、ブログ向けのレイアウト、ECサイト向けのデザインまで幅広く選べます。また、テーマをカスタマイズすることで、オリジナルデザインのサイトを作成することも可能です。

WordPressの始め方

WordPressは扱いやすいCMSですが、適切な準備と手順を理解することで、スムーズに運用を始めることができます。ここでは、WordPressを始めるための基本的な流れを紹介します。

1. ドメインとサーバーを用意する

WordPressを運用するためには、独自ドメインとレンタルサーバーの契約が必要です。

  • 独自ドメイン:サイトのURLとなるアドレスを取得します
  • レンタルサーバー:WordPressのデータを保存してサイトを公開するためのサーバーを契約します

レンタルサーバーにはWordPressの簡単インストール機能が用意されていることが多いため、比較的簡単に導入できます。

2. デザインをどうするかを考える

WordPressでは、テーマを利用することで、デザインを簡単に変更できます。

  • 無料テーマ:WordPress公式サイトには多数の無料テーマがあります
  • 有料テーマ:有料テーマを購入するとより高度なカスタマイズが可能です
  • 制作会社に依頼:制作会社がオリジナルテーマを作成します

3. サーバーにWordPressをインストールする

サーバーの管理画面にログインし、WordPressをインストールします。多くのレンタルサーバーでは、数クリックでセットアップできる簡単インストール機能が提供されているため、スムーズに導入できます。

インストール後、サイトの基本情報を設定し、ログイン情報を保存しておきましょう。

4. 管理画面からログインしてみる

WordPressのインストールが完了したら、管理画面にアクセスし、ログインします。

管理画面では、サイトのデザイン変更、記事の投稿、プラグインの追加などが行えます。操作に慣れることで、スムーズにサイト運営を進めることができます。

5. ホームページを制作する

WordPressの基本的な操作を覚えたら、実際にページを作成してみましょう。

  • 固定ページで必要な情報を作成
  • 投稿ページで記事を追加
  • プラグインを活用して機能を追加

WordPressを活用することで、効率的にサイトを作成・運用できる環境が整います。

WordPressを始めるときの注意点

WordPressは便利なCMSですが、運用するにはいくつかの注意点があります。適切な管理を行わないと、セキュリティリスクやトラブルが発生する可能性があるため、事前に対策を知っておくことが大切です。

カスタマイズには知識が必要

WordPressはテーマやプラグインを活用すれば、デザインや機能を柔軟にカスタマイズできます。しかし、高度なカスタマイズにはHTML・CSS・PHPなどの知識が求められることがあります。

特に、テーマの編集やプラグインの調整を行う際は、誤った設定をするとサイトが正しく表示されなくなることもあるため、慎重に作業することが必要です。

バージョンアップは必ず行う

WordPressは定期的にアップデートが提供されており、新機能の追加やセキュリティ強化が行われます。

バージョンが古いままだと、ハッキングや不具合のリスクが高まるため、常に最新の状態に保つことが重要です。また、テーマやプラグインも同様にアップデートを怠ると、互換性の問題やセキュリティの脆弱性を抱える可能性があるため、管理画面で更新情報を定期的にチェックしましょう。

エラーが起きたら無理に自分で改善しない

WordPressは、テーマやプラグインの不具合、サーバー設定の問題などでエラーが発生することがあります。サイトが真っ白になったり、管理画面にログインできなくなったりするケースもあります。こうしたトラブルが起きた場合、むやみにファイルや設定を編集すると、状況が悪化することがあるため注意が必要です。

トラブルが発生した際は、以下の対応をおすすめします。

  • エラーメッセージを確認する
  • 最近インストール・更新したプラグインを無効化してみる
  • バックアップを取っている場合は復元を試す

フォーラムやサポートサイトを参考にする解決が難しい場合は、専門家に相談することも検討しましょう。

WordPressを使ったホームページ制作の例

WordPressは、その柔軟性と多彩な機能により、さまざまなタイプのホームページ制作に適しています。以下に、WordPressを活用したホームページ制作の具体例をご紹介します。

コーポレートサイトの例

当サイトの画像

コーポレートサイトの事例として、当サイトを紹介します。

当サイトでは、料金表や会社概要などを固定ページとして作成し、サービス案内や制作実績、ブログなどを投稿ページとして運用しています。これにより、企業情報を整理しながら、最新のコンテンツを柔軟に追加できる構造としています。

また、SEO対策としてAll in One SEOプラグインを導入し、各ページごとに独自のメタディスクリプションを設定することで、検索エンジン向けの最適化を行っています。さらに、Googleアナリティクスやサーチコンソールを活用し、定期的な分析と改善を実施しています。

WordPressの拡張性を活かすことで、コンテンツの更新やSEOをスムーズに行うことが可能です。コーポレートサイトを運営するうえで、情報の整理と定期的な更新をしやすい点が、WordPressの大きな強みといえます。

ネットショップの例

ANA・JAL株主優待即納サービスサイトの画像

WordPressは、ネットショップの構築にも活用できます。例えば、ANA・JAL株主優待即納サービスでは、WordPressにECサイト向けプラグインWelcartを導入し、オンライン販売を行っています。

このサイトでは、ANAとJALの株主優待券をメールで即納する仕組みを採用しており、お客様はWordPressの管理画面を使って毎月大量の優待番号とパスワードを登録しています。また、会員登録機能を備えており、リピーター向けの販売もスムーズに運用されています。

さらに、WordPressの安定した動作により、大量のデータを扱う環境でも不具合なく運用が続けられているのも大きなメリットです。

このように、WordPressを活用することで、柔軟なカスタマイズが可能なネットショップを構築し、効率的なサイト運営を実現することができます。

WordPressのまとめ

WordPressは、初心者から経験者まで幅広く利用できるCMSであり、コーポレートサイトやネットショップなど、多様なホームページ制作に活用されています。

無料で使えることや拡張性の高さが大きなメリットであり、プラグインやテーマを活用することで、デザインや機能を自由にカスタマイズできます。一方で、セキュリティ対策やバージョン管理が必要な点もあり、適切な運用が求められます。

WordPressを活用すれば、柔軟で管理しやすいホームページを構築できるため、目的に応じた運用方法を検討することが重要です。

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