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Facebookとは?メリットやデメリット、他のSNSとの違いも解説

Facebookは世界中で利用されているSNSですが、日本国内では使う人が限られてきているという声もあります。使い方がわかりにくい、誰が使っているのか見えにくいと感じる人も多いかもしれません。

このページでは、Facebookの特徴や他のSNSとの違い、個人・企業で使う際のメリットとデメリットについて紹介しています。運用に迷っている方は、目的に合った使い方を見つける参考にしてみてください。

Facebookとは

Facebookは、世界中で利用されている代表的なソーシャル・ネットワーキング・サービスです。2004年にアメリカで誕生し、もともとは大学生同士のつながりを目的にスタートしましたが、現在では一般ユーザーや企業にも広く活用されています。

日本でも一時期は利用者が多く見られましたが、近年では他のSNSの台頭により、誰が使っているのか分からないや使い方が難しいといった声も増えてきました。それでも、Facebookは今もなお、特定の目的を持ったユーザーにとって有効なツールです。

Facebookの特徴

Facebookは、実名での登録や長文での投稿ができる点など、独自の利用スタイルがあるSNSです。ここでは、Facebookを使ううえで知っておきたい主な特徴を紹介します。

実名登録が必須

Facebookの大きな特徴として、実名登録が前提であることが挙げられます。他のSNSのように匿名で気軽に投稿するスタイルとは異なり、実名アカウントの運用が基本となるため、利用者の信頼性が高い傾向にあります。

これにより、現実の人間関係をオンラインでも維持しやすく、ビジネスや地域活動などの用途でも活用されやすい点が特徴です。ただし、実名でのやり取りに抵抗を感じる人もいるため、利用する上ではプライバシー設定や情報公開範囲の管理が重要になります。

利用者が安心して使えるよう、Facebook側でも本人確認や通報システムを整えており、安全性への配慮も進められています。

中高年層に利用者が多い

Facebookは10代・20代といった若年層の利用が減少する一方で、30代以上のユーザーが多くを占める傾向にあります。特に40代以降のビジネスパーソンや地域コミュニティの利用が目立ち、比較的落ち着いたコミュニケーションが行われやすい環境といえるでしょう。

他のSNSに比べて炎上リスクが低く、交流の場として一定のマナーが保たれている点も中高年層に支持される理由の一つです。また、家族や仕事関係のつながりを重視した投稿スタイルが多いため、情報発信や近況報告にも適しています。

長文の投稿が可能

Facebookでは、他のSNSと比べて文字数制限が緩やかで、長文の投稿が可能です。そのため、ひとつの話題を丁寧に掘り下げたい場合や、伝えたい情報が多いときに適したSNSになります。

ビジネスにおいては、製品紹介やイベント報告、活動レポートなど、文章と画像を組み合わせた情報発信がしやすいという利点があります。また、ユーザー側も読みごたえのある投稿を好む傾向があるため、投稿内容の質が高ければエンゲージメントにもつながりやすくなります。

特に専門的な知見をシェアしたい場合や、個人的な体験を共有したい場合には、Facebookの特性を活かした発信が効果的です。

Facebookと他のSNSとの違い

Facebookには、他のSNSとは異なる使われ方があります。ここでは代表的なSNSと比較しながら、Facebookの立ち位置や利用スタイルの違いを解説します。

Xとの違い

Xは、短文投稿を中心としたSNSで、リアルタイム性の高さが大きな特徴です。匿名での利用が一般的で、日常のひとことやニュース、トレンド情報などを気軽に発信・閲覧できる点が支持されています。投稿内容は時系列に流れていき、情報の鮮度が重視されるため、拡散力に優れているのも特徴です。

一方でFacebookは、実名登録を前提とし、投稿もある程度のボリュームを伴うことが多く、個人の近況報告や意見の共有などに適しています。ユーザー間の関係性が濃く、友人や知人との交流を主としたコミュニケーションが行われるため、落ち着いた投稿が多い傾向にあります。

リアルな人間関係を重視したSNSとして、Xとは性質の異なる運用がされています。

Instagramとの違い

Instagramは写真や動画など、ビジュアルコンテンツの投稿に特化したSNSです。視覚的な印象が重視されるため、日常の出来事をおしゃれに発信したい人や、ブランドの世界観を伝えたい企業などに広く活用されています。ストーリーズやリールといった短時間の動画機能も充実しており、若年層を中心に人気があります。

Facebookは、写真だけでなくテキスト中心の投稿も多く、出来事の詳細な説明や考えの共有など、より深いコミュニケーションが可能です。また、イベント作成やグループ機能など、複数人との関係性を育てる機能も備わっています。

Instagramが見る楽しさに特化しているのに対し、Facebookは伝える・つながるに重きを置いたSNSです。

LINEとの違い

LINEは、メッセージアプリとして日本国内で圧倒的な普及率を誇るコミュニケーションツールです。主に家族や友人、職場の人との1対1や少人数のやりとりに使われ、会話感覚の手軽なコミュニケーションが可能です。情報は非公開でやり取りされ、日常的な連絡手段として活用されています。

Facebookは、投稿をタイムラインで広く共有するオープンなスタイルが基本です。情報は友人やフォロワーに公開されることが前提となっており、コメントやいいねなどを通じて交流が行われます。

LINEがクローズドな会話に強い一方で、Facebookはオープンな発信の場として活用されています。

Facebookの主な機能

Facebookには、交流や情報発信に活用できる多くの機能があります。ここでは代表的な機能を紹介します。

タイムライン・ニュースフィード

Facebookの基本機能であるタイムラインとニュースフィードは、ユーザーの投稿や友人のアクティビティが表示される場所です。

タイムラインは自分自身の投稿履歴やプロフィール情報が一覧で表示されるページで、過去の投稿も含めて一貫して管理することができます。

一方、ニュースフィードは他のユーザーやページの投稿がリアルタイムで流れてくるフィードです。ここに表示される情報は、Facebookのアルゴリズムによって最適化され、利用者の興味関心や関係性に応じた投稿が優先的に表示される仕組みになっています。

タイムラインとニュースフィードを使い分けることで、Facebook内での情報収集と発信の両方を効率的に行うことができます。

Facebookページ機能

Facebookページは、企業、団体、ブランド、著名人などが公式に情報を発信するための専用ページです。個人アカウントとは異なり、複数人での運用が可能で、フォローしたユーザーに向けて継続的に情報発信を行うことができます。

企業であれば、新商品やキャンペーンの情報、イベント告知などに活用され、投稿に対するいいねやコメント、シェアを通じてユーザーとの接点を持つことができます。

また、インサイト機能によってページの閲覧数や投稿の反応状況なども分析できるため、マーケティング施策の改善にも役立ちます。ビジネス目的でFacebookを活用したい場合、ページ機能は欠かせない存在です。

Facebookショップ機能

Facebookショップは、商品をFacebook上で紹介・販売することができる機能です。Facebookページにショップタブを設置することで、ユーザーはページ上から商品一覧を確認し、商品詳細の閲覧や外部ECサイトへの誘導が可能になります。

この機能は、特に小規模事業者や個人事業主にとって、手軽にオンライン販売を始める手段として注目されています。Instagramとも連携しており、ビジュアル訴求と組み合わせることで販促効果を高めることもできます。

Facebookショップを活用することで、SNSを単なる情報発信の場としてだけでなく、実際の販売チャネルとして展開することができます。

個人がFacebookを利用するメリットとデメリット

Facebookを個人で利用する場合には、情報の発信や交流においてさまざまな利点がありますが、一方で注意しておきたい点も存在します。ここでは、個人利用におけるメリットとデメリットを整理して紹介します。

メリット

Facebookを個人で利用する最大のメリットは、実名を前提とした信頼性の高いネットワークを築けることです。友人や家族、知人など現実のつながりをそのままオンラインでも維持でき、日常の出来事や近況報告を通じてコミュニケーションを深めることができます。

また、長文の投稿が可能であるため、自分の考えや体験を丁寧に伝えることができるのも魅力です。写真やイベントの共有も簡単にでき、思い出の整理や情報のアーカイブにも向いています。

さらに、同じ興味や趣味を持つ人たちとグループを通じて交流できるなど、趣味仲間とのつながりを広げる場としても活用されています。日常の中であまり会えない相手とも、オンラインでつながり続けられる点も、Facebookならではの利便性といえるでしょう。

デメリット

一方で、Facebookにはいくつかの注意点やデメリットも存在します。

まず、実名での登録が基本であるため、プライバシーの管理には注意が必要です。投稿の公開範囲を適切に設定しないと、意図しない相手にまで個人情報が伝わってしまう恐れがあります。

また、投稿に対するいいねやコメントといった反応が見えるため、他人の評価を気にしすぎてしまう傾向がある点も問題です。特に若年層にとっては精神的なストレスの原因になることもあります。

さらに、投稿のアルゴリズムによっては、情報がすべてのフォロワーに届かないこともあり、情報発信の効果が思うように得られないケースもあります。

Facebookを個人で使う際には、便利さと同時に適切な使い方やプライバシー意識が求められます。

企業がFacebookを利用するメリットとデメリット

Facebookは個人利用だけでなく、企業の情報発信や集客にも活用されています。ここでは、企業視点で見た際の主なメリットとデメリットを紹介します。

メリット

企業がFacebookを活用する最大のメリットは、コストを抑えつつ継続的に情報発信ができる点です。

Facebookページを開設すれば無料で運用を始められ、フォロワーに向けて新商品やキャンペーン情報、イベント告知などを直接届けることができます。また、投稿に対するいいねやコメント、シェアなどの反応から顧客の関心度を把握することも可能です。

さらに、Facebook広告を活用すれば、年齢、性別、地域、興味関心といった詳細なターゲティングができ、効率的な広告配信を実現できます。

企業ブランドの認知向上や、公式サイト・ECサイトへの誘導など、マーケティング施策の一環としてFacebookを位置付ける企業は少なくありません。加えて、Facebookグループやメッセンジャー機能を通じて、既存顧客との関係性を維持したり、コミュニティづくりに役立てたりすることも可能です。

ファンとの継続的な接点を持ちたい企業にとっては、有効な選択肢となるでしょう。

デメリット

一方で、Facebook運用には一定のリソースと戦略が求められます。

投稿の頻度が少なかったり、内容が薄かったりすると、フォロワーの反応が得られにくくなり、効果的な運用が難しくなります。特に他のSNSと比べてユーザーのアクティブ率が低下傾向にある中で、運用方針を定めずに始めると成果が出にくいという課題があります。

また、投稿が表示されるかどうかはFacebookのアルゴリズムに依存するため、フォロワー全員に情報が届くわけではありません。アルゴリズムの変更によってリーチが大きく変動することもあり、継続的な検証と改善が欠かせません。

さらに、Facebookユーザーの中心が中高年層であるため、若年層をターゲットとする場合は他のSNSと併用する必要があります。加えて、運用を外部に委託する場合はコストがかかる点にも注意が必要です。

このように、企業がFacebookを活用する際には、ターゲットや目的に合わせた運用設計と、継続的な改善が重要になります。

企業がFacebookを利用する際の注意点

企業がFacebookを活用する際には、投稿内容や運用体制、分析まで含めた戦略的な取り組みが求められます。ここでは、効果的な運用のために押さえておきたい注意点を紹介します。

他のユーザーとコミュニケーションを図る

Facebookでは、投稿するだけでなく、フォロワーや他のユーザーとの双方向のやりとりが重要です。一方的な情報発信だけではなく、コメントに対して丁寧に返信をしたり、いいねやシェアへのリアクションを心がけたりすることで、ユーザーとの関係性を深めることができます。

特に企業アカウントでは、返信内容がブランドの印象に直結します。誠実な対応を続けることで、信頼感が醸成され、リピーターの増加やクチコミによる拡散にもつながります。コミュニティ形成を意識した運用を行うことが、Facebookの特徴を活かすうえで欠かせません。

運用体制を整える

Facebook運用を成功させるには、継続的に投稿し、コンテンツの質と量を保つための体制が必要です。担当者を明確にしたうえで、投稿スケジュールの策定や内容の企画、コメント対応などのフローをあらかじめ決めておくことで、安定した運用が可能になります。

また、Facebookでは、投稿の表示順位がアルゴリズムによって変動します。アルゴリズムは定期的にアップデートされるため、その変化を継続的に分析・把握することも重要です。表示されにくくなった投稿の傾向や、リーチが伸びた原因を振り返ることで、より効果的な運用につなげることができます。

投稿頻度が不安定だったり、担当が曖昧な場合は、思うような成果が出にくくなるため、リソースの確保と役割分担、そして変化への対応力を持つ体制づくりが欠かせません。

データ分析を行う

Facebookページでは、投稿ごとのリーチ数やエンゲージメント、フォロワーの属性などを確認できるインサイト機能が用意されています。これらのデータを活用することで、どの投稿が効果的だったか、どの時間帯が最も反応が良かったかなどを把握でき、運用の改善に役立ちます。

定期的にデータを確認し、成果の出た投稿の傾向を分析することで、次の施策に活かすことができます。また、広告を運用している場合は、費用対効果の検証も欠かせません。感覚や経験に頼るのではなく、数字をもとにした判断を心がけることが、Facebookマーケティングの精度を高めるカギになります。

まとめ:Facebookの活用は目的と使い方次第

Facebookは、実名制や長文投稿といった独自の特徴を持ち、他のSNSとは異なる使われ方をするプラットフォームです。個人であれば、知人とのつながりを維持したり、日常を丁寧に記録する場として活用でき、企業にとっては情報発信や顧客との関係構築、販売促進の手段として有効です。

ただし、プライバシーへの配慮や運用体制の確保、アルゴリズムの理解といったデメリットもあります。使い方を間違えると期待した効果が得られないこともあるため、目的に応じた適切な運用が求められます。

Facebookを活用すべきか迷っている場合は、ターゲットとする相手や伝えたい内容、リソースは十分かを一度見直してみると良いでしょう。うまく使えば、今でも価値ある情報発信の場として活用できます。

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